「下の歯並びだけが悪い……」そんな悩みをお持ちの場合、部分矯正なら気になる下の歯だけを治療できる場合があります。
この記事では、下の歯だけ治療できる部分矯正のメリット・デメリットや、流れについて詳しく解説していきます。
目次
1.下の歯のみ歯列矯正することはできる?
下の歯だけなど一部の歯列を矯正することは可能です。
一部の歯列のみ治療する方法を「部分矯正」と呼びます。
「下の歯だけ治療したい」
「目立つ前の歯だけ治したい」
という場合は、部分矯正によって気になっている歯を中心に矯正します。
ただ、部分矯正ではかみ合わせの治療はできず、患者様によっては全体矯正が必要な場合もあります。
関連記事:前歯のみの部分矯正とは?矯正方法とメリット・デメリットを解説!
(1)下の歯だけの部分矯正の費用と期間は?
部分矯正には、主に「表側矯正」「裏側矯正」「マウスピース矯正」の3種類あり、それぞれ費用の相場などが異なります。
費用の目安 | 期間の目安 | |
表側矯正 | 30万~60万円 | 半年~1年 |
裏側矯正 | 40万~70万円 | 1年以上 |
マウスピース矯正 | 10万~40万円 | 3か月~1年 |
ただ、各矯正方法はメリット・デメリットなども異なるため、ライフスタイルに合った方法を選択することが重要です(各矯正方法の詳細は後に説明します)。
・Basicプラン(軽度の歯の歪み):30万円(税別)
・Mediumプラン(軽度~中程度の歪み):45万円(税別)
・Proプラン(中程度以上の歪み):60万円(税別)
それぞれ分割払いも対応可能です。「リーズナブルな歯科矯正に興味がある」という方は、公式LINEから治療費用をチェックしてみてください。
(2)下の歯のみの部分矯正ができないケースはある?
下の歯だけ治したいと思っても、場合によっては部分矯正では対応できないケースもあります。いくつか例をあげてみましょう。
①噛み合わせに問題があるケース
噛み合わせに問題がある場合、下の歯だけの治療では十分でないため、全体矯正が必要になります。
全体矯正では、奥歯の噛み合わせも含めて治療を行うことができます。
②歯を大きく動かす必要があるケース
歯並びの乱れが大きいケースでは、下の歯のみ治療を行いたくても、歯列全体を動かさなければならないこともあります。
特に、顎の骨が小さいケースなどでは、抜歯を行って歯を動かすスペースを確保し、歯列全体を整える治療が行われることがあります。
その場合、下の歯だけを治療する部分矯正は難しいといえます。
2. 下の歯だけの部分矯正、どんな方法があるの?
下の歯のみの歯列矯正には3つの種類があります。
- 表側矯正(ワイヤー矯正)
- 裏側矯正(ワイヤー矯正)
- マウスピース矯正
(1)表側矯正(ワイヤー矯正)
歯の表側にブラケットという装置とワイヤーをつけて歯並びを矯正する、従来からある手法です。
メタル(金属)製のブラケットやワイヤーを使う方法は、他の素材を使った矯正費用よりも安く丈夫であるという特徴があります。
口を開くとすぐに矯正していることがわかってしまうため、審美性には優れていません。
目立ちにくくする方法として、白色や透明のセラミックやプラスチック性のブラケットを使用したり、ワイヤーをホワイトにするといった対応があります。
ただし、セラミックやプラスチックのブラケットとホワイトワイヤーを使用した表側矯正の方が、メタルブラケットや銀色のワイヤーを使用した場合よりも費用が高くなる傾向にあります。
(2)裏側矯正(ワイヤー矯正)
歯の裏側にブラケットとワイヤーをつけて歯を動かす方法です。
矯正していることが周囲の人にはわからりづらいというメリットがあります。
歯列矯正の目立つ装置が精神的に負担で、部分矯正をやるべきか悩んでいる人や、接客業などで表側矯正はできないという人は裏側矯正がおすすめです。
ただし裏側矯正の費用は、表側矯正の約1.5倍ほどかかると言われています。
それは歯科医師の技術力が試されるので、きちんと腕のある信頼できるドクターに相談しましょう。
参考記事
非公開: 裏側矯正のメリットは目立たないだけではない!大人も始めやすい矯正
(3)マウスピース矯正
透明なマウスピースを作って装着することにより、矯正する方法です。
