藤田ニコルさんが歯を矯正して話題に。セラミック矯正のメリット・デメリットは?

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。 https://www.med.oita-u.ac.jp/ https://www.oita-u.ac.jp/
 

2022年、SNSでセラミック矯正を受けて歯並びをキレイにしたことを発表した、「にこるん」こと藤田ニコルさん。

この報告に、ファンや歯科医師からさまざまな声が上がり話題となりました。

この記事では、藤田ニコルさんがセラミック矯正を選んだ理由や、セラミック矯正のメリット・デメリットなどを詳しく解説します

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目次

1. 藤田ニコルさん、前歯6本をセラミック矯正でキレイに

藤田ニコルさんは、2022年10月に自身のSNSで前歯のセラミック治療を受けたことを公表しました。

当時はテレビ番組内で実際のビフォーアフター写真も公開され、大きな反響を呼びました。

藤田ニコル、セラミックの前歯を短くし下の歯6本もセラミックに変えたことを報告「大満足です!」

※出典:藤田ニコル、セラミックの前歯を短くし下の歯6本もセラミックに変えたことを報告「大満足です!」|ABEMA TIMES

(1)藤田ニコルさんはどんな治療方法を受けたの?

藤田ニコルさんは、自身のSNSやテレビ番組で、セラミック治療を受けたことを公表しています。

具体的には、前歯をセラミッククラウンにしています。

最初に治療を受けたのは19歳の時で、前歯2本のセラミック治療を行ったそう。

この時は元の歯並びを活かし、歯の大きさをあまり変えない治療でした。

しかし、CM撮影などで歯並びをレタッチされた経験から、歯並びへの意識が高まり、改めて前歯2本を短くするセラミック治療を決意。

その後、さらに4本の歯をセラミッククラウンにする治療を行い、合計6本の歯がセラミッククラウンになりました。

(2)なぜセラミック矯正を選んだのか?

