歯科矯正を検討している方にとって、一番気になるのは「きれいな歯にするためにいくらかかるのか?」という費用面ではないでしょうか。
歯科矯正は原則、保険診療が適用されない「自由診療」であり、料金設定がクリニックや矯正ブランド、矯正サービスによって異なります。
そのため、「どうしてこの値段なの?」と悩んでしまう人は多いです。
その疑問を解消するため、この記事では大人の歯科矯正の費用面について、実際の治療例などを紹介しながら解説します。
矯正期間や矯正方法についても書いてありますので、ぜひ参考にしてください!
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【記事内容の早見表】
目次
1.歯列矯正の平均費用・費用を決める要素は?
歯列矯正の費用はかなり幅が広く、10万円で済む治療もあれば150万円かかるような治療もあります。
そのため、一概に歯列矯正の平均費用を出すのは難しくなっています。
どのような要素が、矯正治療の値段を変化させるのでしょうか?
(1)矯正範囲
矯正治療は、矯正範囲か前歯だけなどの部分矯正か、奥歯を含む歯列全体を治療する全体矯正かで大きく値段が異なります。
それぞれの治療範囲の特徴とメリット・デメリットを表にまとめました。
全体矯正 | 部分矯正 | |
---|---|---|
特徴 |
【メリット】
・奥歯を含む歯列全体を矯正することが可能 【デメリット】
・矯正期間が比較的長い・値段が比較的高い |
【メリット】
・気になる部分だけ矯正できる 【デメリット】 |
ちなみに、歯科矯正は国民保険や社会保険などの公的医療保険が適応されない、自由診療として扱われています。
そのため、治療費用が高くなりやすいだけでなく、クリニックによって各種料金が異なります。
(2)矯正方法
矯正方法によっても大きく値段が異なります。
歯科矯正には、主にマウスピース矯正、ワイヤー矯正といった治療方法があります。
マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の矯正装置を装着することで、歯を動かすという治療方法です。
ワイヤー矯正は、歯にブラケットという装置を取り付け、そこにワイヤーを通します。
ワイヤーによって歯に力を加えて、歯を動かすというのが特徴の治療方法です。
ワイヤー矯正には、ワイヤーを通す場所やワイヤーの使い方によって、表側矯正、裏側矯正、ハーフリンガル矯正などの種類があります。
平均的には、最も費用が高いのは裏側矯正、安いのはマウスピース矯正です。
※それぞれの治療方法の特徴は、このあと費用と合わせて解説します!
(3)治療期間
治療期間によっても値段は変化します。
歯並びの状態が比較的軽度の患者様であれば、治療期間は短くなり料金は安くなります。
反対に、歯並びの状態が中度〜重度の場合、治療期間は長くなり料金も高くなりやすいです。
マウスピース矯正の場合、治療の段階に応じて少しずつ形状の異なるマウスピースを装着することで歯を動かします。
症例によって、動かす歯の数や動かす量が増えれば、マウスピースの交換枚数も増えて、費用が高くなりがちです。
ワイヤー矯正の場合も、歯並びに合わせて定期的な装置の微調整を行う必要があり、その手間が増える分費用が高くなります。
自分の歯並びの場合、どれくらいの治療期間が必要になるのかは、クリニックの無料相談などでチェックしてみましょう!