透明なので、矯正していることが周囲の人にわかりにくく、また表側矯正や裏側矯正とは違い、食事や歯磨きのときは外すことができる点もメリットです。
また、マウスピースは、1~2週間ごとに新しいものに取り替えるため、清潔な状態を保つことができ、費用は表側矯正とほぼ変わりません。
マウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)では、プランによっては月々3,600円~という手軽な価格で矯正が可能です。
公式LINEアカウントから症状別の費用目安がチェックできますので、まずはお気軽にご確認ください。
3. 下の歯のみの部分矯正のメリット
歯列全体を治療するのではなく、下の歯のみを治療するメリットは2つあります。
(1)治療期間が短い
部分的に歯を動かすだけなので、すべての歯の矯正治療よりも期間が短くて済みます。
全体矯正の治療の場合2〜3年ほどかかりますが、部分矯正なら、数か月で治療が終了するケースもあります。
「就職活動の前に、前歯を整えたい」
「結婚式までに歯並びをきれいにしたい」
など、期間が決まっている人で気になる部分だけを矯正したい場合は、部分矯正が向いています。
(2)費用が安い
全体矯正は約70〜100万円が相場なのに対して、部分矯正であれば約35〜60万円が相場となっており、全体矯正より費用が安くて済みます。
もちろん、症例や選択する矯正方法、通う歯科医院によっても金額が異なりますが、比較的安価で矯正を行うことが可能です。
|
部分矯正 |
全体矯正 |
---|---|---|
表側矯正 |
30万円~60万円 |
60万円~130万円 |
裏側矯正 |
40万円~70万円 |
100万円~170万円 |
ハーフリンガル矯正 |
35万円~65万円 |
80万円~150万円 |
マウスピース矯正 |
10万円~40万円 |
60万円~100万円 |
(3)受け口(下顎前突)の改善になる
下あごが上あごよりも前に出ている状態を「受け口」あるいは「下顎前突(かがくぜんとつ)」といいます。
受け口になる原因はいくつか考えられます。
- もともと骨格的に下あごが大きい、あるいは上あごが小さい
- 骨格的に問題はないものの、下の歯が前に生えていて、上の前歯が内側になってしまっている
- 小さい頃から下あごを前に突き出すクセがあった
- 口呼吸が普段から多い(口呼吸は舌の位置が不安定になり、自然と下あごが前に出やすいです)
歯の生え方が原因であり、歯並びの悪さが軽度〜中度の受け口であれば、下の歯を矯正することでキレイな歯並びが手に入る可能性が高いです。
・Basicプラン(軽度の歯の歪み):月額3,600円(税別)×91回
・Mediumプラン(軽度~中程度の歪み):月額4,500円(税別)×113回
・Proプラン(中程度以上の歪み):月額6,300円(税別)×106回
なにか気になることがあれば、無料相談を実施しているので、お気軽にお問い合わせください。
4.下の歯だけの部分矯正のデメリット・注意点
一方で、下の歯だけの部分矯正にはデメリットがあります。
(1)全体の噛み合わせの調整はできない
部分矯正は、審美的に一部分の歯並びを整える治療法ですので、歯の噛み合わせは調整できません。
そのため、噛み合わせが原因で、上手くものが咀嚼(そしゃく)できない、慢性的な頭痛や肩こりがあるという人や、顎関節症を発症している人に部分矯正は適しません。
また、適応しない症例で無理に部分矯正をすると特定の歯に力が入るようになり、噛み合わせが悪くなったり全体の歯並びがずれてしまうといったリスクもあります。
医師の診断を受け、全体矯正が必要な場合は無理せず全体矯正を検討することが大切です。
【3Dシミュレーションのイメージ】
(2)歯の研磨が必要になることがある
歯科矯正では、歯を動かすスペースを確保するため、歯の研磨(IPR)を行う場合があります。
抜歯ほど大掛かりな施術ではありませんが、歯を削ることに関して抵抗がある人もいるでしょう。
ただ、IPRでは0.2〜0.5mm程度と薄い研磨を行うだけであり、歯の健康上の問題もないといわれています。
気になる方はクリニックの医師からしっかり説明を受けると良いでしょう。
患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。
5. 部分矯正の仕上がりってどんな感じ?
