「矯正といえば、金属のワイヤーが目立って恥ずかしい治療」
そんなイメージをお持ちの方は多いと思います。
目立つから矯正をしたくないという方は必見なのがクリアコレクトです。
クリアコレクトは透明なマウスピースを使用した矯正なので、装着していても目立ちません。
独自マウスピース作成時のカットデザインを使用したマウスピースはフィット感も抜群です。
この記事では、クリアコレクトの特徴や費用、治療の流れなどについて解説していきます。
目次
クリアコレクトって何? 矯正方法・特徴について
クリアコレクトの治療の流れ
はじめに、クリアコレクトを用いた治療の流れについて解説していきます。
通常の歯科矯正では、歯科医師が患者さんの歯面にブラケットと呼ばれるアタッチメント(セラミック、プラスチック、金属製のものがある)を取り付けます。
そしてワイヤーでブラケットをつなぎ、引っ張ることで歯を動かしていきます。
クリアコレクトの場合、こうしたワイヤー・ブラケットは一切使用しません。
基本的に透明なマウスピースを装着することで歯を動かしていきます。
以下で治療の流れの詳細について解説します。
診査診断
はじめに、レントゲン撮影、口腔内写真、専用の器具を用いた口腔内チェックを行います。
このチェックの結果に基づき、クリアコレクトを適用できる歯並びか判断します。
口腔内のスキャニング
クリアコレクトが適用となった場合、専用の口腔内カメラで口腔内をスキャニングします。
スキャニングしたデータと診査結果から、歯並びをどのように動かすか歯科医師が治療計画を決定していきます。
このプロセスで、治療金額・期間に関する説明もあります。
歯科医院によっては、治療計画・歯列イメージに関するデジタル画像を患者さんと共有しながら説明します。
マウスピース治療開始
治療金額・期間に納得できたら契約を行います。
その後、実際にマウスピースを作成します。
マウスピース作成にかかる期間は、約2~3週間程度です。
マウスピース完成後は、矯正に関する注意点などの説明を受けてマウスピース矯正を開始します。
リテーナー(後戻りの防止)
歯並びを整えた後は、リテーナー装着期間に移行します。
歯科矯正では、動かした歯が元の位置に戻るのを防ぐため、2年~2年半ほどリテーナーと呼ばれる器具を歯に装着します。
はじめの1年間は、矯正用マウスピースと同様、日常的に装着します。
2年目からは、夜間だけ装着するなど時間が短縮されるのが一般的です。
クリアコレクトのメリット
クリアコレクトは歯科インプラントの全世界的リーディングカンパニーであるストローマン社のグループ会社です。
既に全世界で数万人以上の歯科医師がクリアコレクトを利用しています。
米国におけるマウスピース矯正のシェアは第2位。インビザラインに次いで人気が高いマウスピース矯正ブランドです。
治療ノウハウの蓄積も豊富なため、メーカーから歯科医院へのサポート体制も充実しています。
また、独自のカット技術を用いたマウスピースを使用することで、マウスピース特有の違和感が少なく、見た目もきれいで満足度が高いのが特徴です。
マウスピース矯正なので通院回数が少なく、費用が通常の矯正に比べて負担が少ないのも特徴の一つです。
以下では、クリアコレクトのメリットについて紹介します。
メリット①独自マウスピース作成時のカットデザイン
クリアコレクトで採用しているマウスピースのカットデザイン(トリムライン)は厚さ「0.762mm」。
ポリウレタン素材で作成され、歯頚ラインから2mm低位でカットされたストレートな形状が特徴です。
通常のトリムラインで作られたマウスピースに比べて、歯の保持性・フィット感・見た目が優れています。
マウスピース装着時の違和感が少ないため、矯正中のストレスもあまりかかりません。
もちろん、マウスピースをの取り外しも可能です。マウスピースを外して食事やブラッシングを行うことができます。
メリット②費用が抑えられる
マウスピース矯正は比較的治療費が安い手法です。
ワイヤー矯正では、歯科医師が直接矯正装置を患者さんに取り付け、通院するたびに微調整を行います。
そのため、ワイヤー矯正は診療時間が長く、歯科医師の人件費が多くなり、その分治療費が高くなります。
一方、クリアコレクトは、マウスピースを工場で作成するので歯科医師の人件費の削減につながります。その結果、比較的安い費用で治療できるわけです。
メリット③負担が少ない
ワイヤーの調整がないため通常の矯正に比べ通院回数が少なく済み、時間的な負担が少ない矯正です。
1~2週間ごとにマウスピースを取り換え、少量ずつ歯を動かしていきます。ワイヤー矯正に比べて歯の痛みも少ない矯正方法です。
金属を一切使用しないため、金属アレルギーをお持ちの方でも矯正治療を始めることができます。
メリット④歯科医師ごとの力量に左右されない
ワイヤー矯正は歯科医師のワイヤー調整の細かな技術に左右されてしまいますが、クリアコレクトは歯科医師の技術に左右されることはありません。
クリアコレクトはアメリカの工場から送られてきたマウスピースを使用するためです。
初めてクリアコレクトを使用する歯科医師や不安な症例がある場合には、クリアコレクト社のサポートを受けることができます。
歯科医院ごとの技術差が生じないため、クリアコレクトを行っている歯科医院を選べば、一定基準の矯正治療を受けることができます。
クリアコレクトのデメリット
一方、クリアコレクトにはデメリットもあります。
デメリット①マウスピースの自己管理が必須
