歯が前に出ていることによって口元も前に出ている状態を指す「口ゴボ(くちごぼ)」。
口ゴボの方は、これを改善することで美しい横顔(Eライン)を手に入れることができます。
この記事では、口ゴボの原因や直し方、よくある疑問などについて解説します。
「口ゴボってなに?」
「口ゴボの原因は?」
「口ゴボの治し方を知りたい」
という人はぜひ、本記事を参考にしてください。
`目次
1.口ゴボとは
口ゴボとは、口元が(上唇・下唇がともに)前にモコっと出た状態のことをいいます。
以下の画像のとおり、Eラインよりも口元が前に出ている人は「口ゴボ」に該当します。
上唇だけ前に出ることでEラインが崩れることもありますが、正確には、上唇と下唇の両方が前に出ている状態を口ゴボと定義します。
2.口ゴボの原因
口ゴボの代表的な原因は3つあります。
- アドノイド肥大
- 先天的・遺伝的な原因
- 後天的な原因
(1)アドノイド肥大
1つ目に挙げられる口ゴボの原因は「アデノイド肥大」です。
アデノイド肥大とは、鼻の奥の上咽頭にあるリンパ組織のかたまり(アデノイド)が肥大した状態のことです。
アデノイド肥大が生じると、口ゴボになるほか、鼻詰まりや口呼吸、いびき、睡眠時無呼吸などの症状も発生します。
アデノイド肥大によって口ゴボになっている場合、健康的な被害が生じている可能性があります。気になる方は病院で医師に相談してください。
患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。
(2)先天的・遺伝的な問題|顔の形や骨格
2つ目に挙げられる口ゴボの原因は「先天的・遺伝的な問題」です。
口元は親からの遺伝による影響を大きく受ける部位です。
遺伝によって歯が前突していたり、顎の骨が前に突き出てりしていると、口ゴボになっている可能性も高いでしょう。
遺伝による口ゴボは、骨格に起因するケースと、歯並びに起因するケースの2種類に分けられます。
それぞれの治し方・治す費用については後述します。
(3)後天的な問題|習慣や癖
口ゴボは、習慣や癖などの後天的な問題によって引き起こされるケースもあります。
具体的には以下のような習慣・癖が原因で口ゴボになります。
- 口呼吸が習慣化している
- 柔らかい食べ物に偏った食生活を送っている
- 下唇を噛む癖を持っている
- 舌を前歯で押す癖を持っている
- 正しい位置に舌を収めていない
- よく爪を噛む癖がある
- 子供の頃、指しゃぶりが癖だった
上記のような習慣・癖がある場合、口元の筋肉または顎の骨が未発達になったり、衰えたりといった問題を抱え、結果として口ゴボになることがあります。
歯科矯正などの治療を行ううえでも、こうした悪習慣・癖の改善は重要です。早期に改善しましょう。
3.口ゴボの影響(デメリット)
口ゴボになる、あるいは口ゴボを放置すると、以下のようなデメリットが生じます。
- 見た目のコンプレックスが生じる
- 咀嚼や発音に悪影響が出る
- 虫歯や歯周病などのリスクが高まる
(1)見た目のコンプレックスが生じる
口ゴボになると、もちろん見た目のコンプレックスが生じる可能性があります。
歯科矯正などによって改善できれば、コンプレックスの解消につながるでしょう。
また、外見はビジネスシーンにおいても重要だといわれています。
テキサス大学の教授のDaniel S.Hamermesh氏の調査によると、見た目は収入にも影響します。
同調査では、容姿が全体の下位10%に該当するグループの時給は平均よりも10%低く、逆に上位30%のグループの時給は平均よりも5%高いという結果が得られたそうです。
参考:Beauty and the Labor Market|Daniel S.Hamermesh
