歯科矯正をしたいけれど、費用が高額で私には難しいかも……。そう諦めてしまう学生さんは少なくありません。
この記事では、学生(特に大学生)のうちに歯科矯正をしたい人に向けて、分割払いなどで費用負担を抑える方法を解説します。
目次
1.歯科矯正費用はなぜ高いしわかりづらい?
歯科矯正に対して費用が高すぎると感じている人は多いと思います。
また、費用の幅も広く、治療にいくらくらいかかるのか自分では予想を立てづらいです。なぜ歯科矯正はこのような特徴を持つ料金体系になっているのでしょうか。
これは、歯科矯正の多くが保険適用されない「自由診療(保険外診療)」だからです。
歯列矯正は国民保険や社会保険などの公的医療保険が適応されないため、治療にかかる費用は各医療機関が自由に決めることができ、費用に幅が出やすいです。
また、それが理由で平均費用も高くなります。
2.歯科矯正費用の相場ってどのくらい?4つの種類の特徴
大学生の矯正費用は、基本的に大人と変わりません。
矯正費用の違いは、矯正方法や矯正の範囲、歯科医院の料金体系などで異なります。
一般的な矯正方法と、費用の目安について解説します。
関連記事:高校生の歯の矯正の値段は?若いうちに矯正するメリットや、方法別の費用の違いも
方法 | 費用 |
表側矯正(ワイヤー矯正) | 全体矯正:60~130万円程 部分矯正:30~60万円程度 |
裏側矯正(舌側矯正・リンガル矯正) | 全体矯正:100~170万円程度 部分矯正:40〜70万円程度 |
ハーフリンガル矯正 | 全体矯正:80~130万円程度 部分矯正:30〜70万円程度 |
マウスピース矯正 | 全体矯正:60~100万円程度 部分矯正:10〜40万円程度 |
(1)表側矯正(ワイヤー矯正)
表側矯正は、歯の表側にブラケットと呼ばれる金具を貼り、ワイヤーを通して歯を動かす、一般的な矯正方法です。
値段が安く、適応症例が幅広いというメリットがあります。
しかし矯正器具が目立つというデメリットがあり、見た目を気にする大学生の場合はその部分がネックになる可能性があります。
ただ、近年は一般的な金属製のブラケットだけでなく、目立ちにくい白や透明のブラケットやワイヤーも出てきています。
治療の際は、ぜひ検討してみてください。
費用の相場は60~130万円程(※部分矯正の場合は30~60万円)で、矯正期間の目安は2年程度とされています。
関連記事:ワイヤー矯正とは?種類や素材、費用、他治療との比較について解説
(2)裏側矯正(舌側矯正・リンガル矯正)
裏側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着する矯正方法です。
表側矯正と同様に適応症例が幅広い上に、口元を見たときに矯正装置が目立ちません。
そのため、ブラケットが目立つ表側矯正に抵抗がある人に、人気の矯正方法になります。
ただし、表側矯正と比較して医師の技術を必要とする方法のため、費用は高くなります。
歯科医院によっては、裏側矯正に対応していない場合もあるでしょう。
裏側矯正の費用相場は100〜170万円程(※部分矯正の場合は40~70万円)と比較的高いです。
矯正期間の目安は3年程度です。
関連記事:ワイヤー矯正とは?種類や素材、費用、他治療との比較について解説
(3)ハーフリンガル矯正
ハーフリンガル矯正は見た目に配慮した矯正方法です。
目立ちやすい上あご側の歯は「裏側矯正」、下あご側は通常の「表側矯正」を行います。
裏側矯正より費用や期間などを抑えられ、表側矯正より矯正中の見た目が目立たないというメリットがあります。
ただし、上あごと下あごで異なる矯正器具をつけるため、技術を持った歯科医師に相談することが重要です。
矯正費用はクリニックや矯正の範囲により異なりますが、80〜130万円(※部分矯正の場合は30~70万円)が相場になります。
(4)マウスピース矯正
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを用いて歯を動かす矯正方法です。
近年人気を集めている矯正方法で、ブラケットとワイヤーを使う矯正と比較して目立ちづらいという特徴があります。
また、費用が安く、痛みや違和感も少ない矯正方法となります。
マウスピース矯正は通院回数も少ないため、忙しい大学生にとっておすすめの矯正方法とされています。
ただし、矯正治療の効果をしっかりと得るには、1日約20時間装着しなければいけなかったり、装着中は自由な飲食ができなくなることには注意が必要です。
メリット・デメリットをしっかり比較して判断するようにしましょう。
費用相場は、60〜100万円(※部分矯正の場合は10~40万円)で、矯正期間の目安は1〜2年です。
関連記事:マウスピース矯正とは?効果やメリット、ワイヤー矯正との違いを解説
3.歯科矯正でかかるさまざまな費用
歯科矯正にかかる費用について、もう少し具体的に解説していきましょう。
矯正治療の各段階では、次のような費用がかかります。
