「歯列矯正の費用は、月々いくら払えばいいの? 」総額だけでなく、月々の負担額も気になりますよね。
この記事では、歯列矯正の費用の相場や、分割払いを含めた支払い方法、装置の種類別のシミュレーション、医療費控除の活用法まで、分かりやすく解説!
自分に合ったプランを見つけて、理想の歯並びを手に入れましょう。
目次
1. 歯列矯正の費用は月々いくら?平均相場をご紹介
歯列矯正費用の月々の支払額の相場をご紹介します。
(1)【矯正方法・サービス別】治療費総額・月々の支払い額の目安
歯列矯正の費用は、総額だけでなく月々どのくらいかかるのかが気になるところです。
費用の目安を矯正方法・主な矯正サービス別にまとめると以下のようになります。
矯正の種類・サービス |
総額費用の目安 |
治療期間の目安 |
月々のおおよその目安 |
治療費以外にかかる費用 |
---|---|---|---|---|
ワイヤー矯正 |
約50万~160万円 |
1.5年~3年 |
クリニックによる |
クリニックによる |
一般的なマウスピース矯正 |
約30万~120万円 |
1年~2.5年 |
クリニックによる |
クリニック・サービスによる |
インビザライン |
約40万~120万円 |
クリニックによる |
クリニックによる |
・検査料 |
約30万~60万円 |
一括払い、月額支払い、デンタルローン、クレカ分割 |
約3,600円~3.3万円 |
・検査料3,300円(キャッシュバック規定あり) |
|
キレイライン |
約19.8万~66万円 |
現金・振込み、デンタルローン、クレカ支払い(クリニックによる) |
約3,100円~4万円※ |
・初回検診料3,300円 |
ただし、これはあくまでも目安です。
実際の費用は、歯の状態や治療の難易度、使用する装置、治療期間、選んだクリニックなどによって異なります。
また、歯列矯正治療は自由診療のため、同じサービスでも費用が異なる場合があります。
無料カウンセリングなどを利用して、ご自身の希望に合った治療法やクリニックを選び、再診料や処置料等もクリニックによって異なる場合があるため、費用や支払い方法についてしっかりと確認することが大切です。
(2)費用に影響する要因(装置の種類、治療の難易度など)
歯列矯正の費用は、いくつかの要因によって大きく変動します。
もっとも影響が大きいのは、使用する矯正装置の種類です。
大きく分けて、ワイヤー矯正、マウスピース矯正、裏側矯正の3種類があり、それぞれ費用相場が異なります。
装置の種類 |
費用相場 |
---|---|
ワイヤー矯正(表側) |
30万円~130万円 |
ワイヤー矯正(裏側) |
40万円~170万円 |
マウスピース矯正 |
10万円~100万円 |
同じ矯正方法でも、たとえばワイヤー矯正の場合、ブラケットの材質によっても費用が異なり、目立ちにくいセラミックブラケットは、金属ブラケットよりも高くなります。
また、治療の難易度も費用に影響します。
歯並びの乱れが軽度で部分矯正で済む場合は、全体矯正に比べて費用を抑えることができます。
反対に、重度の不正咬合で外科手術を併用する場合は、費用が大幅に増加する可能性があります。
その他、通院頻度や調整費用、追加費用などもクリニックによって異なるため、事前に確認することが大切です。
これらの要因を考慮し、ご自身の予算や希望に合った矯正方法を選ぶようにしましょう。
2. 矯正費用の月々の支払いシミュレーション
- クレジットカード払い
- デンタルローン
- クリニック独自の分割払い
(1)クレジットカードでの分割払いの場合
クレジットカードでの分割払いのシミュレーション例をご紹介します。
【80万円の矯正費用をクレカ分割払いにした場合】
分割回数 |
月々の支払い額(1回目) |
月々の支払い額(2回目以降) |
手数料総額 |
支払い総額 |
---|---|---|---|---|
6回 |
138,440円 |
138,200円 |
29,440円 |
829,440円 |
12回 |
約72,000円 |
71,200円円 |
55,200円 |
855,200円 |
24回 |
約38,920円 |
37,800円 |
108,320円 |
908,320円 |
36回 |
約28,940円 |
26,700円円 |
163,440円 |
963,440円 |
48回 |
約24,240円 |
21,200円 |
220,640円 |
102,0640円 |
※手数料率(実質年率)を12.5%とする
クレジットカード会社によっては、分割払いが利用できない場合や、分割払い可能な回数に制限がある場合があります。
また、分割払いの手数料率はカード会社や契約内容によって異なるため、上記シミュレーションはあくまで参考値としてご理解ください。
