「子どもの矯正を考えているのだけど、いくらくらいかかるのかわからない」
「歯が生え変わってから矯正をしたほうが安いのか、それとも、生え変わる前に始めた方がいいのか」
このような悩みをもつ方は多くいらっしゃいます。
今回は、子どもの矯正費用の相場、始める時期による違い、よくある疑問についてお伝えしていきます。
目次
1. 子供の矯正の費用の相場
まずは、子どもの矯正費用の相場について見ていきましょう。
子どもの矯正は、6歳から12歳ごろの乳歯と永久歯が混在している時期におこなう「1期治療」と12歳以降の永久歯に生え変わったあとにおこなう「2期治療」の2つにわかれます。
「1期治療」「2期治療」それぞれについて以下で詳しく解説します。
(1)1期治療の費用の相場
1期治療は、6〜12歳ごろ乳歯と永久歯が混在する時期におこなう矯正治療のことです。
この時期は、骨格が成長する時期ですので、歯を並べるのではなく、骨の成長をコントロールしたり、歯並びを悪くする癖を抑えたりすることが目的です。
受け口や出っ歯など、症例ごとに装置が異なるのが特徴ですので、気になるかたは歯科医院で相談するのが良いでしょう。
装置毎にかかる費用は異なりますが、5~10万円程度であることが多いです。
1期矯正の主な矯正方法(矯正装置)と費用の目安は以下のとおりです。
(2)2期治療の費用の相場
2期治療は、12歳以降、永久歯に生え変わった時期におこなう治療です。
子どもの矯正ではありますが、行う治療は成人矯正と同じく歯を並べる治療になります。
マウスピース矯正とワイヤー矯正がありますが、マウスピース矯正はブランドによっては年齢制限がありますので、気になる方は歯科医院で確認してください。
なお、「高校生の矯正費用はいくら?」「大学生だといくら?」と気になる方は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:高校生の歯の矯正の値段は?若いうちに矯正するメリットや、方法別の費用の違いも
関連記事:歯の矯正は大学生でも払える値段?支払い方法や安く抑える方法を紹介
2. 辻希美さんの長男は中学2年生から矯正治療をスタート
2024年9月、元モーニング娘。でタレントの辻希美さんはブログにて、長男の青空(せいあ)さんが13歳にて歯科治療を開始したと報告しました。
青空さんは年齢的に2期治療にあたりますが、乳歯が自然には抜けづらい状態だったとのこと。
結果、乳歯5本を抜くという大がかりな施術が必要だったとしています。
抜歯後に矯正治療をスタートさせたそうですが、矯正治療を開始して2〜3日の間、固形物は一切食べることができなかったそうです。
矯正開始4日目あたりから、白米を柔らかく炊いたものなど、柔らかいものなら食べられるようになってきたと辻さんは報告しています。
お肉も食べたいという青空さんに、今後は豆腐ハンバーグなども作ってみようかと試行錯誤中の辻さん。
ブログでの報告を見ると、子供の矯正治療では保護者の方々のサポートがとても大切なのだと思わされますね。
患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。
3.子供の矯正の段階ごとにかかる費用
次に、初診や検査、矯正中にかかる費用など、矯正の段階ごとにかかる費用について説明していきます。
それぞれの段階でかかる費用について簡単な表をまとめました。
なお、矯正中にかかる費用は、矯正器具、調整料などを合計したものになります。
(1)矯正前にかかる費用
歯科矯正では、矯正前にも費用がかかります。以下の表にまとめた各治療ステップについて、以下で詳しく解説します。
①初診・カウンセリング:無料〜5,000円程度
初診、カウンセリングでは、治療に対する要望や不安なことなどを詳しく聞き取ります。
その後、歯科医師が軽くお口の中を確認し、適応症例の説明、流れ、料金などについての説明をおこないます。
初回の相談を無料で行っている歯科医院もありますので、確認してみましょう。
②精密検査・診断:20,000円~50,000円程度
①で初診・カウンセリングをおこなった後、より詳しい検査を希望される場合、また矯正開始を決定した場合には精密検査・診断をおこないます。