2.矯正治療方法ごとの費用相場まとめ
歯科矯正の費用の相場は、まず矯正範囲によって大きく異なります。
- 部分矯正の場合:10万円~70万円
- 全体矯正の場合:60万円~170万円
(1)部分矯正と全体矯正による費用の違い
部分矯正の相場は、10万円~70万円となります。
1較的低価格な料金で治療を行うことができ、また治療期間が短いことが特徴です。
ただし、部分矯正の場合は、噛み合わせを治療できません。
一方、全体矯正の相場は60万~170万円です。
全体矯正は、噛み合わせを改善する場合や、大きく歯を動かす必要がある場合に実施されます。
部分矯正よりも平均費用が高く、治療期間も長めなのがデメリットです。
しかし、かみ合わせの問題を解消する必要があるなど、全体矯正が必要な患者様は少なくありません。
歯科矯正ではそれぞれのケースにあった治療方法を選ぶことが重要です。
「自分は部分矯正ができるのか」「全体矯正が必要なのか」が知りたい方は、専門の医師に相談を行いましょう。
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(2)矯正方法別の費用相場
矯正方法による、費用の違いは以下のとおりです。
- マウスピース矯正:10万円~100万円
- 表側矯正(ワイヤー矯正):30万円~130万円
- 裏側矯正(舌側矯正・リンガル矯正):40万円~170万円
- ハーフリンガル矯正:35万円~130万円
①マウスピース矯正:10万円~100万円
マウスピース矯正の費用相場は10万円~100万円です。
- 部分矯正の場合:10万円~40万円
- 全体矯正の場合:60万円~100万円
マウスピース矯正は、薄く透明な矯正用マウスピースを装着することによって歯を動かします。
他の矯正方法よりも平均費用が安く、リーズナブルに治療でき、また矯正期間が短いことなどが特徴になります。
矯正中の見た目が目立たず、部分矯正なら手軽に治療をはじめられるため、若い世代を中心に流行中の矯正方法です。
hanaraviが実施したアンケート結果でも、10代~20代のマウスピース矯正経験者の割合は、10代~20代の表側矯正の経験者の割合よりも多いという結果になりました。
こうした関心の高まりから、マウスピース矯正を導入するクリニックも増えていますが、歯科医師によってマウスピース矯正の知識・経験にバラつきがあるので注意しましょう。
hanaraviが実施したアンケート調査では、歯科矯正を行った際に感じた不満について質問を実施。
結果、「イメージ通りに歯が整わなかった」「治療が計画通りに進まず延長してしまった」といった不満は、表側矯正経験者よりもマウスピース矯正経験者に多いという結果が得られました。
こうしたデータからもわかるとおり、費用だけではなく、治療を担当する歯科医師の知識・経験を確認することは非常に大切です。
②表側矯正(ワイヤー矯正):30万~130万円
表側矯正の費用相場は30万円~130万円です。
- 部分矯正の場合:30万円~60万円
- 全体矯正の場合:60万円~130万円
表側矯正とは、歯の表側にブラケットとワイヤーを装着し、歯を動かす矯正方法のことです。
最も歴史が深い矯正方法なので、多くの症例に対応できる点がメリットです。
一方で、治療中の見た目が目立つことが最大のデメリットとなります。
最近では目立ちにくい素材を使ったブラケット・ワイヤーもあるので、気になる方は取り扱っているクリニックがないか探すのもおすすめです。
関連記事:ワイヤー矯正とは?種類や素材、費用、他治療との比較について解説
③裏側矯正(舌側矯正・リンガル矯正):40万~170万円
裏側矯正の費用相場は40万円~170万円です。
- 部分矯正の場合:40万円~70万円
- 全体矯正の場合:100万円~170万円
裏側矯正は高度な専門技術が求められるため、他の治療方法と比べて、平均費用が最も高いです。
裏側矯正では、歯の裏側にワイヤー・ブラケットを装着するため、矯正していることが他の人からわかりにくいメリットがあります。
好きな人や初対面の人に矯正についてあまり知られたくない場合は有効です。
ただ、裏側矯正は高度な専門技術が求められるため、比較的費用が高い点や、導入しているクリニックも少ない点がデメリットです。
矯正医セレスタ麻里子
④ハーフリンガル矯正:35万~135万円