こうしたデータからも、口ゴボを治療し、見た目を改善することはビジネスにおいても重要だと言えます。
矯正前から矯正後までの歯の動きを動画で確認することができ、具体的な仕上がりイメージを確認したうえで矯正を始められます。
【3Dシミュレーションのイメージ】
(2)咀嚼や発音に悪影響が出る
口ゴボの人は歯の噛み合わせが悪かったり、口周りの筋肉の発達が不十分なケースが多いです。
噛み合わせが悪いと、顎の関節や咬筋に無理な負担が生じる可能性もあります。
これにより、顎関節症や頭痛、肩こりといった身体的な不調が生じている方もいます。
また、噛み合わせの悪さや口周辺の筋肉の衰えにより、発音・滑舌に問題が生じている人もいるでしょう。
これらの症状の改善は、長期的なQOL(生活の質)の担保や、将来的に発生する医療費の削減につながります。
(3)虫歯や歯周病などのリスクが高まる
口ゴボの人は口が自然と空きやすい体質になります。
口を開けっぱなしになると、口腔内が乾燥し、唾液の量が減ります。
唾液は口の中を守るのに重要な役割を果たしていますが、その唾液が減ることで虫歯や歯周病のリスクが高まります。
なお、口腔中が乾燥すると、口臭がキツくなる場合もあります。
4.口ゴボの治し方
ここでは、以下の2つの原因による口ゴボの治療法を紹介します。
- 歯並びに起因する口ゴボ:歯科矯正
- 骨格に起因する口ゴボ:外科矯正・美容整形
(1)歯並びに起因する口ゴボの治し方|歯科矯正
歯並びに起因する口ゴボは、歯科矯正によって治すことができます。
歯科矯正にはさまざまな方法がありますが、以下では代表的な3つの治療方法をご紹介します。
- マウスピース矯正
- 表側矯正
- 裏側矯正
①マウスピース矯正
マウスピース矯正とは、薄く透明な矯正用マウスピースを使って歯を動かす治療法のことです。
マウスピース矯正では、少しずつ形が異なる矯正用マウスピースを装着・交換することで歯を動かします。
マウスピース矯正は、治療中の見た目が目立たず、また治療に伴う痛み・違和感が少ないというメリットがあります。
加えて、他の歯科矯正の方法よりも比較的リーズナブルな費用で治療でき、治療期間も短めなため、気軽にできる矯正方法として近年注目されています。
費用の相場は10万~100万円と幅がありますが、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
関連記事:マウスピース矯正の値段・料金の平均金額・相場は?ブランド別の比較や選ぶポイントも
②表側矯正(ワイヤー矯正)
表側矯正とは、歯の表面にワイヤー状の矯正装置を装着して治療を行う方法のことです。
見た目が目立つ点が最大のデメリットであり、治療中の痛み・違和感が比較的多いところも難点です。
一方、抜歯を伴う重度の歯並びの乱れを治療するケースなど、さまざまな症例に対応することができる点がメリットとなります。
後述する裏側矯正と比べると費用が安価であり、一般的に広く浸透している治療法にあたります。費用の相場は30万~100万円です。
関連記事:ワイヤー矯正の費用はいくらかかる?矯正の種類と相場を徹底解説!
③裏側矯正(ワイヤー矯正)
裏側矯正とは、歯の裏側にワイヤー・ブラケットを装着する矯正方法です。
治療中の見た目が目だない点がメリットになります。表側矯正と同様、幅広い症例に対応できる治療法となります。
ただ、裏側矯正は医師の高い技術を必要とするため、治療費が高額になり、また導入しているクリニックが少ないところが難点です。
費用の相場は40万~170万円になります。
関連記事:ワイヤー矯正の費用はいくらかかる?矯正の種類と相場を徹底解説!
