キレイラインは痛い?矯正中に発生する痛みについて解説

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。 https://www.med.oita-u.ac.jp/ https://www.oita-u.ac.jp/
 

キレイラインはマウスピース矯正の1種ですが、マウスピース矯正は痛みがあると聞いたことがあり、不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。

痛みが気になってキレイライン矯正をちゅうちょしている、なんて方は必見。キレイラインの治療中に生じる痛みやその原因について解説していきます。

キレイラインは痛いの?

マウスピースを交換しながらゆっくり矯正を進めていくキレイラインは通常のワイヤー矯正に比べて痛みが少ない矯正方法です。

キレイラインは痛みが比較的少ない

キレイラインを用いた矯正はなぜ比較的に痛みが少ないのでしょうか。

キレイラインが他の矯正方法に比べて痛くない理由について解説していきます。

キレイラインは歯科技工士が最適な歯の動かし方を設計

患者さんそれぞれの歯並びや歯の形に合わせて、国内の歯科技工士がマウスピースを作成します。

患者さん一人ひとりの歯に合わせて作成したマウスピースのため、フィット感はもちろん、歯に対して適正な力をかけるよう作っているため、力がかかり過ぎてしまうことがなく、痛みが少なくなっています。

このキレイラインのプログラムは、アメリカで20年以上マウスピース矯正治療の経験を積んだ歯科医師によって監修されています。

マウスピースの素材に関して

マウスピースの素材はソフトとハードなもの2種類を順番に使用することで、徐々に歯に対して力をかけるようしています。

そのため、無理なく歯並びを整え、痛みを抑えながら矯正治療を進めていくことができます。

金属などを使用しないマウスピース矯正

金属を使用するワイヤー矯正はブラケットという突起物を歯の表面に取り付け、それらをワイヤーでつなぎ、ワイヤーを引っ張ることで歯並びを整えていきます。

そのため、歯に取り付けたブラケットが頬の裏側に当たることにより口内炎ができ、痛みが生じるケースがあります。

マウスピース矯正はプラスチックで出来ていて突起物もないため、口腔内で金属が当たる、口内炎が出来て痛いなどというトラブルは生じにくいです。

キレイラインの矯正中に生じる痛みとは?

キレイラインはマウスピースを使用した痛みの少ない矯正方法です。

キレイラインの治療中に生じる痛みはどういった原因が挙げられるのでしょうか。

マウスピース装着時

新しいマウスピースに取りかえて3~4日はマウスピース装着時に痛みが発生する場合があります。

これはマウスピース装着により歯が移動しているため発生する痛みです。

キレイラインに限った痛みではなく、マウスピースを用いた矯正では共通の痛みです。

一方、ワイヤー矯正でも、ワイヤーを調整してしばらくは歯への負荷がかかるため、痛みやむずがゆい感覚があります。

通常3~4日で痛みは消失しますが、長期間強い痛みを伴う場合、まだ歯が十分動いていないうちにマウスピースを入れ替えてしまったという事も考えられます。

しばらく続く場合は通院中の提携歯科医院に相談しましょう。

マウスピース装着中の歯肉が痛い

マウスピースのフチが歯肉に当たって痛い場合、歯肉から出血や腫れが生じます。

歯科医院でマウスピースを削って調整してもらう、もしくはご自身でやすりを使用してフチを調整し、痛みを回避する必要があります。

マウスピースを久しぶりに装着した時の痛み

マウスピース装着を怠った場合、歯が元の歯列に戻ろうとする「後戻り」が生じます。

後戻りをした場合、再びマウスピース装着した際に歯が動くため、締め付けが生じ痛みが発生します。

矯正終了後のリテーナー装着時の痛み

リテーナーは矯正治療後に装着しますが、しばらく装着を怠っていると後戻りが生じてしまい、再び装着した際に痛みを生じてしまう場合があります。

多少の痛みであれば、心配はありませんが、過度な痛みを伴う場合は矯正時同様、歯に対する負担が大きくかかっている可能性があるので通院している歯科医院に相談しましょう。

歯自体がキリキリ痛む、知覚過敏を伴う

マウスピース装着に関わらず歯が痛む、知覚過敏を伴う場合、むし歯が考えられます。

マウスピース矯正は取り外しが可能なため、ブラッシングをきちんとしておけばむし歯になりにくいと言われていますが、メンテナンスを怠るとむし歯になります。

通院中の提携歯科医院に相談し、むし歯治療を並行して行うか相談しましょう。

ワイヤー矯正と比較し、マウスピース矯正は取り外しが可能なため、万が一むし歯になったとしても矯正治療を継続しながらむし歯治療を行うことができます。

せっかく通院頻度が低いマウスピース矯正を行っているにもかかわらず、むし歯治療が始まってしまうと、歯科医院への通院頻度が高くなってしまいます。

矯正中のむし歯を防ぐためにもマウスピースは清潔に保つようしましょう。

痛みを防ぐ方法

矯正中の痛みをできるだけ感じたくないという方に、キレイライン治療における痛みを防ぐ方法について解説していきます。

マウスピース装着に関する痛み

マウスピース矯正は1日20時間以上の装着が推奨されています。

装着時間を守り、後戻りを防ぐことでマウスピース装着時の痛みを防止するようしましょう。

マウスピース装着期間は通院中の歯科医院の指定期間を厳守していきます。

キレイラインは十分な治験データとマウスピースの素材を考慮した上で最短の矯正期間となるような治療計画を立てています。

そのため、早く歯並びをキレイにしたいと思い、歯が十分動ききらないままつい新しいマウスピースへ早めに移行してしまうと、歯に大きな負担がかかり痛みを生じてしまいます。

リテーナー装着に関する痛み

リテーナー装着時間は矯正終了から1年間は矯正中のマウスピースと同様、1日20時間の装着が推奨されます。

リテーナー装着から1~1.5年経過後は夜間だけの装着に移行します。

リテーナーは歯科医院の考え方や、患者さんの口腔内の状況によって装着期間と時間は異なります。

また形状もマウスピース型、プレート型、ワイヤー型とさまざまあります。

マウスピース矯正時にどうしても取り外しがあって面倒だった、何度か装着を忘れて後戻りしてしまった、という方にはワイヤー型のリテーナーがおすすめです。

ワイヤー型のリテーナーは歯の裏側にワイヤーを取り付け固定するので装着忘れのリスクはありません。

また、歯の裏側なので見た目も目立ちません。唯一のデメリットはワイヤーが取り付けられているため、ブラッシングがやりづらい事が挙げられます。

マウスピース装着期間のむし歯を防止

飲食後のブラッシングはマウスピースを取ってしっかり行いましょう。

マウスピースと歯の間に糖分や汚れが残っているとむし歯のリスクが高まります。

マウスピースを清潔に保つよう心がけましょう。

マウスピースを装着したままの飲食は控えた方が良いです。

マウスピースの手入れに関してですが、ぬるま湯や水で汚れを洗い流す程度にしましょう。

物足りない場合、専用の洗浄剤、歯ブラシで磨くようします。

リテーナー専用の洗浄剤はドラッグストアで購入可能です。

入れ歯用洗浄剤は洗浄効果が強いため、使用を避けましょう。

また、歯ブラシを使用してリテーナーの手入れを行う場合、歯磨き粉などの研磨剤を使用せず、磨きすぎないよう注意して扱うようしましょう。

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