インビザラインの矯正治療は、歯全体を動かす場合、2〜3年と長い治療期間が必要です。
そんな治療期間を短くできるとされているのが、「加速装置」と呼ばれる補助装置です。
この記事では、加速装置の種類や特徴、メリット・デメリットを解説します!
目次
1. インビザラインの加速装置とは?
インビザラインの加速装置とは、インビザラインによるマウスピース矯正治療において、歯の移動を促進させることを目的とした補助装置です。
インビザライン単独での治療よりも、治療期間の短縮や痛みの軽減といった効果が期待できます。
なお、加速装置は他のマウスピース矯正やワイヤー矯正でも使用可能です。
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2. インビザラインの加速装置の種類と特徴
インビザラインの加速装置には、主に光加速装置と振動加速装置の2種類があります。
(1)光加速装置
光加速装置とは、近赤外線光を活用した矯正治療の補助装置です。
PBMオルソ社が開発した「PBMヒーリング」「オルソパルス」という製品が有名で、「スピード矯正」と呼ばれることもあります。
なお、オルソパルスは2019年より日本での販売を中止しています。
光加速装置は、歯周組織に近赤外線光を照射することで、組織の細胞を活性化させるのが特徴です。
これにより、歯を支える歯槽骨の代謝が促され、歯の動きがスムーズになります。
通常のマウスピース交換期間(1週間~10日程度)が最短で3日になるなど、治療期間を最大で半分に短縮できる可能性があります。
また、光加速装置で照射される近赤外線光は炎症を抑制する効果があり、マウスピース装着時の痛みを軽減することが期待できるとされています。
利用方法は簡単で、1日8分間、マウスピース型の装置を口に装着し、上下の顎にそれぞれ4分間ずつ光を当てるだけです。
自宅で好きな時間帯に使用できるため、継続しやすいというメリットもあります。
(2)振動加速装置
振動加速装置とは、インビザラインの装着時に併用する機械です。
歯や歯周組織への振動刺激によって歯の移動を促進させる効果が期待されています。
振動加速装置を使用すると、歯の移動に関わる細胞が活性化され、治療期間の短縮につながるとされています。
その結果、通常7日間で交換するアライナーを最短5日間で交換できるようになるケースもあるようです。
また、歯全体に振動が加わることで、矯正治療に伴う痛みや不快感を軽減する効果も期待できます。
3. インビザラインの加速装置を使用するメリット
インビザラインの加速装置を使用することで、大きく2つのメリットが得られます。
(1)治療期間を短縮できる
インビザラインをはじめ、矯正治療は2〜3年程度かかることが多いなど、長い期間が必要です。
しかし、インビザラインと加速装置を併用することで、治療期間を短縮できる可能性があります。
仮に、マウスピースの交換頻度が1週間に一度から3日に一度と半分以下になれば、1年かかるはずの治療期間が約半年にまで短くなります。{
(2)痛みを軽減できる可能性がある
インビザラインは、ワイヤー矯正と比較すると痛みが少ないとされていますが、歯が移動する際に痛みを感じる方もいます。
痛みには個人差があり、全く感じない方から強い痛みを感じる方までさまざまです。
痛みを感じる原因は、マウスピースによる歯への圧力や歯の移動による歯根膜への刺激です。
これらの刺激が炎症を引き起こし、痛みとして感じられます。
光加速装置には近赤外線光を照射する機能がありますが、近赤外線には生体組織の治癒を促進し、炎症を抑制する効果が期待されています。
このため、加速装置を使用することで、歯の移動に伴う痛みを軽減できる可能性があります。
患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。
4. インビザラインの加速装置を使用するデメリット
インビザラインの加速装置は、治療期間の短縮や痛みの軽減といったメリットがある一方で、デメリットも存在します。
導入を検討する際には、メリットだけでなくデメリットについても理解しておきましょう。
(1)追加費用が必要になる
加速装置はインビザライン治療とは別のオプション扱いとなるため、装置自体のコストが発生します。
費用の目安としては、光加速装置が約50,000円〜約150,000円、振動加速装置の場合は約20,000円〜約70,000円とされています。
