マウスピースでの「ホームホワイトニング」の費用・特徴を歯科医師が解説

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。 https://www.med.oita-u.ac.jp/ https://www.oita-u.ac.jp/
 

マウスピースを使って、自宅で手軽にホワイトニングを行う「ホームホワイトニング」をしたいという人が増えています。

この記事では、ホームホワイトニングのメリット・デメリットや費用相場、白い歯を維持するための注意点について歯科医師が解説しています

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1. マウスピースを使ったホームホワイトニングとは?

マウスピースを使ったホームホワイトニングとは?

マウスピースを使って自宅でホワイトニングを行う方法を「ホームホワイトニング」と呼びます。

これに対して、歯科医院内で歯科医師や歯科衛生士に任せて受けるホワイトニングは「オフィスホワイトニング」といいます。

まずはこの特徴や違いについて把握してみましょう。

(1)マウスピースを使い自宅で歯のホワイトニング

マウスピースを使って自宅で行うホームホワイトニングは、1日2時間×2週間の使用が目安です。

一方、歯科医院で行うホワイトニングがオフィスホワイトニングで、一度の来院につき3回のホワイトニングで1週間おきに3度の通院が目安です。

ホームホワイトニングの特徴は以下の通りです。

【ホームホワイトニングのメリット】

  • 歯科医院での受診時間が短くて済む。
  • 通院回数が少ない。
  • 好きな時間にできる。
  • 知覚過敏が起きる可能性が比較的低い。

【ホームホワイトニングのデメリット】

  • 自分で管理しなければいけない。
  • 効果が出るまで時間がかかる。
  • 痛みが出てもその場で診てもらえない。
  • 処置期間中、色の濃い飲食物の制限が面倒。

一方、オフィスホワイトニングの特徴は以下の通りです。

【オフィスホワイトニングのメリット】

  • 歯科のプロが行うので安心。
  • 自分でしないで済むので楽。
  • 少ない回数、短時間で効果が出る。
  • 1歯だけなど、個々の歯ごとに対応してもらえる。
  • 知覚過敏に速やかに対応してもらえる。

【オフィスホワイトニングのデメリット】

  • 歯科医院での受診時間が長い。
  • 歯ぐきや頬の粘膜の保護のための準備が必要。(薬剤の種類による)
  • 知覚過敏が起きる可能性がある。

hanaravi(ハナラビ)のマウスピース矯正は、歯列矯正用のマウスピースをそのまま用いてホームホワイトニングすることできます!

(2)ホームホワイトニングでも歯科医師の診断は必須

ホームホワイトニングで使用するマウスピースと薬剤のジェルは、インターネット通販などでも購入することが可能です。

ただ、市販の物で自己判断でホワイトニングを行ってしまうと効果が低かったり、危険な場合があったりします。

①その人に合ったマウスピースでないと効果も半減…

市販のマウスピースは柔らかいプラスチック素材でできています。

自分でお湯につけてから自分の歯に押し付け、なるべく自分の歯列に合うように作ります。

ただ、上手くできたとしても歯とマウスピースの間には隙間が生じます。

そのため、市販のマウスピースに薬剤のジェルを入れても、しっかりとジェルが歯の表面についたまま保持できません。

ジェルがしっかりと歯に付いていないと、当然ホワイトニング効果も半減してしまいます

さらに、その空間が大きい分、ジェルもたくさん使わないといけないことになり、コスト面でも大きくなってしまいます。

②薬剤による炎症や胃荒れなどのリスクも?

薬剤による炎症や胃荒れなどのリスクも?

