マウスピース矯正は「治療している様子が目立たない」「比較的安価で治療を受けられる」など、さまざまなメリットがあります。
一方で、マウスピース矯正にはさまざまなデメリットがあるという声も耳にします。
今回は、そんなマウスピース矯正のデメリットを8つご紹介します。
なお、デメリットの中にはワイヤー矯正と共通しているポイントもあります。
矯正治療を受けようか検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1. デメリット①自己管理が必要
マウスピース矯正では、透明で付け外し可能な矯正装置を用いて治療を行います。
そのため、ワイヤー矯正と比べて矯正装置が目立たず、歯みがきなどのケアもしやすいというメリットがあります。
しかし、付け外しができるからこそ、治療中は「自己管理」がとても大切です。
(1) 1日20時間以上の装着が必要
マウスピース矯正では、1日20時間以上の装着が推奨されています。
なぜなら、マウスピース矯正は装着している時間だけ歯に力が加わり、歯が移動する仕組みだからです。
歯科矯正では、歯に継続的に力を加え続けることで、歯をゆっくりと動かしていきます。
マウスピースを外している間は歯にかかる力がなくなります。
すると、せっかく動き始めた歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こってしまう可能性があるのです。
後戻りを防ぎ、治療計画通りに歯を動かすためには、1日20時間以上の装着時間を確保することが重要です。
1日の生活時間の内訳を考えると、食事と歯磨きの時間以外はマウスピースを装着する必要があると考えてください。
一方、ワイヤー矯正は24時間装着が必要であり、食事や歯みがきで不便を感じやすいです。
それと比較すると、矯正装置が取り外せるという面はメリットでもあります。
(2) 装着時間が不足すると治療期間が延びて費用もかかってしまう
マウスピース装着時間が短いと治療計画に狂いが生じ、治療期間が延びてしまう可能性があります。
1日20時間以上のマウスピース装着が必要にもかかわらず、1日10時間しか装着していなければどうなるでしょう?
当然、治療に必要な期間は大幅に延びてしまい、追加の費用が発生してしまいます。
2. デメリット②定期的なお手入れが必要
マウスピースは、飲食時や歯磨きをする際以外は装着し続けるため、唾液や食べかすなどが付着しやすい状態です。
そのため、マウスピースは定期的なお手入れが必要であり、それを面倒と感じてしまう方もいます。
(1) お手入れを怠ると虫歯・歯周病リスクが上がってしまう
マウスピース矯正中、マウスピースには唾液や食べカスが付着し、細菌が繁殖しやすい環境になります。
そのため、マウスピースのお手入れを怠ると虫歯や歯周病のリスクが高まります。
それ以外にも、歯が黄ばんでしまう、口臭が強くなってしまうなどのトラブルにもつながりやすいです。
マウスピースは必ず、定期的に洗浄するようにしましょう。
ちなみに、虫歯・歯周病リスクが上がるというデメリットはワイヤー矯正も同じです。
ワイヤー矯正の場合、矯正装置を取り外して洗浄することは難しく、ワイヤーによって歯みがき自体の難易度も上がります。
そのため、マウスピース矯正はお手入れや歯のケアをしっかり行えれば、むしろ虫歯・歯周病リスクを最小限に抑えられる治療方法なのです。
(2) マウスピースの洗浄方法
マウスピースの洗浄方法は至ってシンプルです。
-
冷たい水で優しく洗う(歯ブラシを使う場合は毛の柔らかいタイプを使う)
-
マウスピース用洗浄剤を使用して除菌する
これ以外にも、歯科用の超音波洗浄機を使って洗浄するという方法があります。
なお、マウスピースを洗浄する際は、研磨剤入りの歯磨き粉や、熱湯の使用は避けましょう。
マウスピースに傷がつき、変色や変形の原因になる可能性があります。
マウスピースの洗浄方法を歯科医師が解説!注意点やおすすめの洗浄剤も
3. デメリット③マウスピースの紛失・破損リスクがある
マウスピース矯正は、透明で取り外し可能なマウスピース型の装置を歯に装着して歯列矯正を行う方法です。
装置が目立たず、食事や歯磨き時に取り外せるなど多くのメリットがある一方で、マウスピースの紛失や破損のリスクも考慮しなければなりません。
(1) 食事中、歯磨き中など取り外すタイミングで紛失・破損しやすい
マウスピース矯正は、食事や歯磨きの度にマウスピースを取り外す必要があるため、そのタイミングで紛失や破損のリスクがつきまといます。
毎日のことなので、慣れないうちは置き場所を間違えたり、うっかり捨ててしまったりすることもあるでしょう。
また、外出先での食事の際も、取り外したマウスピースを持ち歩く必要があります。
自宅や外出先など、どこでもマウスピースを安全に保管できるケースを用意しておくことが大切です。
(2) 再作成には追加費用がかかる場合も
マウスピースを紛失したり破損したりした場合は、再作成では1万〜数万円程度の追加費用が発生します。
再作成の費用は、クリニックやマウスピースの種類によって異なります。
また、1回の治療で済む場合もあれば、複数回の再作成が必要になる場合もあり、その都度費用が発生します。
マウスピース矯正にかかる費用を抑えるためにも、マウスピースは大切に扱い、紛失や破損を防ぐよう注意することが大切です。
マウスピース矯正の有名ブランド「インビザライン」は、矯正器具を海外から取り寄せる必要があります。
そのため、破損・紛失による治療の中断期間が長くなりがちです。
その点、国内ブランドであるhanaravi(ハナラビ)は国内で矯正器具を製造できるため、治療再開までの期間を短くできます。
※矯正器具の再製作は有料である点はご注意ください。
4. デメリット④歯ぎしりグセがある人には向いていない
歯ぎしりをする癖がある方は、マウスピース矯正治療が難しい場合があります。
マウスピース矯正では、透明なマウスピースを装着して歯に力を加え、少しずつ歯を動かしていきます。