藤田ニコルさんが、歯列矯正ではなくセラミック矯正を選んだ最大の理由は「時間」でした 。

一般的な歯列矯正は何年もかかる場合が多いのに対し、セラミック治療は比較的短期間(数ヶ月程度)で見た目の変化を得られます 。

歯科矯正について、藤田ニコルさんは次のようにも発信しています。

「芸能生活考えた時に、今売れてる時に綺麗じゃないと意味がない」

「2年後に出来上がっても仕事なくなってたら私の場合意味がない」

変化の激しいエンターテインメント業界で活動する彼女にとって、即時性が何よりも重要であったことが、この発言から伝わります。

さらに彼女は、「芸能人なので自分のビジュアルがお仕事道具。だから歯が大事」とも語っています。

芸能人の仕事は、雑誌撮影での微笑みを求められるなど自分の容姿、特に笑顔が仕事の質や機会に直結します。

藤田ニコルさん自身、歯列矯正の方が長期的に見て自分の歯にとっては良いかもしれないと考えていました。

それでも、現在のキャリアを最優先したいという判断から、セラミック矯正を選択したのです。

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2. セラミック矯正に対する世間の反応

藤田ニコルさんがセラミック矯正を行ったことについて、世間からは様々な反応がありました。

(1)キレイになった!可愛くなったとポジティブな意見

藤田ニコルさんがX(旧Twitter)で歯を矯正したことを公表すると、ファンからはさまざな声があがりました。

「一気に垢抜けた」

「歯並びでこんなに印象変わるんだ!」

「前から可愛かったけど、もっともっと素敵な笑顔になったね」

「可愛さより綺麗さになった」

テレビ番組では実際のビフォーアフター写真も公開され、その変化をポジティブに受け止める人が多かったようです。

(2)セラミック矯正に対するネガティブな意見も

藤田ニコルさんのセラミック矯正公開に対し、肯定的な意見が多い一方で、否定的な意見も見られました。

批判の多くは歯科医師からのものでした。

「影響力のある人の発信だからこそ、今後セラミック矯正を検討する人は注意が必要」という意見が多かったようです。

この発言の背景には、セラミック矯正が他の歯科矯正とは異なることが関係します。

セラミック矯正はスピーディに歯並びをキレイにできる反面、注意点が多いのです。

【セラミック矯正の注意点】

  • 健康な歯を削る必要がある

  • 神経を抜く可能性がある

  • 被せ物の破損リスクがある

  • 費用が高額になりがち

こうしたデメリットを理解した上で、セラミック矯正を選択する必要があります。

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(3)世間の反応に対する藤田ニコルさんの反応

藤田ニコルさんがセラミック矯正治療を受けたことを公表した後、SNS上で様々な意見が寄せられました。

肯定的な意見だけではなく、歯科医師からの批判的な意見も多くありました。

こうした批判に対し、藤田ニコルさんはSNSやラジオなどで反論しています。

「別にどうでも良くない?」「私の歯なんだから好きにさせてよ」と、一部の意見に不快感を示した彼女。

その上で、セラミック矯正が長年の悩みから解放してくれたことや、今の結果に満足していることを強調しました。

「歯並びがコンプレックスだった私の人生を変えてくれた」

「20歳からずっと悩んでやっと綺麗になった歯」

一方で、セラミック矯正を公表したときに自分の言葉が足りなかったことにも触れた藤田ニコルさん。

「私は治療を覚悟してやったけど、みんなはマネしないでね、と付ければ良かった」と、自分の言動を振り返る発言もありました。

その後、藤田ニコルさんはセラミック矯正に関連する投稿を削除しました。

3. 芸能人に人気のセラミック矯正とは?

セラミック矯正は歯の表面を薄く削り、セラミック製のクラウンやベニアといった人工歯を被せることで、歯並びや歯の色を改善する治療方法です

比較的短期間で歯並びを改善できることから、芸能人の間でも人気があります。

(1)セラミック矯正の特徴

セラミック矯正はクイック矯正とも呼ばれ、その名前の通り早く治療が済むことが大きなメリットです。

具体的に、次のような手順で治療を行います。

①患者様へのヒアリング

まず、患者様がセラミック矯正を希望する理由などを確認します(歯の色や形、歯並びに関する悩みなど)。

②口内の検査と治療プラン作成

ヒアリングした内容をもとにして、視診や触診、レントゲン撮影、口腔内写真の撮影などで実際に歯の状態を調べます。

ここで確認できた歯の状態をもとに、セラミック矯正による治療が可能か確かめつつ、患者様に合った治療プランを作成します。

③治療内容の説明・提案

歯科医師から患者様に、治療プランとそれに伴う費用などが説明されます。

患者様がその内容に同意した後、本格的に治療を開始します。

④土台の調整と仮歯の装着

歯の状態に合わせて被せ物を作成します。

それに合わせて、被せ物の土台となる歯を、被せ物を付けた時にキレイな歯並びになるよう微調整しつつ削っていきます。

セラミックの人工歯が完成するまでの間、削った歯の上には「仮歯」を装着します。

⑤セラミックの歯をセットする

最初の治療から約1週間後、完成したセラミックの人工歯をセットします。

hanaraviのマウスピース矯正は
通院回数が平均1.3回
セラミック矯正は、歯の矯正でクリニックに通院する回数が少ないのが魅力です。

しかし、hanaravi(ハナラビ)のマウスピース矯正であれば、平均1.3回と必要最低限の通院回数で矯正ができます。

仕事や学校生活、家事、育児などで忙しい人は、ぜひhanaravi(ハナラビ)での治療を検討してみてください! 