矯正開始前にかかる費用(2,000円~6万円) | ・カウンセリング料(0~7,000円) ・治療前診断/精密検査料(0~30,000円) ・虫歯、歯周病治療費/抜歯費用(2,000円~30,000円) |
矯正中にかかる費用(10~190万円) | ・矯正装置の費用(10~170万円) ・通院費(3,000~5,000円/回) |
矯正後にかかる費用(4~11万円) | ・リテーナーの費用(30,000~60,000円) ・保定観察費(3,000~4,000円/回) |
関連記事:歯科矯正の値段は?方法別の費用相場や料金、支払方法や控除の仕組みまで解説!
(1)矯正開始前にかかる費用
矯正開始前にかかる費用の相場は2,000円~6万円です。
①初回カウンセリング費用
初回カウンセリング費用は、歯の矯正を始める前の最初のステップです。
矯正が可能かどうかや矯正方法、費用などの説明を受け、気になることを相談できます。
無料で行っているクリニックもあり、無料〜7,000円程度で受けられます。
②治療前診断、精密検査費用
矯正方法やスケジュールなど全体の治療計画を立てるために、治療前に検査を実施します。
【主な検査項目】 ・口の型取り ・レントゲン撮影 ・口や顔を撮影 |
これらの検査結果をもとに専門の歯科医師が診断し、治療計画を立てていきます。 これらの費用は、無料〜3万円が目安です。
一般的に、レントゲン撮影・CT撮影・検査などの精密検査を実施すると費用が高額になります。
③虫歯/歯周病治療費ないし/抜歯費用(2,000円~30,000円)
上記で説明した検査によって虫歯や歯周病などが判明した場合、先に治療が必要となり、その分の治療費が2,000円~3万円ほどかかります。
また、歯を動かすスペースを確保するために抜歯が必要になるケースがあり、その場合追加で費用が発生することになります。
(2)矯正中にかかる費用
矯正中にかかる費用の相場は、10~190万円です。
①矯正装置費用
矯正治療で一番費用がかかるのが、矯正装置を入れてから外すまでの費用です。 装置方法によって金額は大きく異なるため、代表的な矯正方法の相場をご紹介します。
装置の種類 | 費用 |
表側矯正(ワイヤー矯正) | 60〜130万円 (部分矯正の場合:30〜60万円) |
裏側矯正(舌側矯正・リンガル矯正) | 100〜170万円 (部分矯正の場合:40〜70万円) |
マウスピース矯正 | 60〜100万円 (部分矯正の場合:10〜40万円) |
上記費用は目安であり、具体的な金額は歯の状態や矯正方法、クリニックによって変動します。
②装置の調整料
矯正治療は、一度装置をつけるだけで終わりではありません。
矯正治療中は、歯が所定の位置に移動するように、定期的に装置を調整する必要があります。
多くの場合、装置の調整は1~2カ月に一度のペースで行われ、その都度調整料が発生します。
具体的な費用はクリニックによりますが、1回あたり3,000~5,000円が相場です。
(3)矯正後にかかる費用
矯正後にかかる費用の相場は、4~11万円です。
①保定装置費用
矯正装置を外したあとは、歯が元の位置に戻らないように、保定装置(リテーナー)を使用します。
歯には、元の位置に戻ろうとする性質があり、リテーナーを使うことで、正しい状態を維持します。
矯正装置とは別に費用がかかり、3〜6万円が相場です。
②保定料・保定観察料
保定装置を着用したあとは、歯列矯正した状態を長く維持するために、定期的に検診を受ける必要があります。
検診の都度、3,000〜4,000円/回の検診費用が発生します。
4.歯科矯正の支払い方法〜総額制と処置別支払い制〜
矯正費用の支払いシステムは、大きく「総額制」と「処置別支払い制」に分けられます。
(1)総額制(トータルフィー制・総額固定料金制・総額提示方式)
総額制は、最初にすべての費用を見積もり、それを一括、または分割で支払う方法です。
治療を始める前に全体の費用が明確になり、見積もり以上の費用がかかりません。
つまり、矯正期間が延びても追加の費用は発生せず、短くなったとしても費用が安くなるわけではないということです。
注意点として、クリニックによってトータルフィーの範囲が異なります。
保定期間中の費用が含まれていないなど、治療途中までの費用しか含まれていないことがあり、トラブルが発生することがあります。
それを防ぐためにも事前にしっかりクリニックで仕様について確認をすることが重要です。
また、矯正治療は長期間にわたるため、治療途中でクリニックを変えると、支払った費用が戻ってこないこともデメリットになるでしょう。
(2)処置別支払い制(都度払い制・回数制)
処置別支払い制は、ひとつひとつの治療内容(処置)ごとに費用を支払う方法です。
各治療のたびに費用を支払うため、初期費用を抑えられるのが特徴です。
また、治療が短くなった場合や、治療を途中で辞めた場合に、受けた治療分以上のお金を支払う必要がないということがメリットです。
