歯並びを整える方法には歯の表や裏に金属やプラスチック、セラミックなどでできたブラケットやワイヤーを着けるワイヤー矯正と、透明なマウスピースを1〜2週間ごとに交換して歯を動かすマウスピース矯正があります。
スマイルトゥルーは複数あるマウスピース矯正メーカーのうちのひとつで、システムを導入している歯科医院で治療が受けられます。
どのマウスピースメーカーを選ぶか迷っている方に、スマイルトゥルーに焦点を当てて特徴やメリット・デメリット、どのようにして治療が行われるのかを詳しく解説いたします。
目次
スマイルトゥルーはマウスピース矯正の一種
(引用元:http://smiletru.gonna.jp/about)
マウスピース矯正のメーカーによって、歯並びを予測するプログラムやマウスピースをどこで誰が作るのか等は異なります。
すべて海外の工場で機械的に作られる場合もありますが、スマイルトゥルーのマウスピースは日本で歯科技工士が作成します。
テキサス生まれのマウスピース矯正
スマイルトゥルーはDr.J.W(Skip)Truittによって開発された、世界各国で実績のあるアメリカテキサス州発のマウスピース型カスタムメイド矯正システムです。
世界基準のクオリティと安心の日本製
口腔内をカメラでスキャンして3Dデータ化し、アメリカスマイルトゥルー社の専門チームが個人に合った治療計画と綺麗な歯並びをデザインします。
世界基準で作られた計画のデータを基に、日本で歯科技工士がマウスピースを作成します。
透明なマウスピースを装着するだけ
透明なマウスピースを1日20時間装着し、2週間ごとに新しいマウスピースに交換して歯並びを整えます。
治療中も自分でマウスピースの取り外しができるので食事やブラッシングがしやすく衛生的で、虫歯や歯周病のリスクがワイヤー矯正と比べて断然低いです。
歯の動きを正確にするために米粒大の白いアタッチメントを装着しますが、目立ちにくくほとんど違和感がありません。
スマイルトゥルーはどんな歯並びの人におすすめ?
歯並びが悪い原因は上下顎の骨の大きさのバランスや位置に問題がある骨格性のものと、歯が生える位置に問題があるものに分けられ、マウスピース矯正のメーカーによって症例の適応範囲が異なります。
スマイルトゥルーは前歯が生えている位置や方向の乱れを治すことに特化しており、顎の骨にはアプローチできないため最大で前から5番目の歯(第2小臼歯)までが治療対象となります。
軽度の出っ歯やすきっ歯ならスマイルトゥルー
顎の位置や噛み合わせに問題が無く、前歯の軽度な出っ歯やすきっ歯、歯の乱れを短期間で治したい人に特に向いています。
【例】
- 前歯が1本だけ傾いたり捻れたりしているのが気になる
- 中央の前歯だけ前に出て生えている出っ歯
- すきっ歯を治したい
- 全体矯正後の後戻りを治したい
スマイルトゥルーの適応基準と治療期間の目安
スマイルトゥルーは治療の難易度を明確にレベル化しており、適応は前歯を中心に部分的な矯正で歯並びが整うレベル1とレベル2までと決められています。
小臼歯までの移動で治せる歯並びなら、叢生、空隙歯列、上顎前突、反対咬合、下顎前突、過蓋咬合、開咬なども適応となる場合があります。
難易度 | 治療部位 | マウスピースの枚数 | 治療期間 |
---|---|---|---|
レベル1 | 前歯部のみの移動で治療可能なケース | 6~10枚 | 3~5カ月 |
レベル2 | 小臼歯までの移動が必要なケース | 10~15枚 | 5~8カ月 |
レベル3 | すべての歯の移動が必要なケース(基本的に上下顎) | 32~36枚 | 8~10カ月 |
レベル4 | 事前に他の矯正装置での治療が必要なケース (ワイヤー矯正や顎の骨を切って上下の顎の大きさを整えるなど) |
不明 | 不明 |
スマイルトゥルーのメリット
すべてのマウスピース矯正に共通する目立たないという最大のメリットのほかに、リーズナブルな料金設定や治療計画に使われる予知性の高いソフトウエアシステムなどが魅力です。
目立たず、違和感やストレスが少ない
薄くて透明なマウスピースを歯にはめるだけなので気づかれにくく、食事や歯磨きの際に取り外せてほとんどいつも通りの食事と口腔ケアが可能なため、矯正装置によるストレスや違和感が少ないです。