しかし、就寝中などに歯ぎしりをする癖があると、マウスピースに強い力が加わってしまい、破損の原因になる可能性があります。
マウスピースが破損してしまうと、その都度作り直しが必要となり、治療期間が延びてしまうだけでなく、費用もかさむ原因となります。
歯ぎしりの程度には個人差がありますが、強い歯ぎしりがある方は、マウスピース矯正ではなく、ワイヤー矯正を選択する方が適している場合があります。
ワイヤー矯正であれば、歯ぎしりによって装置が壊れてしまうリスクは低いためです。
歯ぎしりの自覚がある方は、マウスピース矯正治療を受ける前に、歯科医師に相談するようにしましょう。
5. デメリット⑤適応できない症例がある
マウスピース矯正は、必ずしもすべての歯並びの問題に対応できるわけではありません。
患者様の歯の状態によっては、治療が難しいケースがあります。
(1) マウスピース矯正での治療が難しいケース
マウスピース矯正での治療が難しいケースとして、以下のような症例が挙げられます。
ケース |
説明 |
---|---|
重度の不正咬合 |
噛み合わせまで含めた治療が必要な歯並びや、歯を大きく移動させる必要がある |
重度の歯周病 |
矯正治療中に歯を動かすことで、既に弱っている周辺組織にさらなる負担をかけ、歯周病を悪化させたり歯の喪失につながる可能性がある |
骨格に問題がある |
顎の骨の形状により、外科手術などの必要がある |
インプラントが多数入っている |
インプラントは骨に直接固定されているため、自歯のように動かすことができない |
埋まっている歯がある |
埋まっている歯がの位置や角度次第で、治療の妨げになってしまう |
永久歯が生えそろっていない |
新たに歯が生えてきたり予想外の生え方をした場合、マウスピースの形状が合わなくなり、予定していた矯正効果が得られなかったり、治療計画の立て直しが生じる可能性が高い |
マウスピース矯正ができないケースとは?適用不可能な例を歯科医師が解説
(2) マウスピース矯正で治療できる代表的な症例
マウスピース矯正は多くの症例に対応した治療方法ですが、比較的「軽度〜中度」の歯並びの乱れに強いとされています。
ガタガタした歯並びや出っ歯、すきっ歯をはじめ、さまざまな症例に対応しています。
具体的にどのような症例に対応しているのか、hanaraviの事例をまとめました。
①すきっ歯
すきっ歯とは、虫歯などではなく自然な状態で歯並びにすき間ができている状態のことです。
前歯などにすきっ歯がみられる場合、周りに与える印象への影響は少なくありません。
症状 | 正中離開(すきっ歯) |
---|---|
費用 | ¥300,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約6ヶ月 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 男性 |
治療内容 | 11番、21番が正中から離れている為、そこを優先的にマウスピースで動かしてで埋める。 それに伴い上下顎の軽度のガタツキを治療。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 この場 合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。 歯を動か すことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考えられます。 先 天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行います。 矯正治療中 に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがございます。矯正治療に よって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考えられます。 多くの場合 は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
症状 | 正中離開(すきっ歯) |
---|---|
費用 | ¥300,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約6ヶ月 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 男性 |
治療内容 | 11番、21番が正中から離れている為、そこを優先的にマウスピースで動かしてで埋める。 それに伴い上下顎の軽度のガタツキを治療。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。この場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考えられます。先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行います。 矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがございます。矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考えられます。多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
②出っ歯(上顎前突)
出っ歯とは、上の前歯が極端に前に突き出している状態です。
歯の生える向きが悪いケースのほか、顎の骨そのものが前に突き出ている「上顎前突」と呼ばれるケースもあります。
症状 | 上顎前突(出っ歯) |
---|---|
費用 | ¥450,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約8ヶ月 |
年齢 | 21歳 |