(2)セラミック矯正で用いられる素材の種類

セラミック矯正の人工歯は、いくつかの素材から選択可能です。

①オールセラミック(E-max)

オールセラミックは、セラミック素材(陶器と同じ素材)だけを使用した人工歯です。

色合いや形などの自由度が高く、天然歯に近い見た目で、口元に馴染むように作られているのが特徴です。

②オールジルコニア(フルジルコニア)

オールジルコニアは、人工ダイヤモンドと呼ばれるジルコニア100%で作られた人工歯で、耐久性と硬度が非常に高いのが特徴です。

ただし、透明感が少ないため天然歯と見た目のギャップが生じやすい素材だといわれています。

③ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミックは、歯の土台に頑丈なジルコニアが使われ、表面に透明感のあるセラミックが用いらている、2層構造の素材です。

ジルコニアが持つ頑丈さと、セラミックが持つ天然歯に近い見た目を兼ね備えています。

④ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、合成樹脂であるレジン(歯科用プラスチック)にセラミックの微粒子を練り込んだ素材です。

安価ですが吸水性があり、唾液や食事などに含まれる水分で劣化するため、変色する可能性もあります。

⑤メタルボンド

メタルボンドは、土台(中身)部分に金属素材が使われており、表面にセラミックが用いられた被せ物です。

金属素材が使われているため強度に優れていますが、光が透過しないため色味や透明感が劣るほか、金属アレルギーが出やすいです。

4. セラミック矯正のメリット

セラミック矯正には、審美的なメリットだけでなく、機能面でもメリットがあります。

ここでは、セラミック矯正のメリットを3つのポイントに絞って解説します。

  • 短期間で歯並びを改善

  • 白く美しい歯を実現

  • 自分に合った素材や色を選べる

(1)短期間で歯並びを改善できる

セラミック矯正の大きなメリットの一つは、短期間で歯並びを改善できることです

ワイヤー矯正のように歯を徐々に移動させるのではなく、セラミック製の歯を被せることで、一度の施術で理想的な歯並びを実現できます。

一般的に、矯正治療には1~3年程度の治療期間が必要とされています。

しかしセラミック矯正では、歯型を取ってセラミック歯を作成し、それを装着するだけなので数ヶ月で治療を完了できます。

治療期間の短さは、結婚式や就職活動など、人生の大きなイベントを控えている方にとっては大きな魅力といえるでしょう。

藤田ニコルさんのように、人前に出る機会が多い職業の方や、すぐにでも歯並びを良くしたいと考えている方にも適しています。

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hanaravi(ハナラビ)のマウスピース矯正は、部分矯正であれば5ヶ月程度で歯並びを改善できます。

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(2)白く美しい歯を実現できる

セラミック矯正の大きなメリットの一つが、白く美しい歯を実現できることです

自分の希望する歯の色や形を、高い精度で再現することが可能です。

歯の色は、加齢や遺伝、生活習慣などの影響を受けて、どうしても黄ばみや変色などが起こりがちです。

ホワイトニングなどの施術で歯の色を改善可能ですが、それでもキレイな歯を手に入れるのは時間がかかってしまうでしょう。

その点、セラミック矯正であれば、そういった変色に左右されることなく白く輝く歯を手に入れることができます。

セラミック素材は着色しにくいというメリットもあります

コーヒーや紅茶、赤ワインなど、歯の着色を招きやすい飲食物を摂取しても、セラミック素材であれば着色の心配が少ないです。

結果、美しい歯を長く維持できます。

(3)予算に合わせて素材を選べる

セラミック矯正は、先ほど紹介したように素材の選択肢が豊富である点も、治療の特徴でありメリットだと言えるでしょう

使用する素材によって、セラミックの見た目や耐久性、費用が大きく変わります。

人工歯に使用する素材

費用相場(1本あたり)

オールセラミック

10万~20万円

オールジルコニア(フルジルコニア)

10万~15万円

ジルコニアセラミック(PFZ)

10万~20万円

ハイブリッドセラミック

5万~15万円

メタルボンド

8万~15万円

また、人工歯はシェードガイドと呼ばれる色見本を使って、ご自身の歯の色や肌の色に合った自然な色を選ぶことができます。

現時点の自分の歯と近しい色味を選ぶことで、他の歯と人工歯がなじみやすく、自然な歯並びを演出してくれます。

5. セラミック矯正のデメリットとリスク

セラミック矯正にはいくつものメリットがあるにもかかわらず、なぜ藤田ニコルさんの矯正には否定的な意見が聞かれたのでしょうか?