ハーフリンガル矯正の費用相場は35万円~135万円です。
- 部分矯正の場合:35万円~65万円
- 全体矯正の場合:65万円~135万円
ハーフリンガル矯正とは、上あごに裏側矯正を施し、下あごに表側矯正を行う矯正方法です。
裏側矯正よりも費用を抑えることができ、また表側矯正により見た目が目立たない点がメリットです。
デメリットとしては、マウスピース矯正・表側矯正に比べて平均費用が高い点が挙げられます。
見た目が目立たなくてリーズナブルな矯正方法を選びたい場合はマウスピース矯正を検討してみるのがおすすめです。
3.歯科矯正の流れごとにかかる費用まとめ
歯科矯正の値段を手法別に紹介してきましたが、次は歯科矯正治療の流れに沿って、費用感を紹介していきたいと思います。
歯科矯正では、以下の表のとおり、矯正前・矯正中・矯正後にそれぞれ費用がかかっています。
矯正前にかかる費用 | 矯正中にかかる費用 | 矯正完了後にかかる費用 |
・初回カウンセリング、精密検査費(0円~30,000円) ・虫歯/歯周病治療費ないし抜歯費用 (2,000円~30,000円) | ・矯正装置の費用(30万円~150万円) ・通院費(3,000円~5,000円/回) | ・リテーナーの費用(30,000円~60,000円) ・保定観察費(3,000円~4,000円/回) |
矯正治療のイメージがつきやすいよう、それぞれのタイミングでどの程度の費用がかかるのか、解説していきます。
(1)矯正前にかかる費用 初診から事前治療まで
①初回カウンセリング、精密検査費:0円~30,000円
歯科矯正では、まずカウンセリングを受け、歯並びや噛み合わせについての悩みや不安を担当の歯科医師に相談します。
そこで抜歯(ばっし)が必要になるか、治療にかかる費用や期間は全体でどのくらいになるかなどの説明を聞きます。
カウンセリングを受け、歯科治療が始まったらまずは顔の骨格の写真やレントゲンを撮るなどの精密検査を受け、口内の状態を詳しく調べます。
カウンセリング、精密検査は非常に重要なので、信頼できる先生かどうか確認しましょう。
②虫歯/歯周病の治療費ないし抜歯費用:2,000円~30,000円
検査の結果、虫歯や歯周病が見つかればそれらの治療が優先され、治療後に矯正治療に移ります。
この時の虫歯/歯周病治療は保険適用になりますが、矯正治療のための抜歯は保険適用外なので自費になり、想定外の出費になる可能性があります。
また、虫歯/歯周病治療を終わらせてからでないと矯正治療に移れないため、歯科矯正が始まるまでに時間がかかってしまうケースもあります。
歯科検診に行っていない方は、矯正のタイミングで虫歯/歯周病チェックもしっかりしましょう。
(2)矯正中にかかる費用 歯を動かす期間
①矯正装置の費用:10万円~170万円
虫歯治療などが完了したら矯正装置を歯に取り付け、歯磨きの仕方や口内ケアの方法などの説明を受けます。
上述したとおり、矯正装置の種類によって費用が異なります。
- マウスピース矯正:10万円~100万円
- 表側矯正(ワイヤー矯正):30万円~130万円
- 裏側矯正(舌側矯正・リンガル矯正):40万円〜170万円
- ハーフリンガル矯正:35万円〜135万円
矯正費用は高額になることが多いですが、デンタルローンなどを活用して支払うことも可能です。
歯科医院によって異なりますので、カウンセリング時に支払い方法についても説明を受けることをお勧めします。
②装着後の通院費用:3,000円~5,000円/回
矯正装置をつけてからワイヤー矯正の場合は1ヶ月に1回ほど、マウスピース矯正の場合は2〜3ヶ月に1回ほどの通院が必要です。
ワイヤー矯正では毎回ワイヤーの調整を行うので、調整費用がかかります。 通院にかかる費用は矯正装置の費用に比べると安く感じるかもしれません。
しかし、長期になることが多い歯科矯正において通院費の金額もかさみますので、しっかり確認しておきましょう。
(3)矯正後にかかる費用 保定期間
①リテーナー費用:30,000円~60,000円
矯正治療が終わったあとも、歯の位置を固定するための「保定期間」があり、リテーナーの装着が必要です。
保定期間では、「リテーナー」という器具を装着して歯の位置を固定する必要があります。 保定期間の目安は1~2年です。