マウスピースがしっかりと歯に合っていない場合、薬剤が歯や歯茎、喉の方まで流れる可能性があります

歯茎にホワイトニング薬剤が長時間浸透すると、歯周病の人の場合、歯肉の炎症が強くなる恐れがあります。

また、薬剤が喉の奥まで流れて飲み込むと、胃が荒れる可能性もあります。

③ホワイトニングのマウスピースと薬剤は必ず歯科医院で購入しよう

市販のジェル・マウスピースでホワイトニングを行うと、様々なリスクが生じます。

そのため、ホームホワイトニングを行う場合は、歯科医院で歯科医師に相談して購入するのがおすすめです。

歯科医院でホワイトニングを行うと、歯列にぴったり合ったマウスピースを作ることができます。

また、歯科医院では歯・歯肉の状態にあった薬剤も選択してもらえます。

万が一、トラブルが発生した場合も、担当の歯科医師に相談できるので安心です。

(3)マウスピースによるホワイトニングの流れと費用感

①歯科医院で歯の色をみる

歯科医院でシェードガイドという歯の色を見る模型を用いて、現在の歯の色を測定し、目標の白さを決めます。

②歯の型を採る

上下の顎にわけて、歯の型を採り、マウスピースを作成するための模型を作ります。

③ホワイトニング用マウスピース作成

模型に合わせて、薬剤を保持するための空間をつけたマウスピースを作ります。

ホワイトニングは保険が効かないため、自費治療になります。

歯科医院によってホワイトニング用マウスピースの費用は異なりますが、およそ5,000円~2万円が相場になります。

④マウスピースに薬剤を入れる

自宅で歯磨き後に、マウスピースの中に歯1本あたり米粒1つ分くらいの薬を注入します。

やはり、薬剤の費用も歯科医院によって異なりますが、1クール(約2週間分)で15,000〜20,000円ほどのことが多いようです。

⑤マウスピース装着

マウスピースを約2時間装着し、薬剤が歯に浸透しホワイトニングされるのを待ちます。

基本的に、トラブルがなくどんどん歯を白くしたい場合は、毎日行います。

⑥歯科医院でメンテナンス

1クール(約2週間)が終わったら、再び歯科医院で色のチェックやメンテナンスを行います。

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患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。

(4)ホワイトニング用マウスピースをわざわざ買わなくても歯列矯正でホワイトニングができることも

近年では、歯列矯正もマウスピースで行うことが増えています。

この歯列矯正用のマウスピースを用いて、ホームホワイトニングも行うことも可能です。

歯列矯正用のマウスピースでも自分の歯の形にピッタリと合ったものを作ってもらえるので、その中にホワイトニング薬剤を同様に入れることでホームホワイトニングもできるのです。

特に、マウスピース矯正に興味がある方はぜひ、hanaraviの治療も検討ください

hanaraviは矯正経験が豊富な歯科医師のみと提携しているため、安心して治療が受けられます。

オンラインで経過観察を行うため、定期的な通院は不要

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hanaraviなら、最低限の通院で矯正が可能矯正と合わせてホームホワイトニングを行うことも可能なので、歯の色と歯並びを同時に改善することができます。

hanaraviの費用は、30万円 or 45万円 or 60万円
hanaraviのマウスピース矯正は、プランによって総額費用が異なります。プラン別の一括払いの料金の違いは以下の通りです。

・Basicプラン(軽度の歯の歪み):30万円(税別)
・Mediumプラン(軽度~中程度の歪み):45万円(税別)
・Proプラン(中程度以上の歪み):60万円(税別)

それぞれ分割払いも対応可能です。「リーズナブルな歯科矯正に興味がある」という方は、公式LINEから治療費用をチェックしてみてください。

2. ホームホワイトニングの注意点|メンテナンス方法も

ホームホワイトニングを行う上で知っておきたい注意点や、白さを長持ちさせるためのコツを紹介します。

(1)効果が出ない場合も?始める前に確認したい注意点

①ホワイトニングの効果が出づらい場合とは?

歯の色が一般的な歯の色よりも濃い場合や、幼少期に飲んだ薬の副作用による重度の変色がある場合は、短期間では白くなりにくいことがあります。

そんなケースでもホームホワイトニングの期間を長くすることで、より白くすることもできます。

ただ、残念ながら人によって白さの限界があります

どれくらいの白さを目指すのか、どれくらいの期間続けるのか、担当の歯科医師とよく相談しましょう

②ジェルだけ、マウスピースだけもらうことはできる?

