歯列矯正の治療はどのように行っていくのか細かく分からず、一歩踏み出せないでいる人も多いかと思います。
歯列矯正がどんな流れで進んでいくのか、大まかな費用や期間、症例によっての違いなども合わせて説明していきます。
目次
1.歯列矯正の流れと費用感
まず、矯正を始めてから、終了となるまでどのような流れですすみ、どのくらい歯医者に通院が必要になるのか、大体の流れを費用・期間と共に把握していきましょう。
(1)初期相談
所要時間:おおよそ30〜1時間程度。 歯列矯正を始める為には、まずはご自身の要望や矯正をしたいという意思表示を踏まえて、相談を歯医者で行うところから始まります。 所要時間:約1時間程度 相談を行い、矯正をやりたい!となった場合、いきなり装置をつけるのではなく、ご自身の口の中を詳しく検査していきます。 所要時間:15〜20分程度 行った検査に基づいて、どの種類の矯正装置を使用するか、かかる期間はおおよそどのくらいか、などその人の歯列矯正の治療計画を提案してもらい、 所要時間:約2時間程度 提案された治療計画・見積もりに同意された場合、矯正治療がスタートします。 所要時間:30分程度 装置を最初につけたらそのまま期間を過ごすわけではありません。 期間:約1〜2年程度 検診を受けながら矯正治療を続け、歯並びが揃い、装置が外れると、保定器具をつけて過ごす「保定期間」という仕上げの段階に入ります。 矯正の期間は半年から3年と先ほど述べましたが、お口の中の状態によって少し変わっていきます。 上の歯が下の歯と比べて極端に出ている状態を「上顎前突(出っ歯)」と呼びます。 マウスピース:3ヶ月〜1年半程度 歯と歯の間に隙間が生じて離れている状態を「すきっ歯」と呼びます。 マウスピース:1ヶ月〜1年程度 (3)叢生 歯の大きさに比べて顎が小さく、歯が並びきらず、重なっている状態を「叢生(そうせい)」といいます。 マウスピース:3ヶ月〜1年半程度 「歯列矯正」と一口に言っても、かみ合わせの状態は症例や患者さんの状態によってさまざまに変わり、それによって取るべき手順や費用、期間なども異なってきます。 月々3,600円(税別)から始められるマウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)では、矯正の経験豊富な歯科医師のみと提携しており、安心して治療を受けられます。 またそのほかの特徴として、 などがあり、安心できる矯正治療を、手間なく、お手頃な価格で始めることができます。 公式LINEアカウントから症状別の費用目安がチェックできますので、まずはお気軽にご確認ください。
費用:3,000〜10,000円程度。無料カウンセリングとしている医院も有り
この時に先生とのコミュニケションをとることも矯正期間は長くかかる為、少なからず重要なポイントとなってきます。
人によっては何箇所かの医院を尋ね、自分の信用できる医院を見定める・・・というケースもあります。
自分の矯正期間を快適に過ごすために大切になってくるのがこの初期相談です。(2)検査
費用:矯正代とは異なり、保険適応外となる為3,000〜10,000円と少し大きくかかる場合があります。
骨格、顔の印象、口腔内の状態(現在の歯並び、虫歯の有無、歯周病の状態、顎の骨・・など)を見ていくためにレントゲンや写真の撮影、先生による視診をしていきます。
現在の口腔内の状態を詳しく先生に知ってもらうことは、歯列矯正が失敗するリスクを下げることに繋がります。(3)治療計画の提案・見積もり
費用:再診料のみの場合もあるため数千円
一緒にかかる費用の見積もりも出してもらいます。
また矯正の種類には、ブラケットと呼ばれる器具を装着するワイヤー矯正と、透明なマウスピースを装着するマウスピース矯正とがあり、それぞれ価格が異なります。
マウスピース矯正ではワイヤータイプの矯正よりも比較的金額が抑えられる傾向があります。(4)矯正治療の開始
費用:つける器具、期間によって異なるが70〜150万程度
虫歯がある場合は虫歯の治療をしてから。
矯正をするにあたって抜歯が必要な場合は抜歯をしてから。と、口の中の状態に合わせて開始の仕方はさまざまです。
虫歯治療・抜歯等が完了するとブラケットやワイヤー装置をつけたり、マウスピースを装着したり、と器具を装着し、
みなさんが頭に思い浮かべる「矯正中」の状態になります。
そして、矯正治療の期間は口の中の状態によって異なりますが、半年〜3年ぐらいかかるのが一般的です。(5)定期的な検診・チェック
費用:費用は矯正代とは異なり調整費としてかかるため毎回5,000円前後かかる場合が多いですが、中にはこの調整費を取らない歯医者もあります。
歯が順調に動いているか確認するために定期的な検診・チェックを行う為にも歯医者に定期的に通院する必要があります。
器具の調整も行いますので矯正中はこの検診は欠かせません。始めたばかりの時期は大きく歯が動いたり、痛みも大きかったりする為、
1週間に1度や、2週間に1度のペースで通院します。
ある程度安定してくると1ヶ月、2ヶ月に1度など、比較的少ない回数での検診になる場合が多いでしょう。(6)保定器具(リテーナー)の装着
費用:月5,000円程度
歯列矯正には後戻りというせっかく揃えた歯並びがまたガタガタに戻ってしまうケースがあるため、この保定期間はとても重要になってきます。
矯正中の定期的な検診に比べて、通院する回数は2・3ヶ月に1度や半年に1度など、少ない回数での通院となります。
このような流れで一般的には矯正治療を進めていきます。
また、矯正開始前に治療にかかる総額を提示し、追加の費用は頂きません。 2.歯列矯正の期間はどのくらい?症例別に解説
症例別におおよその期間をワイヤー、マウスピース別に説明します。
(1)出っ歯
上顎前突を治すには、矯正器具を使って、出ている歯を中に入れる治療が必要です。
ワイヤー :1年〜2年半程度(2)すきっ歯
すきっ歯を治すには、矯正器具で隙間をなくして歯を中にいれる治療が必要になります。
ワイヤー :1ヶ月〜1年程度
一般的に犬歯が外側に出ていることを「八重歯」と呼び、八重歯も叢生の一種です。
叢生を治すには、矯正器具を使って、歯の並ぶスペースを確保して、綺麗に並べる治療が必要です
ワイヤー :1年〜2年半程度3.時間がなくても通えるマウスピース矯正「hanaravi(ハナラビ)」
矯正には通常の虫歯治療とは異なる専門知識が必要になるため、矯正の専門知識を持った医師のもと治療を受けることが最適です。
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