リテーナーをつけないと元に戻ってしまうので、重要な役割です。
②リテーナー装着後の保定観察費用:3,000円~4,000円/回
リテーナーの装着後、3カ月~半年に1回ほどの通院が必要です。
リテーナーの装着後も、定期的に歯の位置が固定されているかどうかを確認する必要があります。
ここで自己判断でリテーナーを外してしまったりすると、歯が元に戻ってしまうリスクがあります。
歯科医師からOKが出るまで、しっかりリテーナーを装着し続けましょう。 以上が、治療ステップごとの費用感の目安となります。
矯正医セレスタ麻里子
4.歯科矯正の費用が「わかりにくい」理由
上で見ていただいたように、大人の矯正治療全体の費用相場は10万円〜150万円前後と、大きく幅があります。
この理由は、歯科矯正の多くが保険適用されない「自由診療(保険外診療)」だからです。 歯列矯正は国民保険や社会保険などの公的医療保険が適応されないため。
治療にかかる費用は各医療機関が自由に決めることができ、費用に幅が出やすいです。
また、それが理由で平均費用も高くなります。
先天的な病気の治療など、医療目的で歯科矯正をする場合を除き、矯正費用は全額自己負担となります。
参照:保険診療の理解のために【歯科】(令和4年度) p.21|厚生労働省
hanaraviが実施したアンケート調査でも、矯正中に感じた不満として最も多かったのが「費用」に関するものでした。
治療後に後悔しないためにも、歯科矯正の費用に関する知識は事前にしっかり身につけましょう。
5.全額を一括払い?都度払い?クリニックによる支払いシステムの違い
矯正治療の費用を支払うシステムには、「トータルフィー制(総額制)」「処置別払い制」の2種類があります。
(1)トータルフィー制:治療全体の費用を一括で払う
治療開始前の診断で治療計画を立て、費用総額を見積もって支払いを行うパターンです。
トータルフィー制とも呼ばれます。
例えば、トータルフィー制を採用しているhanaraviの場合、3つの料金プランが用意されており、それぞれのプランごとに総額が決まっています。
- Basicプラン(軽度の矯正) 月額3,600円(税別)※1 または一括払いで30万円(税別)
- Mediumプラン(軽~中程度の矯正) 月額4,500円(税別)※2 または一括払いで45万円(税別)
- Proプラン(中度以上の矯正) 月額6,300円(税別)※3 または一括払いで60万円(税別)
- ※1年利2.5%で91回払いの場合※2年利2.5%で113回払いの場合※3年利2.5%で106回払いの場合
治療前に全体の費用を出すので、見積もり以上の追加費用がかからない点が安心です。
一方、クリニックによってトータルフィーの範囲が異なるので、注意が必要です。
矯正治療で歯を動かしたあと、歯並びを固定するために使用する「リテーナー」の価格や、追加治療がトータルフィーに含まれない、治療の途中までの費用しか含まれていないケースもあります。
「どこまでがフィーに含まれるのか」という点については、治療を受ける際にしっかり確認するようにしましょう。
(2)処置別支払い:通院や処置ごとに費用を支払う
全体の計画を立てるところは共通ですが、最初に全体の費用を出すのではなく、処置ごとに支払いをするパターンです。
矯正前・矯正中・矯正後にかかる費用をその都度支払うので、総額がわかりにくい点がデメリットです。
モデルケースとしては、以下のような事例が挙げられます。
矯正前にかかる費用 | 矯正中にかかる費用 | 矯正完了後にかかる費用 |
・カウンセリング:無料 ⇒合計金額45,000円 |
・矯正装置料:800,000円 ⇒合計金額920,000円 |
・保定装置料:66,000円 ⇒合計金額106,000円 |
このモデルケースの場合、矯正装置の費用は800,000円ですが、矯正前と矯正後の費用を合わせた総額としては1,071,000円となります。
処置別支払いは、「途中で辞めやすい」「治療期間が短くなれば安く済む」といったメリットもあります。
しかし、「予想以上に料金がかかってしまった」という状況にもなりかねないので注意が必要です。
6.矯正費用が返ってくる?医療費控除について
高額になることが多い歯科矯正治療ですが、治療の目的によっては医療費控除の対象になる可能性があります。
(1)医療費控除とは?