逆に、処置別支払い制の場合、全体の費用を事前に把握しづらいというのがデメリットです。
また、診察や調整の頻度が多い場合や、矯正期間が長期になった場合は、費用負担が大きくなる恐れがあります。
5.大学生が矯正費用を支払う方法
歯科矯正の支払い方法は、大きく4種類に分けられます。
支払い方法 | 特徴 |
一括払い | 全額を初回に支払う |
クレジットカード | 分割払い・リボ払いなどで支払う |
歯科医院による分割払い | クリニックが提供する分割払いプランを使う |
医療ローン(デンタルローン) | 金融機関と契約し、ローンで支払う |
(1)一括払い
一括払いはその名のとおり、全額を初回に支払う方法です。
まとまった資金がある人や、治療期間を問わず一度に支払いたい人におすすめです。
一括払いの大きなメリットは、分割払いやローンのように手数料や利息が発生しないため、全体のコストを抑えられることです。
また、全体的な費用が明確になり、予定以上の費用がかかることがありません。
一方、デメリットは一度に大きな金額が必要になることです。
学生が親御さんなどの援助を受けず、数十万円する矯正治療の費用を一度に準備するのは難しいので、その場合は別の支払い方法を検討しましょう。
メリット | デメリット |
・費用総額が明確になる ・治療開始後の負担がない ・手数料が発生しない |
・まとまった資金が必要 |
(2)クレジットカードによる分割・リボ払い
クレジットカード払いは、クレジットカードを利用して分割払いやリボ払いで支払う方法です。
基本的に金利や手数料が発生しますが、自身の返済計画に合わせられます。
一括払いが難しい大学生にとって、費用負担を軽減できる方法のひとつです。
ただし、クレジットによる分割払い・リボ払いは金利や手数料が発生します。
本来の矯正費用以上にお金がかかってしまうので、それが嫌な場合はおすすめできません。
また、クレジットカード払いそのものに対応していないクリニックもあるため、その点も注意が必要です。
メリット | デメリット |
・自身の返済計画に合わせられる ・ポイントが貯まる |
・ほかの支払い方法に比べて金利が高い ・医療費控除の対象にならない場合がある ・対応していないクリニックがある |
(3)歯科医院による分割払い
歯科医院が提供する分割払いプランを利用するという方法です。多くの場合、低金利または無利息で利用できます。
全額を一度に支払うのではなく、数回に分けて支払えるのが大きなメリットです。
大学生であればまだクレジットカードを持っていない場合もあると思うので、そのような方におすすめの方法となっています。
分割払いのプランを用意しているかは歯科医院によるためも、事前に歯科医院のホームページなどで確認しておきましょう。
メリット | デメリット |
・月々の支払額を抑えられる ・クレジットカードよりも金利や手数料が低い |
・医療費控除の対象にならない場合がある ・対応していない歯科医院もある |
関連記事:矯正治療は分割払いが可能?治療方法と合わせて費用や支払方法を解説
(4)医療ローン(デンタルローン)
医療ローン(デンタルローン)は、金融機関とローンを組んで支払う方法です。
金利や手数料が発生しますが、返済期間や返済額を自由に設定できるのが特徴です。
一般的な消費者ローンと比較して金利が低い傾向にあります。
ただし、ローンは借入金となるので、毎月の返済額や金利、契約期間などをしっかり理解したうえで選択しましょう。
メリット | デメリット |
・月々の支払い金額を抑えられる ・クレジット払いなどよりも金利や手数料が低い |
・医療費控除の対象にならない場合がある |
6.支払い方法別のシミュレーションをhanaraviで解説
それぞれの支払い方法を使った場合、マウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)であればどのように費用を負担するのかをまとめました。
一括払い | ・Basicプラン:30万円(税別) ・Mediumプラン:45万円(税別) ・Proプラン: 60万円(税別) |
hanaraviによる分割払い | ・Basicプラン:1.5万円(税別)×24回→総額:36万円(税別) ・Mediumプラン:3万円(税別)×18回 →総額:54万円(税別) ・Proプラン:3万円(税別)×24回→総額:72万円(税別) |
クレジットカード払い | クレジットカード会社によって手数料などが異なるため、 金額については自身で問い合わせる必要がある |
デンタルローン | ・Basicプラン:3,600円(税別)×91回(年利2.5%)→総額:32万7600円(税別) ・Mediumプラン:4,500円(税別)×113回(年利2.5%)→総額:50万8500円(税別) ・Proプラン:6300円(税別)×106回(年利2.5%)→総額:66万7800円(税別) ※手数料はクリニックにより異なります |