性別 | 女性 |
治療内容 | 11番、21番の前突をマウスピースにて舌側傾斜させて改善。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 こ の場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。 歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考え られます。 先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行い ます。 矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがござ います。矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考 えられます。 多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
症状 | 上顎前突(出っ歯) |
---|---|
費用 | ¥300,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約6ヶ月 |
年齢 | 21歳 |
性別 | 女性 |
治療内容 | 11番、21番の前突をマウスピースにて舌側傾斜させて改善。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 この場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。 歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考えられます。 先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行います。 矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがございます。. 矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考えられます。多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
③ガタツキ(叢生)
歯と歯の間に隙間が空いてしまう症例を指します。
歯が小さかったり、ねじれ等によってまっすぐ生えていなかったり、といった様々なことが原因で発生します。
症状 | 叢生(前歯のガタツキ) |
---|---|
費用 | ¥450,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約1年 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
治療内容 | 主訴は11番の前突、それによる歯列弓全体に及ぶ叢生をマウスピースを用いて改善。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 こ の場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。 歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考え られます。 先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行い ます。 矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがござ います。矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考 えられます。 多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
症状 | 叢生(前歯のガタツキ) |
---|---|
費用 | ¥300,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約7ヶ月 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
治療内容 | 主訴は11番の前突、それによる歯列弓全体に及ぶ叢生をマウスピースを用いて改善。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 この場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。 歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考えられます。 先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行います。 矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがございます。. 矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考えられます。 多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
6. デメリット⑥歯を削る場合がある
マウスピース矯正では、歯を動かすスペースを作るために歯を削る場合があります。
健康的な歯を削ることに抵抗感を覚えるという方が少なからずいらっしゃいます。
(1) 歯を動かすスペースを確保するため
マウスピース矯正では、歯を理想的な位置に移動させるために、顎の骨の中で歯を少しずつ動かしていきます。
しかし、歯が密集していたり、歯列弓(歯並びのアーチ)の幅が狭かったりする場合は、歯を動かすための十分なスペースがないことがあります。