医療費控除とは1年間に支払った医療費が一定の金額を超える場合に、支払った医療費に基づき計算された金額が所得控除を受けられる制度です。
病気などで病院にかかった場合は、治療費や検査費だけでなく、公共交通機関を使った通院費用なども医療費控除に含まれます。
課税所得が少なくなり、支払う税金が減ったり、支払った税金の一部が還付されることがあります。
(2)医療費控除の対象になるケース
成人した後の歯科矯正では、以下のような機能回復が必要なケースだと医療費控除になる可能性があります。
- 食べ物をうまく噛めないなど噛み合わせに問題があり、咀嚼機能の改善が必要なケース
- 歯並びの問題によって滑舌が悪く、発音機能の改善が必要なケース
このように、機能面に問題があるケースでは、医療費控除の対象になる可能性が高くなります。
逆に言うと、美容目的(審美性の問題を解決する目的)の歯列矯正などは対象になりません。
基本的には、医師からの診断書があれば医療費控除の対象になります。
自分の矯正治療が医療費控除の対象になるか気になる人は歯科医院で相談してみましょう。
なお、子どもの歯科矯正治療であれば成長のために必要な治療とみなされるので、医療費控除の対象になります。
矯正医セレスタ麻里子
7.その他の歯科矯正に関するよくある質問
Q.歯の矯正には何年かかりますか?
A.歯列矯正にかかる期間目安は、部分矯正の場合6~10ヶ月、全部矯正の場合は1年半程度です。
実際にどのくらい期間が必要なのかは、歯を動かす距離によって変わります。
距離が短ければ早く治療が終わりますし、距離が長ければその分時間がかかります。
治療が長引くほど平均費用は増加するので、事前に矯正にかかる期間を知っておくと良いです。
Q.歯の矯正はなぜ多くの費用がかかるのですか?
A.矯正歯科で使われているワイヤーやブラケット、マウスピースなどは特殊な素材でかつ緻密に作られています。
また、施術を行うのは普通の歯科医師ではなく矯正治療に特化した専門の歯科医師です。
そのため、材料費や技術料の高さが矯正治療の高額な理由につながっています。
Q.歯並びが悪くなってしまう理由はなぜですか?
A.先天的な理由と後天的な理由があると言われています。先天的な理由は親からの遺伝がほとんどを占めます。
後天的な理由としては、口・あご周りの筋肉(舌・唇・頬)のバランスが悪いことなどが挙げられます。
口呼吸によって舌が正しい位置にない事で、あごの成長が悪くなり、 歯並びが乱れてくるのです。
その他にも、幼少期のころの癖で爪を噛んだり指しゃぶり等が原因で、歯並びが悪くなったりもします。
Q.歯並びが悪いとどんなリスクがありますか?
A.見た目だけでなく、全身の健康に影響をおよぼすリスクがあります。
日本矯正歯科協会のウェブサイトでは、悪い歯並びはかみ合わせの悪化を引き起こし、以下のような問題を引き起こすとされています。
- 歯磨きのしづらさや、口呼吸になることによる虫歯・歯周病リスクの増加
- 食べ物をうまく噛めないことによる、胃腸への負担
- ものを飲みこむ力の低下
【歯周病によりリスクが高まるとされる病気の例】
このように、歯並びは人間関係、収入、健康といった様々な側面で人生に大きな影響を与えます。
Q.歯科矯正後に歯並びが戻ってしまう事はありますか?
A.きちんと保定装置(リテーナー)を装着していれば、大きな後戻りが起こることはありません。
治療が終わった安心感からリテーナーをさぼってしまう方が多くいらっしゃいますが、 きれいになった歯並びを安定・維持させるためにも必ず装着してください。
Q.歯の矯正治療にはどんな種類がありますか?
A.矯正には、大きく分けて以下の3つの種類があります。
- 表側矯正(ワイヤー矯正)
- 裏側矯正(ワイヤー矯正)
- マウスピース矯正
また、複数の方法を組み合わせた治療や手術を伴う治療なども含めると、さらに種類があります。 詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
歯科矯正の種類大全!治療の特徴、メリット、タイプ別おすすめ矯正方法を解説Q.大人の歯科矯正のメリット・デメリットは?