歯科矯正は、歯並びや噛み合わせの度合によって選べるプランが変わります。 自分の費用がどれくらいかかるのか知りたい人は、hanaravi(ハナラビ)の無料相談にお問い合わせください!
7.学生が歯科矯正の費用を抑える5つの方法
学生が矯正費用を抑えたい場合、主に5つの方法を検討してみてください。
(1)保険適用可能な治療かを調べる
矯正治療は自由診療のため、健康保険が適用されることは基本的にありません。
ただし、医師の診断がつく一部の症例では、健康保険が適用されるケースがあります。
具体的には、以下の3つのケースに当てはまる場合は、保険を適用できます。
(出典:矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは|日本矯正歯科学会)
- 「厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常
- 前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)
- 顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)
自分の矯正治療が健康保険の適用になるかは、担当の歯科医師に相談してみましょう。
hanaraviでも無料相談をしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
(2)支払える範囲で矯正する
すべての歯を対象に矯正するのではなく、一部の歯だけを対象にした「部分矯正」は、全体的な矯正治療と比べて費用を抑えられます。
動かす歯が限定的である分、短期間で矯正が終わり、治療の総額も安くなります。
学生のうちは見た目の気になる部分だけを矯正できれば良いという方は部分矯正という選択肢を選ぶのも良いと思います。
また、矯正範囲だけでなく矯正方法を工夫することもできます。
例えば裏側矯正は高額なので、表側矯正やマウスピース矯正を選ぶことで費用を抑えられます。
口腔内の状態によっては、希望の矯正方法が適切でないと診断されるかもしれません。
予算や希望する矯正範囲・方法を歯科医師に伝え、十分に相談しましょう。
(3)クリニックの見積もりを比較する
歯科矯正は自由診療であるため、クリニックによって費用が異なります。
複数で見積もりを取り、費用が安いクリニックを探すのもひとつの手段です。
特に、矯正費用の総額を決めてから治療をしたい人は、費用が明確で比較しやすい総額制を採用している歯科医院がおすすめです。
こちらの記事では、信頼できる矯正歯科を選ぶポイントをわかりやすく解説しています。
クリニックの選び方について、詳しく知りたい人はぜひご覧ください。
(4)分割支払い・デンタルローンを上手に利用する
一括での支払いが難しい場合、月々の負担を抑えられるのが「分割支払い」「デンタルローン」です。
- クレジットカードで分割払い
- 歯科医院による分割払い
- 医療ローン(デンタルローン)
分割払いは金利手数料がかかってしまうというデメリットはありますが、一括払いに必要な費用を貯めるより、早い段階から治療を受けられます。
(5)モニターやキャンペーンを使う
矯正費用を抑える方法として、モニターやキャンペーンを利用する方法があります。
クリニックによっては、矯正の実例紹介や宣伝を目的にモニター募集しています。
モニターに参加するには一定の条件を満たす必要がありますが、その代わりに割引価格で治療を受けられるのです。
また、キャンペーン期間中は通常料金よりもお得に矯正治療を受けられることもあります。
たとえば、「新生活応援キャンペーン」や「学生割引キャンペーン」などを行なっているクリニックがあるかもしれません。
こうした情報は、各クリニックの公式ホームページやSNSで確認しましょう。
ただ、こちらの記事のように過去に歯科矯正で詐欺が起こったケースもあります。
「モニターで治療費が無料になる」などの大幅な割引を宣伝しているクリニックは詐欺である可能性が高いので、十分に注意しましょう。
関連記事:歯科矯正のモニターとは?トラブルに遭わないためのポイントも解説
8.大学生の間に矯正を受けるメリット
歯科矯正を大学生のうちに受けることは、将来的にいくつものメリットがあります。
(1)時間的な余裕がある
社会人と比較して大学生活は自由な時間が多いため、治療に必要な通院のスケジュールを調整しやすい状況です。
その上、大学生であれば平日に通院しやすく、クリニックの予約を取りやすく、スムーズに治療を進めることが可能です。
(2)就職活動に備えられる
歯並びは、第一印象に大きな影響を与えます。
早く矯正を始めることで、就職活動が本格化する前に治療を終えられ、面接の場では美しい歯並びで好印象を与えられます。
また、美しい歯並びは笑顔を引き立て、自信を向上させてくれるため、自信に満ちた表情が好印象を与えてくれるでしょう。
(3)社会人の前に治療が終わる
社会人になると、仕事との両立や休みを取る難しさから、定期的な通院が難しくなったり、治療に対してストレスを感じたりすることがあります。