抜歯しなくてOK
抜歯する代わりに歯と歯の間を最大0.5mm削って歯を並べるスペースを作る「IPR(ディスキング)」という方法を用いるので、従来のワイヤー矯正のように歯を抜く必要はありません。
歯は厚さ1〜3mm程度のエナメル質で覆われており、エナメル質の半分くらいまでは削っても痛みや歯の神経に対する影響がほぼ無いため、歯を一本抜くことと比べても身体への影響が圧倒的に少なく済みます。
料金が比較的リーズナブル
料金は歯科医院や症例のレベルにより異なりますが、20〜50万円ほどと全体矯正と比べて1/5〜1/2程度のリーズナブルな料金で治療が受けられます。
予知性が高く期間も価格も明確
歯並びが仕上がるまでの過程を最初に3Dで確認できるので、治療前に治療計画・期間・費用が明確に分かり、治療期間は最短3カ月から最大8カ月と比較的短期間で完了します。
型取りは1度だけ
マウスピースメーカーによっては多いもので2週間に一度マウスピース作成のための型取りをする場合がありますが、スマイルトゥルーは最初の1回の型取りだけですべてのマウスピースを作成できます。
スマイルトゥルーのデメリット
目立たず短期間で完了するスマイルトゥルーのマウスピース矯正ですが、適応範囲や自己管理の面で留意すべき点がいくつかあります。
適応症例に限りがある
叢生の強い歯並び、重度開咬、歯根が長い歯、歯の廷出、4㎜以上の空隙歯列、大臼歯の歯牙移動などができないため、治療前の精密検査の結果スマイルトゥルーの適応外となることがあります。
また、成長期または乳歯がある混合歯列の場合は治療ができないため、基本的に成長期を過ぎた成人以上の方が治療対象となります。
自己管理の徹底が必要
指示された1日の装着時間やマウスピースの交換スケジュールを守るなど、自己管理を徹底しないと歯が動かないため治療期間の延長や追加費用が掛かる原因となります。
食事や歯磨きの際に自由に取り外しができる代わりに、強い意思を持って指示どおりに確実にマウスピースを装着することが重要です。
慣れるまで喋りにくい
マウスピースが歯を覆う設計のため、装置に慣れるまでの2〜3週間は喋りにくさを感じることがありますが、人間の脳は学習するためマウスピースが入った状態で喋ることにも3週間ほどで慣れて、ほとんどいつも通りに喋れるようになります。
ただし、喋ることを仕事にされている方はマウスピースを着けることで支障が出る可能性があるため検討が必要です。
舌癖による後戻りがある
本来の舌の位置とは違った場所に舌を置いていたり、無意識に舌を前に押し出してしまう癖がある場合は、歯に掛かる舌の圧が原因で再び歯並びが乱れることがあります。
マウスピース矯正のおすすめ7ブランドを徹底比較!メリット・デメリットや選び方を解説スマイルトゥルー治療の流れ
(引用元:http://smiletru.gonna.jp/about)
1.カウンセリング
問診、適応チェック、口腔内検査を行い、虫歯や歯周病などの治療が必要であれば矯正前に優先的に治療します。
2.マウスピース矯正の準備
マウスピース作成のための型取りやレントゲン、口腔内写真撮影を行います。
型取りはカメラで口内をスキャンする方法なら苦しくないので、大きなトレーと粘土を使った型取りが苦手な方でも安心です。
集めたデータをアメリカのスマイルトゥルー社に送り、マウスピースのデザインと治療計画の立案が行われます。
3.シミュレーション結果を確認する
歯科医院で最終的な歯並びを3Dで確認して、治療期間や費用を含めて納得・同意できたらマウスピースの作成を開始します。
4.アタッチメント装着とIPR
マウスピース装着の前に歯の動きをサポートするための米粒大の白い突起を歯に着け、必要に応じてIPRにより歯間に隙間を作ります。
5.マウスピースの装着
1日20時間以上、決められたスケジュールに従ってマウスピースを装着し、2週間に1回通院して次のマウスピースを受け取り治療を進めます。
2週間ごとに通院して歯科医師や歯科衛生士に疑問や不安を相談できるので安心です。
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