芸能人の稲垣飛鳥さんのブログで、娘さんが歯科矯正で永久歯を4本抜いたことが話題になりました。
「永久歯を抜くなんて…」「費用はどれくらいかかるの？」など、抜歯矯正に不安を抱く親御さんも多いのではないでしょうか。
今回は、稲垣さんの体験談を交えながら抜歯矯正について解説します。
目次
1. 娘さんの矯正で抜歯が必要に
稲垣さんはブログにて、「うちは息子も娘も歯科矯正をしています。完全に遺伝で私の母、私、私の妹みんな矯正っ子」と説明。
息子さんは小学4年生、娘さんは小学1年生から治療をスタートしたと明かしました。
息子さんは永久歯を抜かない歯科矯正を実施した一方、娘さんは抜歯が必要になり、トータル費用が通常料金の55万円からプラス85万円になったとコメント。
娘さんは2本の歯を抜歯し終えた後、ワイヤー矯正による治療を開始するとのこと。ブログでは「高校生までにに歯並びをよくしたいって言ってるのでなんとか間に合えばいいな～って思います」とつづりました。
患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。
2. 矯正治療で抜歯が必要になるのはどんなとき？
歯科矯正において、抜歯（ばっし）は健康な歯を抜いて歯をきれいに並べるスペースを空けるために行います。
歯科矯正で抜歯が必要になるケースは、次の4つに分類できます。
（1）顎が小さく歯を並べるスペースがない
顎が小さい場合、歯科矯正で正しい位置に歯を並べることが難しく、歯並びがガタついたり口元のシルエットがくずれてしまったりします。
抜歯によって隙間を作ることで、歯を正しい位置に並べやすくするのです。
（2）上下の噛み合わせが悪い
出っ歯（上顎前突）や受け口（反対咬合・下顎前突）、ガタツキが大きいといった症例は、歯のかみ合わせが悪くなりやすいです。
出っ歯の場合は上2本、受け口の場合は下2本の歯を抜歯し、空いたスペースを利用して噛み合わせを整えることがあります。
（3）親知らずが歯並びを悪化させたり矯正の邪魔になったりしている
歯並びを悪くする存在として特にやっかいなのが「親知らず」です。
親知らずが斜めに生えていたり横に生えていたりすると、他の歯を押すようになり歯並び全体が悪化してしまいます。
また、親知らずが歯茎の中に埋まっているように生えている場合もあり、それが矯正の邪魔をすることもあります。
こうしたケースでは、事前に親知らずを抜歯してから歯科矯正を開始する場合があります。
（4）抜歯しないと口元が膨らむ可能性がある
歯の大きさに対して顎が小さい人の場合、歯科矯正すると歯が口内から皮膚を押し出すような状態になりやすいです。
すると、食べ物を口に含んでいるときのように、口元が膨らんでしまう場合があります。
この状態を「口ゴボ」と呼びます。
口ゴボを避けるため、あらかじめ抜歯をすることで歯を正しい位置で並べられるようにすることがあります。
3. 抜歯矯正のメリット・デメリット
抜歯矯正にはいくつかのメリット、デメリットがあります。
まず、メリットは抜歯によって歯並びや口周りの印象を大きく改善できる可能性があることです。
抜歯を伴う矯正治療では、口元が引っ込みEライン（鼻先と顎先を結んだ線）が整いやすくなるとも言われています。
歯を移動させるのに十分なスペースを確保しやすいため、治療をスムーズに進められます。
一方、抜歯矯正では健康的な歯を抜くため、精神的に抵抗があるという人もいます。
抜歯そのものの費用・期間も必要となるため、全体的な治療期間が長くなりがちです。
痛みや腫れといった負担もあるため、歯科医師から十分に説明を受けたうえで、抜歯をするかどうか考えていきましょう。
4. 抜歯による矯正治療が気になる人はhanaravi（ハナラビ）へ
抜歯矯正は、歯並びや噛み合わせを改善するための有効な治療法です。
メリットだけでなくデメリットも理解した上で、専門医とよく相談し、自分に合った治療法を選択するようにしましょう。
矯正治療や抜歯を伴う治療に関心がある人は、ぜひhanaravi（ハナラビ）へお問い合わせください。
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