「部分矯正でも綺麗に仕上がるの…?」という疑問を持つ方もいるかと思います。
そこで以下では、hanaravi(ハナラビ)の部分矯正の仕上がりの綺麗さを実感していただくため、治療事例をご紹介します。
(1)hanaravi(ハナラビ)の前歯の治療ケース①
以下の事例は、約45万円ほどの予算で前歯のみの治療を行ったケースです。
症状 | 上顎前突(出っ歯) |
---|---|
費用 | ¥450,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約8ヶ月 |
年齢 | 21歳 |
性別 | 女性 |
治療内容 | 11番、21番の前突をマウスピースにて舌側傾斜させて改善。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 この場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考えられます。 先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行います。 矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがございます。. 矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考えられます。 多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
(2)hanaraviの前歯の治療ケース②
以下のケースは、30万円ほどの予算で前歯の治療を行ったケースです。
症状 | 正中離開(すきっ歯) |
---|---|
費用 | ¥300,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約6ヶ月 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 男性 |
治療内容 | 11番、21番が正中から離れている為、そこを優先的にマウスピースで動かしてで埋める。 それに伴い上下顎の軽度のガタツキを治療。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 この場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。 歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考えられます。 先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行います。 矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがございます。. 矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考えられます。 多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
6. 下の歯のみの部分矯正なら月々3,600円~で治療できるhanaravi(ハナラビ)へ
部分矯正は上下どちらかの歯列のみを矯正することも可能なため、下の歯だけ矯正したい場合にも十分適応できます。
また、全体矯正と比べて部分的に矯正する分、矯正期間が短く済み、費用も安く抑えられます。
噛み合わせや歯並び全体は悪くなく部分的に歯列を整えたい人や、期間を決めて目立つ部分だけ歯並びを整えたい人、一度全体の矯正をしたけれど後戻りしてしまった人などに適しています。
しかし、部分矯正ができない症例や、部分矯正ではない方法で矯正した方がいい歯並びもあるため、まずは歯科医師に相談してみましょう。
また、部分矯正を行う場合は、マウスピース矯正を検討してみましょう。
患者さんひとりひとりのお口の状態に合わせて、オーダーメイドでマウスピースを制作するため、歯の一本一本を細かく動かしていくことができます。
そのため、全体のバランスを見ながら部分矯正を行うのに適しています。
マウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)では、ワイヤー矯正・マウスピース矯正いずれにも詳しい、厳選された専門の歯科医師とのみ提携しています。
矯正経験が豊富な医師が治療を担当するので、安心して矯正ができます。
また、月額3,600円(税別)※と非常にリーズナブルな価格で歯科矯正を受けられます(※Basicプラン年利2.5%で91回払いの場合)。
その他のhanaraviの特徴
- 「定額制」で余計な費用負担ナシ
- 「経験豊富な歯科医師」が担当するため、失敗も少ない
- 「矯正後のイメージを見て契約」で、予定通りの矯正を実現
- 「マウスピース矯正」で痛みも少なく、見た目も気にならない
- 「リテーナー1回無料」でアフターケアも万全
- 「LINEサポート」で通院不要
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