それは、セラミック矯正による治療を受ける場合、知っておくべきデメリットやリスクがあるからです。

  • 健康な歯を削る必要がある

  • 神経を抜く可能性がある

  • セラミックの破損リスク

  • 定期的なメンテナンスと交換が必要

  • 比較的費用が高額になりがち

(1)健康な歯を削る必要がある

セラミック治療の大きなデメリットとして、健康な歯を削る必要があるという点が挙げられます

歯は一度削ってしまうと、二度と元には戻りません。

削る量が多ければ多いほど歯は弱くなり、寿命が短くなってしまうリスクも高まります。

一般的にセラミックを被せるためには、歯をトウモロコシの粒ほどの大きさにまで削る必要があると言われています。

もしも健康な歯を削ることに抵抗がある場合は、他の治療法も検討してみることをおすすめします。

(2)神経を抜く可能性がある

セラミック矯正では歯を削る処置を施すため、治療の過程で神経に触れてしまい、激しい痛みを生じることがあります。

これを防ぐ方法として用いられるのが「抜髄(ばつずい)」という、歯の神経を抜く処置です

抜髄を行うと、歯の神経を取り除くため痛みは軽減されます。

しかし、歯の神経を抜くことは、木の根っこを抜くようなもの。

神経がなくなることで歯に水分や血液供給ができなくなるほか、細菌に対する抵抗力もなくなります。

結果、歯にいくつもの悪影響を与えてしまうのです。

  • 歯がもろくなる

  • 歯が変色する

  • 歯の感覚がなくなる

  • 根尖病巣(歯根の先の感染性の袋状の病気)ができやすくなる

  • 歯茎に痛みが出る

抜髄が必要かどうかは、歯を削る量や個々の歯の状態によって異なります。

歯の状態によっては、神経に近づくことなく処置が完了することもあります。

しかし、セラミック矯正を検討する際には、抜髄の可能性があることを理解しておきましょう。

抜髄が必要な場合は、その後の歯のケアがより重要になります。

(3)セラミックの破損リスクがある

セラミックは天然の歯よりも強度が劣るため、破損のリスクが伴います

日常生活での衝撃や、硬い食べ物を噛むことで、セラミックが欠けたり、割れたりする可能性があります。

これは審美面だけでなく、機能面でも問題を引き起こす可能性があります。

セラミックの破損は、次のようなケースで起こる場合があります。

  • 固い食べ物(ナッツ、フランスパンの皮、氷など)

  • 強い衝撃(転倒、スポーツ中の事故など)

  • 歯ぎしり、食いしばり

破損した場合は再治療が必要になり、費用と時間の負担が生じます。

破損の程度によっては、神経にまで影響が及ぶ可能性も否定できません。

セラミック矯正を受けたあとは、日頃から人工歯に対するケアが必要だということを覚えておきましょう。

具体的には、就寝時にマウスピースを装着することで、歯ぎしりや食いしばりによる破損を防げます。

硬い食べ物を避ける、歯に強い力が加わるような行動を控えるなど、日常生活での注意も大切です。

(4)定期的なメンテナンスが必要

セラミックの人工歯の寿命は10年ほどとされています。

しかし、天然歯と異なりセラミックは再生しません。破損したり変形してしまったりすれば、もっと早いタイミングで交換が必要となるでしょう。

人工歯を長く使い続けるには、クリニックでの定期的なメンテナンスが不可欠です

日々のブラッシングやデンタルフロスなど、ホームケアも非常に重要です。

こうしたケアをしっかり行うことができれば、10年以上同じ人工歯を使うこともできます。

(5)費用が他の矯正よりも高額になりがち

セラミック治療は保険適用外の自由診療となるため、費用が高額になりがちです

保険適用となる治療は、病気やケガなどを治す目的の治療に限られます。

セラミック治療は審美歯科に分類され、見た目を改善する目的で行われるため、保険は適用されません。

そのため、全額自己負担の自由診療となります。

セラミック矯正の費用相場は、1本あたり8万~20万円程度。人工歯に使用する素材によって、費用は大きく変わります。

人工歯に使用する素材

費用相場(1本あたり)