ご利用の際は、事前にカード会社にご確認ください。
(参考:日本クレジット協会)
(2)デンタルローンの場合
デンタルローンでの支払い例をご紹介します。
【80万円の矯正費用をデンタルローンで支払う場合】
分割回数 |
月々の支払い額(初回) |
月々の支払い額(2回目以降) |
手数料総額 |
支払い総額 |
---|---|---|---|---|
24回 |
34,360円 |
34,200円 |
20,960円 |
820,960円 |
48回 |
19,020円 |
17,500円 |
41,520円 |
841,520円 |
84回 |
17,980円 |
10,300円 |
72,880円 |
872,880円 |
※ 実質年率を2.5%とする
上記の金額はあくまで目安であり、金利や手数料によって変動します。
デンタルローンを利用する際は、複数のローン会社を比較検討し、自身に合った金利や返済期間のプランを選ぶことが大切です。
また、審査が必要となるため、事前に信用情報を確認しておきましょう。
(参考:https://simulation.aplus.co.jp/simple/)
(3)クリニック独自の分割払いの場合
総額80万円の矯正治療をクリニック独自の分割払いで支払う場合の例をご紹介します。
分割回数 |
月々の支払い額 |
---|---|
12回 |
約66,666円 |
24回 |
約33,333円 |
36回 |
約22,222円 |
※上記はあくまで手数料がかからなかった場合の一例です。月々の支払い額は、実際にはきりの良い金額で調整することが多いでしょう。
クリニック独自の分割払いのメリットは、基本的に金利や手数料がかからない点です。
ただし、クリニック独自の分割払いは、全てのクリニックで提供されているわけではありません。
また、頭金が必要なケースも多いです。
その他、分割回数や支払期間など、クリニックによって条件が異なるため、事前に確認が必要です。
詳細なシミュレーションについては、各クリニックに問い合わせてください。
3. 歯列矯正の主な分割払い方法
歯列矯正の主な分割払いの方法について解説します。
(1)分割払いの種類(医療ローン、デンタルローン、クリニック独自の分割払い)
歯列矯正の費用は高額になるため、分割払いを希望する方が多いです。
分割払いには主に3つの種類があります。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選びましょう。
①医療ローン(デンタルローン)
デンタルローンは、歯科治療専用のローンです。
金利が2.5~8%程度と、比較的低く設定されていることが多く、総額を抑えたい方におすすめです。
多くの場合、提携している金融機関を通して歯科医院で申し込み手続きを行います。
審査が必要となるため、利用開始までに多少時間がかかる場合があります。
②クリニック独自の分割払い(院内分割)
一部のクリニックでは、独自の分割払いプランを用意しています。
デンタルローンと異なり、信販会社を通さないため、審査がなく、すぐに利用開始できるメリットがあります。
ただし、頭金や金利手数料が発生する場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
③クレジットカードによる分割払い
クレジットカードを利用した分割払いも可能です。
お手持ちのカードで支払い回数が調整できるため、手軽で便利です。
ただし、金利手数料は12~15%と比較的高めに設定されている場合が多いので、注意が必要です。
支払い方法 |
メリット |
デメリット |
---|---|---|
医療ローン(デンタルローン) |
比較的金利が低い(2.5~8%程度) |
審査が必要 |
クリニック独自の分割払い |
審査不要な場合が多い、手続きが簡単 |
頭金や金利手数料が発生する場合あり |
クレジットカード |
手軽で便利 |
金利手数料が高い場合あり(12~15%程度) |
それぞれのメリット・デメリットを比較し、ご自身の状況に合った支払い方法を選択しましょう。
分割払いについて詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
矯正治療は分割払いが可能?デンタルローンや手数料・利息などについても解説
(2)分割払い時の注意点(手数料、金利、審査など)
分割払いは、歯列矯正費用を一括で支払うのが難しい方にとって便利な支払い方法ですが、いくつか注意点があります。
-
金利手数料や頭金が必要な場合がある
-
審査が必要な場合がある
-
分割回数が多いと支払い総額が多くなりやすい
①金利手数料や頭金が必要な場合がある
まず、分割払いには手数料や金利が発生する場合があります。