患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。
(2)骨格に起因する口ゴボの治し方|外科矯正・美容整形
主に骨格に起因する口ゴボを治療する際は、骨格を削る手術などが必要になります。
具体的な治療法の代表例としては以下の2つが挙げられます。
- 外科矯正
- 美容整形
①外科矯正
外科矯正とは、あごの骨を切除する手術を併用しつつ、歯並びを矯正する治療方法です。
厚生労働大臣が定める疾患として診断されるなど、特定の条件を満たす場合は医療保険が適用されます。
費用が高額になるケースが多いので、気になる方は自分が保険適用できるか医師に相談してみると良いでしょう。
なかには無料相談を実施しているクリニックもあり、また弊社のhanaraviでも無料相談を行えます。気になる方は問い合わせください。
②美容整形
美容整形は、手術によって見た目の改善を行う治療方法です。
口ゴボの場合は、顎の骨を切除するなどして見た目の印象を整えます
前述した外科手術は、歯並びや顎関節の機能面の改善を重視する治療になりますが、美容整形では審美面を改善することに重きが置かれます。
美容整形の場合もケースによっては高額になるので気になる方は専門の美容外科などにお問い合わせください。
5. 歯科矯正によって口ゴボ(出っ歯)を改善した事例
実際に治療を行った場合、どのような変化が得られるのでしょうか。
マウスピース矯正のhanaraviで、口ゴボの原因の一つである「出っ歯」の矯正を行った場合のビフォー・アフターを紹介します。
症状 | 上顎前突(出っ歯) |
---|---|
費用 | ¥450,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約8ヶ月 |
年齢 | 21歳 |
性別 | 女性 |
治療内容 | 11番、21番の前突をマウスピースにて舌側傾斜させて改善。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 こ の場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。 歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考え られます。 先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行い ます。 矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがござ います。. 矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考 えられます。 多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
このケースの治療費は30万円ほどで、治療期間は約6カ月です。
歯科矯正では、このように口元が前にでる症例も改善できます。
気になる方はまず無料相談から行ってください。
6.口ゴボに関するよくある疑問
最後に、口ゴボに関するよくある疑問と答えを紹介します。
口ゴボを自力で治す方法は?
口ゴボを自力で治すのはほぼ不可能です。
歯列矯正などを行わない限り自然と前に出た歯が後ろに戻ることはありません。
上述した通り、口ゴボにつながる習慣・癖はあるので、それらを直すことで口ゴボの予防を行うことはできますが、一度口ゴボになってしまうと自力で元に戻すことはできないでしょう。
口ゴボを治療する際の注意点は?
歯列矯正を行う際は、ただ歯並びの見た目を改善するだけではなく、噛み合わせなども考慮して治療ができる矯正歯科を探すことがおすすめです。
また、歯列矯正を始める時、大体の場合検査・診断を行ってからスタートとなりますが、その際に、治療のゴールを自分で認識してから治療を始めることも重要です。
下唇だけ出る症状もある?
口ゴボは、口元が全体としてモコっと飛び出た症状ですが、なかには「下唇だけ出てる」人もいます。
こうした症状の人は、下唇が出る原因や治し方について知る必要があります。
以下の記事で詳しく解説しているので、気になる人はご覧ください。
関連記事:下唇が出てる原因は?矯正方法や治療例、自力で治す方法も解説
7.口ゴボを治したいならマウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)へ
月額3,600円(税別)※1から始められるマウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)なら、リーズナブルな治療費で経験豊かな専門の歯科医師の治療が受けられます。
※1 年利2.5%で91回払いの場合
たくさん歯列矯正の情報があるなか、どんな歯列矯正をしようか迷っている方は、まず無料相談から始めてみましょう。
その他のhanaraviの特徴
- 「定額制」で余計な費用負担ナシ
- 「経験豊富な歯科医師」が担当するため、失敗も少ない
- 「矯正後のイメージを見て契約」で、予定通りの矯正を実現
- 「マウスピース矯正」で痛みも少なく、見た目も気にならない
- 「リテーナー1回無料」でアフターケアも万全
- 「LINEサポート」で通院不要
公式LINEアカウントから費用目安のチェックや無料相談のお申込ができます。まずはお気軽にご登録ください!