このような場合、歯を削ることでスペースを作り、矯正治療をスムーズに進めることがあります。
歯を削る処置は「ディスキング」「IPR(Interproximal Reduction:歯間削合)」と呼ばれます。
ディスキングで歯と歯の間のエナメル質をわずかに削ることで、歯を動かすスペースを確保するのです。
(2) 歯を削る範囲は0.5mm程度
マウスピース矯正において歯を削る処置を行う場合、その範囲は1ヵ所につき0.25mm程度とされています。
つまり、両隣の歯のエナメル質を削るため、歯と歯の間に0.5mm程度のスキマが生まれることになります。
0.5mmという数字だけ見ると、歯を大きく削る処置のように思えるかもしれません。
しかし、これはあくまで歯と歯の間をわずかに削る処置であり、歯の大きさや形が大きく変わることはありません。
7. デメリット⑦奥歯の噛み合わせに違和感を覚えることがある
マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を歯列に装着することで、歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。
この矯正方法では、奥歯にかかる圧力によって、治療中に違和感を覚えることがあります。
(1) 矯正期間中に奥歯へ加わる圧力で発生する
マウスピース矯正では、治療中に奥歯に圧力がかかり、一時的に奥歯が噛み合わなくなることがあります。
この状態は 臼歯部オープンバイトと呼ばれます。
マウスピース矯正では、歯全体を覆うマウスピースを装着することで、歯を少しずつ動かしていきます。
この時、奥歯には前歯よりも強い力が加わることがあります。 なぜなら、奥歯は歯根が大きく、歯を動かすための支点となるためです。
また、マウスピース矯正では奥歯を動かす際に、歯茎の方向にも力が加わることがあります。
マウスピースが奥歯の噛む面を常に覆っているため、奥歯を前後左右に動かす際に、噛む力によって歯茎方向に歯が移動してしまうためです。
この減少を「圧下(あっか)」と呼びます。
圧下が発生すると、上下の奥歯が離れていき上手く噛めなくなっていきます。
その結果、前歯しか接触しない状態になり、奥歯に違和感を覚えることがあります。
(2) 違和感は一時的なケースが大半
臼歯部オープンバイトなどで生じる噛み合わせの違和感は、矯正治療中に多くの人が経験しますが、しばらくすると解消するパターンが多いです。
治療を終えてある程度時間を置くと、自然な噛み合わせに戻っていきます。
もしも違和感が強い場合や、長期間続く場合には、我慢せずに担当医に相談するようにしましょう。
8. デメリット⑧歯根の露出リスクがある
マウスピース矯正に限らず、ワイヤー矯正などすべての矯正治療では、歯を動かすことで歯茎が下がり歯根が露出してしまうリスクがあります。
(1) 歯根が露出してしまう原因
歯根(歯根部)とは、歯茎のなかにある歯の「根っこ」の部分です。
マウスピース矯正に限らず、あらゆる矯正治療は歯に少しずつ力を加え続けて歯を移動させます。
しかし、歯を動かす過程で歯が歯茎からはみ出てしまう場合があるのです。
このとき、移動した歯に合わせて歯茎が形成されず、歯茎が下がってしまうことを「歯肉退縮」と呼びます。
歯肉退縮が進んだ結果、歯根があらわになってしまいます。
なお、歯根が露出するリスクは矯正治療が原因とは限りません。
加齢や強すぎるブラッシング、歯周病の影響で歯茎が下がることも原因として挙げられます。
あるいは、口腔内のメンテナンスを行ったことによる腫れの軽減で、そう見えることもあります。
いずれのケースにおいても、歯科医院などでご自身の歯や歯茎の状態を診てもらい、必要に応じて治療を受ける必要があるでしょう。
(2) 適切な治療計画で露出は回避できる
歯根の露出は、歯を動かす速度や方向を適切にコントロールすることで回避できます。
マウスピース矯正では、治療開始前に歯の動きをシミュレーションし、患者さん一人ひとりに合った治療計画を立てます。
この計画に基づき、歯を少しずつ、適切な方向に動かすことで、歯や歯茎への負担を軽減し、歯根の露出リスクを抑えることができるのです。
信頼できる歯科医師の元で、適切な治療計画を立て、治療を進めること。
これこそが、歯根の露出リスクを抑え、安全に歯並びを改善する鍵と言えるでしょう。
矯正歯科の選び方を医師が解説!6つのポイントとよくある疑問も紹介
9. 適切な治療で歯並びを改善したい方はhanaravi(ハナラビ)へ
マウスピース矯正のデメリットを大きく7つ紹介しました。
対応できない症例があるという点を除いて、マウスピース矯正で耳にするデメリットはそのすべてが対処できるものです。
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マウスピース矯正の適切な治療計画を立てられる歯科医院に相談する
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自己管理をサポートしてくれる体制が整っている
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治療期間中のちょっとしたトラブルや悩みにも丁寧に対応してくれる
こうした条件がそろっている歯科医院で、マウスピース矯正を受け、理想的な歯並びを手に入れたい。
そんなご希望がある方は、ぜひhanaravi(ハナラビ)へご相談ください。
hanaraviでは、ワイヤー矯正・マウスピース矯正いずれにも詳しい、厳選された専門の歯科医師とのみ提携しています。
矯正経験が豊富な医師が治療を担当するので、安心して矯正ができます。 また、月々3,600円(税抜)※と非常にリーズナブルな価格で歯科矯正を受けられます(※Basicプラン年利2.5%で91回払いの場合)。
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