マウスピース矯正DPEARL(ディパール)はどんな症例に対応している?実例と合わせて紹介

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。 https://www.med.oita-u.ac.jp/ https://www.oita-u.ac.jp/
 

マウスピース矯正は、ブランドごとに対応可能な症例が若干異なります。

今回は、マウスピース矯正ブランドのひとつであるDPEARL(ディパール)の対応症例を、実例の写真と合わせて解説します

1. マウスピース矯正DPEARL(ディパール)とは?

DPEARL(ディパール)は、2020年にリリースされた比較的新しいマウスピース矯正ブランドです。

従来の歯科矯正よりもリーズナブルな料金設定で、透明なマウスピースを用いて歯列矯正ができるということで人気を集めています。

矯正治療の期間の目安は約6ヶ月。

矯正治療中は、LINEを活用した「DPEARL support」を通じて治療の進捗状況を確認したり歯科医師に相談できたりします。

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初診による対面診断のあとは、最低限の通院で矯正を行っていただけます。

2. DPEARLは軽度〜中等度の症状に対応可能

不正咬合の代表例

マウスピース矯正のDPEARLは、軽度から中等度の不正咬合(ふせいこうごう・歯並びの悪い状態)に効果的な治療法です

主に対応している症例は、以下の6つです。

(1)出っ歯

「出っ歯」とは、前歯が出ている・または出ているように見える状態のことです。

日本人の約1割が該当するという出っ歯は、主に「骨格性上顎前突(こっかくせいじょうがくぜんとつ)」と「歯槽性上顎前突(しそうせいじょうがくぜんとつ)」の2種類があります。

骨格性上顎前突とは、骨格に問題がある出っ歯のこと。

歯槽性上顎前突とは、骨格に問題はなく、前歯の傾斜による出っ歯のことです。

歯列矯正で治療できる不正咬合は、2つのうちの歯槽性上顎前突(骨格に問題がない出っ歯)が該当します

骨格性上顎前突の場合、成人は顎の骨を切るといった外科手術が必要なケースもあります。

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(2)すきっ歯

すきっ歯は空隙歯列(くうげきしれつ)や正中離開(せいちゅうりかい)とも呼ばれ、歯に隙間ができた状態の歯並びを指します

すきっ歯の原因として考えられるのは、歯の本数が足りないケース、歯が小さく隙間を生んでいるケース、歯と顎のバランスが悪いといったケースなどです。

舌先で前歯を押したり、下唇を噛んだりするクセがある人も、すきっ歯になりやすいといわれています。

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(3)叢生(そうせい)

叢生とは、歯が並ぶスペースが足りないために、歯が重なり合ったり、ねじれたりして生えてくる状態のことです。

歯並びがガタガタの状態を総じて叢生と呼ぶことが多く、八重歯も叢生に該当します。

叢生は奥歯などのかみ合わせが合わないケースも多く、虫歯や歯周病、頭痛や顎関節症の原因になるともされています。

マウスピース矯正DPEARLでは、軽度~中等度の叢生に対応しています。

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(4)開咬(かいこう)

開咬は「オープンバイト」とも呼ばれ、開咬とは、上下の前歯が噛み合わずに開いてしまう不正咬合のことを指します

上下の前歯に隙間があるため、食事や発音などで不便を感じやすいです。

開咬はマウスピース矯正と相性がよい症例とされており、DPEARLも対応しています。

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(5)受け口

受け口は下顎前突(かがくぜんとつ)とも呼ばれ、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態のことを指します

幼児期に受け口が見られても、顎の成長に伴い2歳頃までに50%ほどが自然治癒するといわれています。

3歳以上になっても受け口が治っていない場合、歯科矯正などの治療が必要です。

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(6)過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合は、上の歯が下の歯に深く被さり、噛み合わせが深すぎる状態を指します

正常な噛み合わせの場合、噛んだときに上の前歯が下の前歯の3分の1程度(2~4㎜)覆います。

過蓋咬合では、上の歯が下の歯をほとんど覆ってしまうのです。

噛み合わせが深すぎることで、下の顎の動きが制限されて、顎や奥歯に大きな負担がかかります。

顎関節症のリスクも高い症例のため、早めの矯正治療が大切です。

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hanaraviでは、矯正治療の専門知識が豊富な、専門の歯科医師のみと提携しています。
患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。

3. 実際の症例と費用を紹介(公式ページより)

ここでは、実際にDPEARLを通じて歯並びを治療した事例を紹介したいと思います。(出展:https://dpearl.jp/cases/

(1)叢生を改善(20代女性)

歯と歯の間を削りスペースを作りつつ、マウスピース矯正で前歯の叢生を改善した例です。

(2)すきっ歯の改善(10代男性)

歯と歯の間を削りつつ、マウスピース矯正によってすきっ歯を改善した例です。

(3)過蓋咬合の改善(20代女性)

歯と歯の間を削りつつ、マウスピース矯正によって過蓋咬合(と前歯の叢生)を改善した例です。

hanaraviの特徴
hanaraviでは、矯正開始前に、患者さんの歯をスキャンし、詳細な3Dイメージを制作します。
矯正前から矯正後までの歯の動きを動画で確認することができ、具体的な仕上がりイメージを確認したうえで矯正を始められます。

 