オールセラミック

10万~20万円

オールジルコニア(フルジルコニア)

10万~15万円

ジルコニアセラミック(PFZ)

10万~20万円

ハイブリッドセラミック

5万~15万円

メタルボンド

8万~15万円

藤田ニコルさんのように、前歯6本をセラミック治療で整えるとなると、30万〜120万円程度の費用がかかります。

前歯だけなど、一部の歯を矯正する治療を「部分矯正」と呼びます

セラミック矯正以外で部分矯正をする場合の費用相場は、10万〜70万円程度。

選択する素材によっては、他の治療方法よりも高くなってしまう可能性があるのです。

それに加えて、セラミックが破損した場合の修復費用や、寿命を迎えた際の交換費用も必要になります。

これらの費用も想定した上で、セラミック治療がご自身にとって適切な治療法かどうか、慎重に検討することが重要です。

hanaraviは月々3,600円で矯正可能
hanaravi(ハナラビ)では、症例にもよりますが月々3,600円という低コストから矯正治療が可能です。

また、矯正開始前に治療にかかる総額を提示し、追加の費用は頂きません。

6. セラミック矯正と歯科矯正の違い

セラミック矯正と歯科矯正は、どちらも歯並びを改善する方法ですが、そのアプローチが大きく異なります。

ここでは、それぞれの違いを分かりやすく解説します。

(1)セラミック矯正は厳密には「矯正」ではない

藤田ニコルさんが行ったセラミック矯正は、歯の表面を削り人工歯を被せることで、歯の形や色、並びを改善する方法です。

見た目は美しくなりますが、歯の位置や顎の骨格自体を変化させるわけではありません。

そのため、「セラミック矯正」は厳密には「矯正治療」には該当せず、「補綴(ほてつ)治療」の一種なのです。

補綴治療とは、虫歯や歯周病、事故などで歯を失った部分を、人工物で補う治療です。

入れ歯やブリッジ、インプラントなどが主な治療法で、噛み合わせや見た目を改善し、機能を回復させることを目的としています。

他の矯正治療は、悪い状態の歯並びを整えることで見た目をキレイにするだけでなく、噛み合わせの改善などを図ることができます。

もともとの歯をそのまま活かす治療であるという点も、セラミック矯正との違いです。

(2)セラミック矯正以外の矯正方法のメリット・デメリット

セラミック矯正以外の矯正治療は、主に4種類あります。

  • マウスピース矯正

  • 表側矯正(ワイヤー矯正)

  • 裏側矯正(ワイヤー矯正)

  • ハーフリンガル矯正(ワイヤー矯正)

①マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を歯に装着することで、歯を少しずつ動かしていく矯正方法です

取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際に邪魔になりません。ワイヤー矯正に比べて目立ちにくいというメリットもあります。

費用面でも比較的安価な傾向があります。

マウスピース矯正のメリット・デメリットを以下にまとめました。

項目

内容

メリット

・透明で目立ちにくい
・取り外しが可能
・金属アレルギーの心配がない
・比較的安価

デメリット

・装着時間を守らないと効果が出にくい
・重度の歯列不正には不向き

マウスピース矯正は、軽度から中等度の歯列不正に適しています。

重度の歯列不正の場合、マウスピース矯正だけでは十分な効果が得られない可能性があり、他の矯正方法との併用が必要なケースがあります。

また、マウスピース矯正は患者さんが決められた時間マウスピースを装着することが重要です。

装着時間が短いと、歯の動きが遅くなり、治療期間が長引く可能性があります。

マウスピース矯正の費用などを知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください!