さらに、矯正治療は数年間にわたることもあり、その期間中は食事や口腔内清掃に制限が出ることがほとんどです。
これらを社会人になってから行うよりも、大学生のうちに終わらせておけば、社会人生活に入ったときの心配やストレスを軽減できます。
9.hanaraviで矯正した人の費用例まとめ
実際に、hanaraviで矯正した人のケースと費用をご紹介します。
※費用はすべて税込です。 ※治療の効果や期間には個人差があります。
(1)すきっ歯の治療例(30万円)
症状 | 正中離開(すきっ歯) |
---|---|
費用 | ¥300,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約6ヶ月 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 男性 |
治療内容 | 11番、21番が正中から離れている為、そこを優先的にマウスピースで動かしてで埋める。 それに伴い上下顎の軽度のガタツキを治療。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。この場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考えられます。先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行います。矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがございます。矯正治療に よって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考えられます。多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
上あご側の前歯が大きく開いている状態を治療した例です。治療期間は約6カ月、総額は30万円(税込)でした。
(2)ガタガタな歯並びの治療(45万円)
症状 | 叢生(前歯のガタツキ) |
---|---|
費用 | ¥450,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約1年 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
治療内容 | 主訴は11番の前突、それによる歯列弓全体に及ぶ叢生をマウスピースを用いて改善。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。この場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考えられます。先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行います。矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがござ います。矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考 えられます。多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
歯並びがガタガタになっている状態を治療した例です。治療期間は約1年、費用総額は45万円(税込)でした。
(3)出っ歯の治療例(45万円)
症状 | 上顎前突(出っ歯) |
---|---|
費用 | ¥450,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約8ヶ月 |
年齢 | 21歳 |
性別 | 女性 |
治療内容 | 11番、21番の前突をマウスピースにて舌側傾斜させて改善。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。この場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考えられます。先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行い ます。矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがございます。矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考 えられます。多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
上あご側の前歯2本が飛び出ていたのを治療した例です。治療期間は約8カ月、費用は45万円(税込)でした。
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