4. DPEARL(ディパール)のマウスピース矯正矯正ができない事例

DPEARL(ディパール)のマウスピース矯正では、一部対応していない症例があります。

具体的な症例は、以下の6つです。

(1)重度の歯周病

マウスピース矯正「DPEARL(ディパール)」は、多くの症例に対応していますが、歯周病が重度の場合は治療が難しい場合があります。

歯周病とは、歯周組織(歯茎、歯根膜、歯槽骨など)に細菌感染が起こり、炎症を引き起こす病気です。

重度の歯周病の場合、歯周組織が大きく破壊され、歯がぐらついたり、抜けてしまうこともあります。

マウスピース矯正は、歯に力を加えて動かすことで歯並びを矯正する方法です。

歯周病が重度の場合は、歯周組織が弱っているため、矯正の際に歯に過度な負担がかかり、歯周病を悪化させてしまう可能性があります。

(2)多くの抜歯が必要

歯並びの状態によっては、矯正治療のために抜歯が必要になる場合があります。

抜歯が必要な本数は歯列不正の程度や、顎の大きさ、歯の大きさなどによって個人差があります。

DPEARL(ディパール)は、軽度から中等度の歯列不正に対応しており、奥歯を動かすことでスペースを作り出す治療も対応しています。

顎が小さく歯を並べるスペースが著しく不足している場合や、重度の叢生で奥歯を動かすだけでは十分なスペースが確保できない場合は、DPEARL(ディパール)での治療が難しいと判断される可能性があります。

抜歯が必要な場合は、ワイヤー矯正や外科手術を併用した矯正治療が適している場合があります。

(3)重度の叢生

DPEARLは軽度の叢生には対応していますが、重度の叢生の場合は対応できないことがあります。

重度の叢生とは、八重歯や歯が前後にガタついている状態が非常に強い、あるいは複合的に起きている歯並びを指します

こうした症状が見られる場合、マウスピース矯正ではなくワイヤー矯正や外科手術が必要になる可能性があります。

(4)混合歯列期(まだ乳歯が残っている場合)

混合歯列期(こんごうしれつき)とは、6歳頃から12歳頃までの期間を指し、この時期は顎の骨の成長が著しく、歯並びが大きく変化する時期です

混合歯列期の矯正治療は、永久歯が生えるスペースを確保したり、顎の成長をコントロールしたりすることを目的とします。

DPEARL(ディパール)のマウスピース型矯正装置での治療は、永久歯が生え揃った状態(およそ12歳以上)で行います。

そのため、乳歯と永久歯が混在している混合歯列期の段階では治療を開始することが難しいです。

(5)インプラントがある

マウスピース矯正は、アライナーと呼ばれる透明なマウスピース型の装置を歯に装着することで、歯全体に力をかけてゆっくりと歯を動かしていく矯正方法です。

しかし、インプラントは顎の骨に埋め込まれており、人工歯根と骨が結合しているため、マウスピース矯正で歯を移動させることが困難だとされています。

(6)外科手術が必要

顎の骨格に問題があり、外科手術が必要なケースでは、DPEARL(ディパール)などのマウスピース矯正単独では治療が難しいケースがあります。

たとえば、受け口や顎が極端に小さいなどの症状は、歯並びだけでなく顎の骨格自体に問題があるため、外科手術と矯正治療を組み合わせた治療が必要です。

hanaravi(ハナラビ)では、さまざまな症例の歯科矯正に対応しています

自分の歯並びがマウスピース矯正に対応しているか気になる方は、ぜひLINEから無料相談へお問い合わせください。

5. DPEARL(ディパール)治療の流れ

DPEARL(ディパール)の治療は、大きく分けて以下の流れで進みます。

(1)LINEから初診予約

DPEARL(ディパール)の治療を始めるには、まずLINEで初診の予約を取りましょう

DPEARLでは、LINE公式アカウントを友だち追加するだけで、簡単に初診の予約が可能です。

(2)クリニックでの対面診断

DPEARLの治療が開始できるかどうかの判断や、治療計画を立てるために、クリニックでの対面診断が必要です。

クリニックでの対面診断では、歯の状態や口腔内のチェックなどが行われます

項目

内容

口腔内写真撮影

口腔内カメラを用いて、歯並びや咬み合わせの状態を撮影します。

レントゲン撮影

歯の根の長さや骨の状態などを確認します。

歯型採取

シリコン製の印象材を用いて歯型を採取し、模型を作製します。

カウンセリング

治療に関する疑問や不安を解消します。

これらの情報をもとに、医師が治療が可能かどうか、治療期間はどのくらいになるのか、費用はどのくらいかかるのかなどを診断します。

(3)プラン確認

DPEARLでは合計5つのプランが用意されており、それぞれ治療期間や費用が異なります。

歯科医師は患者様の口腔内を検査し、歯型やレントゲン写真を撮影し、その結果に基づいて最適な治療プランを提案します。

プラン名

治療期間(目安)

料金(税込)

治療内容

ショートプラン

2~4ヶ月

308,000円

軽度の後戻りなど

スタンダードプラン

4~6ヶ月

429,000円

すきっ歯、軽度の叢生など

ロングプラン

6~8ヶ月

554,400円

中度の叢生、軽度のねじれ、軽度の開咬、過蓋咬合など

ハイブリッドプラン

8〜10ヶ月

693,000円

中〜重度の叢生、反対咬合など

(4)契約・マウスピース矯正治療の開始

契約後、2〜3週間後にマウスピースが作製され、自宅などに送付されます。

その後、マウスピースを装着しての治療を開始します。

治療期間中は、月1回歯科医院へ通院して歯科医師のチェックを受けます。

6. マウスピース矯正はhanaravi(ハナラビ)もおすすめ!

この記事では、マウスピース矯正ブランド「DPEARL」が対応している症例について解説しました。

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矯正経験が豊富な医師が治療を担当するので、安心して矯正ができます。

また、月々3,600円(税抜)※と非常にリーズナブルな価格で歯科矯正を受けられます(※Basicプラン年利2.5%で91回払いの場合)。

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  • 「定額制」で余計な費用負担ナシ
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  • 「矯正後のイメージを見て契約」で、予定通りの矯正を実現
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