A.大人の歯科矯正のメリットは、「見た目のコンプレックスが低減できる」「虫歯や歯周病リスクが低減できる」「口臭が改善する」「不正咬合の改善によって不定愁訴が軽減することがある」「子供と違って治療計画を立てやすい」ことです。
デメリットは、「矯正装置の見た目が気になる」「治療中は痛みが発生しやすい」「費用がかかる」「健康な歯を抜く必要がある場合もある」「骨格までは変えられない」ことです。
特に見た目のコンプレックスがきっかけで歯科矯正を検討する人が多いため、見た目の改善は最大のメリットといえるでしょう。
Q.大人の歯列矯正、何歳まで可能?
A.歯列矯正は何歳でも可能です。
ただし、年齢にかかわらず歯と歯茎が健康であることが条件です。
歯と歯槽骨(歯茎の骨)が癒着していたり、深刻な歯周病がある場合など、矯正ができないケースもあるので覚えておきましょう。
矯正可能かどうかの判断が難しい場合は、一度矯正歯科に相談してみることをおすすめします。
8. 自分にあった矯正を選ぶならhanaravi(ハナラビ)へ
歯科矯正の値段を、矯正方法や治療の段階別に解説しました。 歯科矯正をはじめるにあたり、どうしても値段は気になってしまうものです。
ただ一方で、重要になるのは矯正治療の質です。
安いからといって自分の歯の状態に合わない治療を選んでしまうと、後にさまざまなトラブルにつながります。
マウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)では、無料相談の際、hanaraviの適応にならないと判断された患者様にも、ワイヤー矯正やインビザラインなど、hanaravi以外の最適な治療法をお伝えしております。
提携医院は矯正の知識や経験が豊富な専門の歯科医師が在籍する厳選された医院のみなので安心です。
またhanaravi(ハナラビ)では、月額3,600円(税別)※1からマウスピース矯正を始めることができます。 ※1年利2.5%で91回払いの場合 質の高い治療を利用しやすい価格で受けていただきたい。その想いで、サービスを提供しています。
実際にhanaraviで矯正した人の費用例まとめ
実際に、hanaraviで治療を受けた人のモデルケースをご紹介します。
※費用はすべて税別です。
※治療の効果や期間には個人差があります。
①すきっ歯の治療症例(30万円・約6か月)
症状 | 正中離開(すきっ歯) |
---|---|
費用 | ¥300,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約6ヶ月 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 男性 |
治療内容 | 11番、21番が正中から離れている為、そこを優先的にマウスピースで動かしてで埋める。 それに伴い上下顎の軽度のガタツキを治療。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 この場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。歯を動か すことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考えられます。 先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行います。矯正治療中 に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがございます。矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考えられます。多くの場合 は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
このケースの治療期間は約6カ月で、費用総額は30万円(税別)でした。
②出っ歯の治療症例(45万円・約8ヶ月)
症状 | 上顎前突(出っ歯) |
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費用 | ¥450,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約8ヶ月 |
年齢 | 21歳 |
性別 | 女性 |
治療内容 | 11番、21番の前突をマウスピースにて舌側傾斜させて改善。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 こ の場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。 歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考え られます。 先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行い ます。 矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがござ います。. 矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考 えられます。 多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
こちらの症例の治療期間は8カ月ほどで、総額は45万円(税別)でした。
③歯のガタツキの治療症例(45万円・約1年)
症状 | 叢生(前歯のガタツキ) |
---|---|
費用 | ¥450,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約1年 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
治療内容 | 主訴は11番の前突、それによる歯列弓全体に及ぶ叢生をマウスピースを用いて改善。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 こ の場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。 歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考え られます。 先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行い ます。 矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがござ います。. 矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考 えられます。 多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
こちらのケースでは、約1年、45万円程度の費用で治療を行いました。
その他のhanaraviの特徴
- 「定額制」で余計な費用負担ナシ
- 「経験豊富な歯科医師」が担当するため、失敗も少ない
- 「矯正後のイメージを見て契約」で、予定通りの矯正を実現
- 「マウスピース矯正」で痛みも少なく、見た目も気にならない
- 「リテーナー1回無料」でアフターケアも万全
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