ホワイトニングジェルを使い切ってしまって、まだ歯を白くしたい場合は、基本的に歯科医師に相談する必要があります。

ジェルだけ追加で購入することもできるので、問い合わせてみましょう。

同様に、マウスピースが破損してしまった場合、マウスピースだけ再度作ってもらうこともできます

③ホワイトニングをする時間帯と頻度はどのくらい?

一般的な歯の黄ばみ程度なら、2〜3週間のホームホワイトニングで自然な白さに仕上げることができます。

基本的なホームホワイトニングは一日一回、1クール(約2週間)毎日続けて行います。

一回あたりは2時間以上マウスピースをはめておきます。

しっかりと歯磨きをした後で行う必要があるので、夜寝る前などに行う人が多いです。

しかしもしそのまま寝てしまうと、時間が超過してしまったり、喉の奥まで薬剤が流れてしまったりと危険なので注意しましょう。

④歯科矯正と並行してホワイトニングはできる?

リテーナーを使用している場合や、当初からマウスピースで矯正治療を行っている場合、ホームホワイトニングも並行して行うことができます。

例えば、hanaravi(ハナラビ)のマウスピース矯正は、歯列矯正用のマウスピースをそのまま用いてホームホワイトニングすることできます。

新たにホームホワイトニング用の歯型を採ったり、その分の費用を支払ったりする必要がなく、薬剤の購入だけで済むのでおすすめです。

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hanaraviでは、症例にもよりますが、月額3,600円(税別)※1という低コストから矯正治療が可能です。 また、矯正開始前に治療にかかる総額を提示し、追加の費用は頂きません。
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(2)ホワイトニング後の効果を長持ちさせる方法

ホワイトニングの効果は個人差がありますが、一般的に半年から一年で「後戻り」があります。

ここでは、ホワイトニング後に白くなった状態をなるべく長く長持ちさせる方法をご紹介します。

①コーヒーやワインなどの飲料を控える

お茶、コーヒー、ワイン、カレーなど飲食物に含まれる色素やタバコのヤニなどで日常的に生活の中で歯の色がついてきます。

そのため、このような嗜好品や生活習慣を変えると後戻りのしやすさも変わってきます。

こうした歯に色が着く物を摂取する習慣がある人は、習慣を変えるのおすすめです。

その方がホワイトニングの効果がより長く持続します。

②メンテナンスが大切

歯の白さを維持するためには、髪のカラーやお肌のお手入れと同じでメンテナンスを行っていくことが必要になります。

歯科医院で歯の色の定期的なチェック、クリーニングも忘れずに行いましょう。

③ホームケアも重要

歯科医院のメンテナンス時には自分に合ったホームケアを薦めてもらいましょう。

市販されている歯磨き剤の中にはホワイトニング効果があると書かれているものもありますが、実際は効果はあまり期待できません。

歯科医院で薦めてもらったものを使用するようにしましょう。

そうすれば、ホワイトニングの効果が長く続くことでしょう。

3. 歯の矯正や健康に関するご相談はhanaravi(ハナラビ)

hanaravi4つのポイント

ホームホワイトニングは歯科医院で薬剤とマウスピースを用意してもらうことで、安心して白い歯に近づけることがお分かり頂けましたね。

特に、ホワイトニング用のマウスピースは市販のものでは自分の歯の形には合わないので、効果や安全面でデメリットも多いので注意しましょう。

また、マウスピースを使った歯列矯正をしている場合は、並行してホームホワイトニングもできるということもご説明しました。

マウスピース矯正を行う場合は、ホームホワイトニングの費用・通院回数を少なく抑えることができます。

歯の色だけでなく、歯並びも綺麗にしたい場合は、ぜひマウスピース矯正hanaraviの無料相談をご利用ください。

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