医療ローンやデンタルローンは、ローン会社によって金利や手数料が異なります。
一般的には年利2.5~8%程度ですが、契約内容をよく確認することが大切です。
クリニック独自の分割払いの場合、金利がかからない場合もありますが、頭金が必要だったり、分割回数に上限があったりするケースもあります。
クレジットカードの分割払いも、カード会社や分割回数によって金利や手数料が異なるため、事前に確認が必要です。
②審査が必要な場合がある
分割払いの利用には、審査が必要となる場合があります。
医療ローンやデンタルローンでは、信用情報機関への照会が行われ、過去の支払い状況などが審査されます。
クレジットカードの分割払いも、カード会社による審査があります。
審査に通らない可能性もあるため、事前に確認しておくことが重要です。
③分割回数が多いと支払い総額が多くなりやすい
分割回数についても注意が必要です。
分割回数が多ければ月々の支払額は少なくなりますが、支払期間が長くなるほど金利や手数料の総額も増加します。
無理のない範囲で分割回数を設定することが大切です。
4. 一括払いと分割払いの比較|メリット・デメリット
歯列矯正の費用は高額になりがちです。
そのため、一括で支払うか分割で支払うかは、矯正治療を始める上で大きな決断となります。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身にあった支払い方法を選びましょう。
【一括払いと分割払いの比較表】
項目 |
一括払い |
分割払い |
---|---|---|
メリット |
総費用が安い、総額を把握しやすい |
月々の負担が少ない、初期費用を抑えられる |
デメリット |
初期費用が高額、まとまった資金が必要 |
総費用が高くなる場合がある、金利・手数料が発生する |
適している人 |
まとまった資金がある人、総費用を抑えたい人 |
月々の負担を抑えたい人、初期費用を抑えたい人 |
(1)一括払いのメリット・デメリット
一括払いのメリットは、金利や手数料がかからないため、総額費用を抑えることができる点です。
また、一度に支払いを済ませることで、治療費の総額を明確に把握しやすくなります。
ただし多くの場合、再診料や処置料、調整料などの追加費用がかかるため、一括払いをしていても月々の費用が発生することもあります。
(2)分割払いのメリット・デメリット
分割払いは月々の支払額を抑えられるため、高額な矯正費用を一度に支払うのが難しい方にとって、治療を受けやすくするメリットがあります。
しかし、分割回数によっては金利や手数料が発生し、総費用が一括払いよりも高くなる可能性があります。
また、ローンによっては審査が必要な場合もあります。
それぞれの支払い方法のメリット・デメリットを比較し、ご自身の経済状況やライフプランに合わせて最適な方法を選びましょう。
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5. 月々の費用を抑えるためのポイント
月々の費用を抑えるためには、クリニック選びが重要です。
ここでは4つのポイントをご紹介します。
-
無料カウンセリングを活用する
-
複数のクリニックで見積もりをとり比較する
-
治療費以外の費用にも注意する
-
医療費控除を活用する
-
安さや手軽さだけでクリニックを決めない
(1)無料カウンセリングを活用する
歯列矯正を検討する際には、まず無料カウンセリングを活用しましょう。
多くのクリニックで無料カウンセリングを実施しており、気軽に相談できます。
カウンセリングでは、自分の歯並びの悩みや治療への希望を伝えることができます。
また、クリニックの雰囲気や歯科医師との相性なども確認できる良い機会です。
無料カウンセリングでは、以下のような内容について説明を受けることができます。
無料カウンセリングで聞けること |
内容 |
---|---|
現在の歯並びの状態 |
口腔内写真やレントゲン写真などを用いて、歯並びの状態を詳しくチェック |
適切な治療方法の提案 |
患者さんの希望や歯並びの状態に合わせた治療方法を提案 |
治療期間 |
どのくらいの期間で治療が完了するかの目安 |
治療費用の目安 |
総額の費用や分割払いの方法などの説明 |
その他 |
気になることがあればカウンセリング時に聞くのがベスト |
無料カウンセリングを受けることで、治療内容に対する不安や疑問を解消できます。
また、複数のクリニックのカウンセリングを受けることで、比較検討し、自分に合ったクリニックを見つけることができます。
(2)複数のクリニックで見積もりをとり比較する
複数のクリニックで見積もりを取得し、比較検討することは、歯列矯正治療を始める上で非常に重要です。