自分で好きなときに取り外しができるため、指示通りにマウスピースを使用しないと歯が動きません。
歯が計画通りに動かないとマウスピースが合わなくなり、再発注のための型取りや追加費用、期間超過の可能性があります。
そのため、装着時間や交換スケジュールの自己管理が必須です。
デメリット②慣れるまで喋りにくい
マウスピースが歯を覆う設計のため、装置に慣れるまでの2〜3週間は喋りにくさを感じることがあります。
ただ、人間の脳は学習するためマウスピースが入った状態で喋ることにも、3週間ほどで慣れて、ほとんどいつも通りに喋れるようになります。
なお、喋ることを仕事にされている方はマウスピースを着けることで支障が出る可能性があるため検討が必要です。
マウスピース矯正のおすすめ7ブランドを徹底比較!メリット・デメリットや選び方を解説クリアコレクトの口コミ
次に、クリアコレクトの口コミを紹介します。
口コミ①効果を実感してきた
クリアコレクト13枚目✨
右上前歯がついに少しずつ降りてきた!口が閉じやすいし、噛みやすくなってきた
🦷#クリアコレクト #マウスピース矯正#歯科矯正 pic.twitter.com/5GnUEGFnWc— mon 歯科アカ (@mon55637782) September 28, 2023
#インビザライン矯正 高いからクリアコレクトにしたけど歯並び充分良くなってて嬉しい…。
婚活者さんは結婚式に綺麗な歯並びで迎えられるようにマウスピース矯正オススメー!
お見合いのときは外せるからサ行がうまく喋れないとかも無し! pic.twitter.com/40Gm3IjAm9— 秋永望美/小田原横浜の結婚相談所♡婚活サロン ブーケトス (@b_toss) May 29, 2023
ある先生にクリアコレクトで治療している難症例をみせていただいたがバキバキに治っていた
先日トリムラインのデータについてtweetしたように、ケースバイケースの最適解が存在するわけで
あまり調べず各社のアライナーに対して勝手に優劣をつけていたことを反省した。
— ドクターK 矯正医 (@orthodontistDrK) February 20, 2023
口コミ②治療費が安い
娘、クリアコレクトのマウスピース矯正にしました🦷✨
10万バーツとお安いまだ乳歯2本残ってるけれどできるみたいで、大人の歯が全部揃った時にもし歯並びに動きが出ても、プラス5千バーツだけで再度矯正することも可。 https://t.co/gZfTjgqUUY
— アカネ (@akane555bkk) June 9, 2023
インビザのフルが65万
クリアコレクトのフルが50万多分これ以上安い全体歯科矯正はないからなやっでるなら今すぐ湘南歯科にいけ pic.twitter.com/qLTh2GXLba
— だいご@魚類垢 (@dikidikidikky) July 29, 2023
口コミ③痛みがある…
クリアコレクトのunlimited、去年契約したのにずっとさぼってて今日から再開した( ᯅ̈ )
歯が痛すぎて仕事に集中できひん
でもお金払ってるし勿体ないからやるしかない( ᯅ̈ )— あやか (@ayaka_0u0x) September 27, 2023
口コミ④通院が面倒…
最寄りのクリアコレクト認定医のいる歯医者さんまで車で2時間…
まぁいいツーリングと思えばそうなんだけどさ😭— あいそちゃん (@nmraco710) January 9, 2023
クリアコレクトに向いている歯並びとは?
適応症例について
軽度歯並びのガタつきに対する矯正に向いています。
前歯部の空隙や叢生、軽度な受け口、出っ歯などに対しては有効です。
また、以前矯正治療を行っていたが後戻りしてしまった場合など、軽微な矯正を行いたい際も適用となることもあります。
ただ、口腔内全体を大きく動かす矯正には向いていません。
前歯部だけでなく、奥歯も歯列を整えたい場合、適応とならない場合があります。
適応外の症例がある
歯並びが悪い原因は、上下顎の骨の大きさのバランス・位置の問題と、歯が生える位置に問題に分けられます。
上下顎の骨のバランスが違い過ぎるなどの重症例は適応外となります。
クリアコレクト使用中の注意点
マウスピース矯正は取り外しができるのがメリットですが、その分患者さんで管理しなければならない部分も多いです。
矯正治療を失敗せず終了するための注意点について解説します。
装着時間を守りましょう
1日22時間以上の装着が推奨されています。長時間外したままだと、後戻りや矯正が進まない原因になります。
ブラッシングは矯正中も丁寧に行いましょう
日々のブラッシングやデンタルフロスはマウスピースを取り外して念入りに行いましょう。
マウスピース矯正中もむし歯になる可能性はあります。
むし歯になった場合には応急処置のみ行い、マウスピース矯正が終了してから本格的な治療を行います。
マウスピースの保管は専用ケースを使用しましょう
専用のマウスピースケースでの保管を行いましょう。
ほこりがたまって不衛生になると、装着を辞めてしまう原因となります。
うっかり破損してしまった場合、新たなマウスピースの作成にはお金がかかります。
クリアコレクトはアメリカの工場で作成しているため、再作成して発送までマウスピースを装着しない期間が数週間あった場合には後戻りしてしまうことがあります。
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