インビザライン治療全体の費用に加えて、さらに加速装置の費用も負担する必要があるため、総額の費用をよく検討する必要があるでしょう。
(2)継続して使用しないと効果が得られにくい
インビザラインの加速装置の効果を十分に得るためには、継続的な使用が不可欠です。
毎日決まった時間使用する必要があるため、使用を中断してしまうと効果が薄れてしまう可能性があります。
PBMヒーリングは、上下の顎にそれぞれ4分間ずつ、合計8分間装置を口に装着しなくてはなりません。
1日8分だけなので大した時間はかかりませんが、忙しいなどの理由でサボってしまうと、その分だけ治療が長引いたり余計な治療が発生したりします。
(3)すべてのクリニックが取り扱っているわけではない
インビザラインの加速装置は、すべての歯科クリニックで導入されているわけではありません。
導入しているクリニックが限られているため、通院できる範囲のクリニックの中から、さらに絞り込みが必要になります。
(4)通院頻度が多くなるなど手間が増える
インビザラインの加速装置を使用する場合、通院頻度や手間が増える可能性があります。
これは、加速装置によって歯の動きが速くなるため、治療計画からのズレが生じた場合、そのズレが通常よりも早く進行してしまうからです。
また、加速装置を使用すると、マウスピースの交換頻度が1〜2週間ごとなのが3~5日ごとになるため、通院頻度もそれに合わせて増加する可能性があります。
これらの手間を許容できるかどうかは、個々のライフスタイルや治療への意識によって異なります。
加速装置を使用する際は、これらの点も考慮に入れて判断することが重要です。
初診による対面診断のあとは、最低限の通院で矯正を行っていただけます。
5. インビザラインの加速装置を使用する際の注意点
インビザラインの加速装置を使用するうえで、次の3点には十分注意しましょう。
(1)マウスピースを正しく装着する
加速装置による効果を最大限発揮するには、インビザラインを正しく装着することが必須です。
インビザラインの矯正装置は、1日20時間以上の装着が推奨されています。
基本的に、「食事と歯磨き以外はずっと装着しておく」と覚えておきましょう。
(2)加速装置の使用方法を正しく理解する
安全かつ効果的に使用するためにも、正しい使用方法を理解することが重要です。
PMBヒーリングの場合は、上下の顎にそれぞれ4分ずつ、1日8分装着するようにします。
いずれの装置も、使用時は優しく噛み、強く噛み締めすぎないように注意してください。
また、加速装置は医師やメーカーが推奨するお手入れ方法でメンテナンして、衛生面にも配慮するようにしましょう。
(3)異常を感じたら歯科医師に相談する
加速装置を使用中、次のような違和感を覚えた場合は、すぐに視界医師へ相談してください。
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装着しているときに痛みを覚えるようになった
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加速装置を使い始めてから、口の中の腫れや出血が増えた
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装着時間を守っているのに、マウスピースの違和感が強い
これらの症状は、加速装置やマウスピースが合っていない、歯肉炎、虫歯、アレルギー反応など、さまざまな原因が考えられます。
自己判断で放置せず、必ず専門家の指示を仰ぎましょう。
なるべく早く医師に相談することで、症状の悪化を防ぎスムーズに治療を進めることができます。
また、治療期間の延長や追加費用が発生するリスクも軽減できます。
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6. 自分の治療期間が気になる人はhanaravi(ハナラビ)へ
加速装置は治療の短縮に大きな効果を発揮するとされる一方、料金の高さや効果に個人差がある、導入クリニックが少ないなどさまざまなデメリットがあります。
矯正治療で加速装置を検討している場合は、今回紹介したポイントを参考にしてみてください。
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