複数の見積もりを比較することで、治療内容と費用のバランスがとれた最適なクリニック選びに繋がります。
ただし、クリニックの規模や設備、医師の経験や専門性なども費用に影響する可能性があり、安いから良いとは一概にいえません。
費用面だけでなく、医師の専門性や治療方針、クリニックの雰囲気、通いやすさなども考慮しながら、総合的に判断することが大切です。
無料カウンセリングなどを積極的に活用し、疑問点や不安な点を解消しておきましょう。
複数の医師の意見を聞くことで、より多角的な視点から治療方針を検討できます。
(3)治療費以外の費用にも注意する
歯列矯正では、治療費以外にも様々な費用が発生する可能性があります。
事前に確認しておかないと、予算オーバーになってしまうかもしれません。
治療費以外の費用として想定されるものには、以下のようなものがあります。
①カウンセリング費用
無料の場合もありますが、クリニックによっては3,000円~10,000円程度かかる場合があります。
②精密検査・診断費用
レントゲン撮影や歯型採取など、精密検査にも費用がかかります。
検査費用と診断費用を合わせて、3,000円~50,000円程度かかる場合があります。
③調整費用
ワイヤー矯正では、月に1回程度の調整が必要です。
調整費用は、3,000円~10,000円程度が相場です。
④装置の修理・交換費用
装置が破損した場合、修理または交換が必要になります。
費用は、矯正方法やクリニックによって異なります。
⑤通院費用
矯正治療中は、ほとんどの場合定期的に通院する必要があります。
その際、「再診料」や「診察料」などといった名目で3,000~6,000円程度かかる場合があります。
必要な通院頻度や通院にかかる交通費なども考慮しておきましょう。
⑤保定装置費用
歯列矯正が完了した後、後戻りを防ぐために保定装置(リテーナー)を使用する必要があります。
矯正方法に関わらず、期間は約1~2年ほどです。
保定装置にも費用がかかり、多くの場合治療費には含まれていません。
リテーナーの種類やクリニック、矯正サービスによっても費用が異なりますが、1セット1万円~6万円程度が相場です。
また、保定期間中も通院が必要なクリニックもあるので、事前に確認しておきましょう。
(4)医療費控除を活用する
歯列矯正で支払った費用の一部が戻ってくる可能性がある医療費控除が活用できるケースもあります。
医療費控除とは、1年間で支払った医療費が一定額を超えた場合に、その超過分を所得から控除できる制度です。
控除額が増えれば、所得税が軽減され、結果として税金の還付を受けることができます。
歯列矯正が医療費控除の対象となるかは、治療目的によります。
見た目を美しくするためだけの矯正は対象外ですが、噛み合わせの改善など、機能的な問題を解決するための矯正であれば、医療費控除を申請できます。
医療費控除を受けるためには、確定申告が必要なので注意しましょう。
医療費控除は、歯列矯正費用を抑える上で有効な手段です。
控除額の計算方法、適用条件など詳しいことが知りたい人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。
歯科矯正で医療費控除は適応できる?条件や申請・計算方法を徹底解説!
(5)安さや手軽さだけでクリニックを決めない
歯列矯正は費用も時間もかかる治療です。
失敗してしまえば、さらに費用や時間がかかる可能性もあります。
そのため、安さや手軽さだけでクリニックを決めてしまうと、後々後悔するかもしれません。
信頼できるクリニックを見つけるには、複数のクリニックを比較検討することが大切です。
無料カウンセリングなどを利用して、医師やスタッフの対応、治療方針、費用などを確認しましょう。
「クリニックの選び方がわからない」という方は以下の記事も参考にしてみてくださいね。
矯正歯科の選び方を医師が解説!6つのポイントとよくある疑問も紹介
6. 月々の支払い額を抑えて質の高い治療を受けたいならhanaravi(ハナラビ)
月々の費用を抑えつつ質の高い歯列矯正治療を受けたい方には、hanaravi(ハナラビ)がおすすめです。
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プラン名 |
月額費用(税別) |
総額費用(税別) |
矯正期間の目安 |
---|---|---|---|
Basic |
3,600円~ |
30万円 |
5〜7ヶ月 |
Medium |
4,500円~ |
45万円 |
7〜10ヶ月 |
Pro |
6,300円~ |
60万円 |
8〜18ヶ月 |
費用を抑えられる理由として、最新技術を導入したマウスピースの量産体制が挙げられます。
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