マウスピース矯正の値段・料金の平均金額・相場は?ブランド別の比較や選ぶポイントも

hanaraviの特徴
hanaraviでは、矯正開始前に、患者さんの歯をスキャンし、詳細な3Dイメージを制作します。
矯正前から矯正後までの歯の動きを動画で確認することができ、具体的な仕上がりイメージを確認したうえで矯正を始められます。

②表側矯正(ワイヤー矯正)

表側矯正は、歯の表面にブラケットという装置を装着し、そこにワイヤーを通して歯を動かしていく方法です。

矯正装置が目立つことから、見た目を気にされる方には不向きかもしれません。

また、歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があり、口内炎ができやすいというデメリットもあります。

しかし、さまざまな症例に対応できること、費用が比較的リーズナブルであることなどから、現在も多くの患者さんが選択する矯正方法です。

項目

内容

メリット

・複雑な症例にも対応可能
・費用が比較的安価
・矯正装置の調整が容易

デメリット

・装置が目立つ
・歯磨きがしにくい
・口内炎ができやすい

③裏側矯正(ワイヤー矯正)

裏側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着して歯を動かす矯正方法です

裏側矯正は、表側矯正と比較すると、費用がやや高額になる傾向があります。

また、装置が舌に当たりやすいため、慣れるまで発音に影響が出たり、違和感を感じたりすることがあります。

歯磨きも少し難しくなるため、丁寧なブラッシングを心がける必要があります。

一方、矯正装置が目立たないため、審美性を重視する方に選ばれています。

項目

内容

メリット

・装置が目立たない
・表側矯正とほぼ同じ効果
・比較的費用が抑えられる

デメリット

・発音しづらい
・舌に装置が当たりやすい
・歯磨きがしにくい

④ハーフリンガル矯正(ワイヤー矯正)

ハーフリンガル矯正とは、上の歯は裏側矯正、下の歯には表側矯正と上下で別々の矯正治療を施す方法です

矯正装置が目立つのは主に上の歯であるため、ワイヤー矯正を受けたいけれど見た目が気になる人におすすめの治療だと言えます。

また、裏側矯正よりもやや費用を抑えられるという点もメリットです。

一方、他の表側矯正やマウスピース矯正よりも費用が高額になりやすい点や、矯正装置が食事や発音の邪魔になる点は注意しましょう。

項目

内容

メリット

・装置が目立ちにくい
・裏側矯正よりも費用が抑えられる

デメリット

・発音しづらい
・舌に装置が当たりやすい
・歯磨きがしにくい
・費用はやや高め

hanaraviはワイヤー矯正にも対応
hanaravi(ハナラビ)は、マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用したプランも用意しています。マウスピースだけでは矯正が難しい症例にも対応可能なので、お気軽にご相談ください!

(3)【図で解説】費用と期間を比較!

それぞれの矯正方法は、費用や治療期間にさまざまな違いがあります。

ここでは、そうした矯正方法別の特徴を一覧でまとめました

矯正治療を受けようと思っている人は、ぜひこの一覧をチェックして自分にぴったりな矯正方法を検討してみてください!

歯列矯正の方法別メリット・費用完全ガイド(マウスピース矯正、表側矯正、裏側矯正、ハーフリンガル矯正、セラミック矯正)

hanaravi(ハナラビ)では、患者様の歯の状態に合わせて3つのマウスピース矯正プランを用意。

マウスピースだけでは矯正が難しい患者様向けに、ワイヤー矯正を組み合わせたプランも提供しています。

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7. セラミック矯正で後悔しないためのポイント

セラミック矯正は、手軽に美しい歯並びと白い歯を手に入れられる魅力的な方法です。

しかし、この治療方法には注意点やデメリット、リスクがあることも事実。

「こんなはずじゃなかった……」と後悔しないために、次のポイントをしっかり押さえておきましょう。

(1)メリット・デメリットを十分に理解する

セラミック矯正で後悔しないためには、メリットとデメリットを事前にしっかり理解しておくことが重要です

先ほど紹介したセラミック矯正のメリット・デメリットをもう一度振り返ってみてください。

それぞれをチェックして、本当に自分の歯並び改善にセラミック矯正が最適な治療方法なのかを確認するようにしましょう。

①セラミック矯正のメリット

  • 短期間で歯並びを改善できる(一般的な矯正治療と比較して、非常に短期間で治療が完了する

  • 白く美しい歯を実現できる(セラミック素材は着色しにくく、歯の着色を防ぎキレイな歯を維持しやすい)

  • 予算に合わせて素材を選べる(素材の選択肢が豊富であり、予算に応じて費用を調整できる)使用する素材によって、セラミックの見た目や耐久性、費用が大きく変わります。

②セラミック矯正のデメリットとリスク

  • 健康な歯を削る必要がある(健康な歯を削る必要があり、元に戻すことはできない)

  • 神経を抜く可能性がある(抜髄によって歯がもろくなったり変色したりする)

  • セラミックの破損リスクがある(硬い食べ物を噛む、歯ぎしりなどで欠ける可能性がある)

  • 定期的なメンテナンスが必要(人工歯を長く使い続けるためのケアが必要)

  • 費用が他の矯正よりも高額になりがち(1本あたり5万〜20万円程度かかる)

(2)セカンドオピニオンの重要性

セカンドオピニオンとは、現在治療を受けている担当医以外の医師に意見を求めることです

セカンドオピニオンを受けることで、より納得のいく治療法を選択できる可能性が高まります。

セカンドオピニオンは、特に高度な専門知識が必要な治療や、複数の治療法の選択肢がある場合に有効です。

担当医の意見を尊重しつつ、他の専門家の意見も取り入れることで、自身にとって最適な治療法を見つけることができるでしょう。

(3)信頼できる歯科医院を選ぶ

信頼できる歯科医師やクリニックを見つけることは、矯正治療で後悔しないために非常に重要です

具体的には、次のようなポイントで歯科医院をチェックしてみてください。

  • クリニックの評判は良いか(Googleマップなどでチェック)

  • 治療方針や説明が丁寧か(無料相談などでチェック)

  • 衛生管理が徹底されているか(無料相談などでチェック)

  • 親身になって相談に乗ってくれるか(無料相談やオンラインの問い合わせなどでチェック)

  • 治療実績が豊富か(公式サイトなどでチェック)

より詳しく歯科医院の選び方を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください!

後悔しない矯正歯科の選び方を医師が解説!絶対に押さえておきたい6つのポイント

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hanaravi(ハナラビ)では、矯正治療の専門知識が豊富な、専門の歯科医師のみと提携しています。
患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。

(4)通常の歯科矯正や部分矯正も検討する

矯正治療を受ける場合は、セラミック矯正だけでなく通常の歯科矯正や部分矯正も検討してみましょう

例えば部分矯正は、歯全体ではなく一部分の歯並びを改善する方法です。

噛み合わせの改善など、一部の治療効果は制限されてしまいますが、費用を抑えたり治療期間を短くしたりできます。

矯正治療の費用を知りたい人は、こちらの記事がおすすめです。

大人の歯科矯正の値段は?方法別の費用相場や料金、支払方法や控除の仕組みまで解説!

その他、マウスピース矯正やワイヤー矯正など、他の治療方法のメリット・デメリットも考慮して、最適な治療法を選択することが大切です。

hanaravi(ハナラビ)の公式LINEから、専門スタッフに治療方法について相談可能です

まずはお気軽にお問い合わせください!

8. hanaravi(ハナラビ)で自分に最適な矯正方法を知ろう

藤田ニコルさんのセラミック矯正をきっかけに、歯の治療や審美歯科への関心が高まりました。

セラミック矯正にはいくつものメリットとデメリットがあることを理解して、皆さんにとって最適な矯正方法を探してみてください。

自分にぴったりな矯正方法を探している人は、hanaravi(ハナラビ)の公式LINEにお問い合わせください!

hanaravi(ハナラビ)は、医師である各務康貴が、日本人の多くが抱えている歯の悩みを解決したいと思い立ち上げたマウスピース矯正ブランドです

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プランに応じて、月々3,600円(税抜)※と非常にリーズナブルな価格で歯科矯正を受けられる点も魅力です

(※Basicプラン年利2.5%で91回払いの場合)

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