精密検査・診断では、レントゲン検査、顔貌写真、歯列模型を作成し、矯正スケジュールや完了後のイメージを作成していきます。
矯正前から矯正後までの歯の動きを動画で確認することができ、具体的な仕上がりイメージを確認したうえで矯正を始められます。
【3Dシミュレーションのイメージ】
(2)矯正中にかかる費用
矯正中にかかる費用は、症例、始める年齢やどの矯正器具を使うのかによってかなり異なります。
また、1期だけで治療が終わる場合や、1期の後に継続して2期治療が必要な場合でもそれぞれ費用がことなります。
矯正器具にかかる費用に加えて、診療ごとの調整料もかかることに注意しましょう。
①第1期矯正器具費用:10〜20万円程度
第1期では、歯並びや習癖によって、使用する器具が異なります。
一つの器具だけを使う場合もありますし、矯正の進行度合いによっては複数個使用する場合もあります。
実際にどのようなスケジュールで矯正が進んでいくかは、精密検査・診断を行ったあと歯科医院から提示されます。
②第2期矯正器具費用:30〜70万円程度
第2期は、1期よりも矯正装置を複数することは少ないです。
ワイヤー矯正には、表側矯正と裏側矯正があり、裏側矯正は、器具とワイヤーを歯の裏側に設置するため目立ちにくいですが、費用は表側にくらべて高くなります。
マウスピース矯正は、部分矯正か全体矯正かによって期間や費用がことなります。
また、マウスピース矯正ブランドによっては年齢制限がある場合もあるので確認しましょう。
③調整料:無料〜5,000円程度
1期2期ともに矯正器具代とは別に、通院時に調整料がかかります。
マウスピース矯正は、通院が不要なブランドの場合、調整料はかかりません。
また、はじめに提示される総額に調整料が含まれる矯正の場合も、追加の調整費用は発生しません。
(3)矯正後にかかる費用
矯正治療後は、2期終了後に歯がもとに戻るのを防ぐために「リテーナー」を作る費用や、1期から2期の間の歯並びやかみ合わせを確認する診療費などがかかります。
①第1期矯正終了後観察料:1回5,000〜10,000円程度
1期終了後は、まだ永久歯が生えそろっていない場合があるため、永久歯の交換やその後の顎の成長、かみ合わせなどを3ヶ月〜半年に一度確認します。
2期に移行する必要がない場合には、矯正終了となります。
なお、1期終了後は基本的にはリテーナーは作成しません。
②第2期矯正終了後観察料:1回5,000〜10,000円程度
2期終了後も、顎や歯並びが変化するため、3ヶ月〜半年に一度継続的に診察をおこないます。
歯並びがもとに戻らないように保定装置(リテーナー)を制作し、装着します。
③保定装置:5〜10万円程度
2期治療終了後は、歯がもとに戻らないように、保定装置を制作し、装着します。
保定装置は取り外し式で、マウスピースタイプの物、ワイヤータイプのものなどがあります。
患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。
4. 子供の矯正の支払い方法について
子どもの矯正の支払い方法は、一度にすべての治療の総額を支払う「トータルフィー制(総額制)」と、治療毎に発生する料金をその都度支払う「処置別支払い制」に別れます。
歯科医院毎に、どちらの支払い方法なのか異なるため、事前に確認しておきましょう。
(1)トータルフィー制(総額制)
トータルフィー制(総額制)とは、治療開始(精密検査)から治療完了(保定期間)まで、必要なすべて料金を全額支払う方法です。
矯正全体でいくらかかるのかがわかりやすく、装置代や通院時の調整費が追加で必要ないのがメリットになります。
一方、治療が予定よりもスムーズに進んだ(処置別支払いだったら安く済む)場合も治療費が変わらないというデメリットがあります。
また、保険診療で行われる乳歯の抜歯やむし歯治療費など、総額に含まれていない金額もあります。
(2)処置別支払い制
処置別支払い制は、治療毎に発生する料金をその都度支払う方法です。
処置毎に請求されるため、途中でやめられたり、早く治療が進んだ場合は安く済んだりというメリットがあります。
一方、総額でいくらかかるのかがわかりにくく、矯正期間が長くなってしまった場合、調整費用が高くつくというデメリットがあります。
(3)初期費用の負担を抑えたい人にはデンタルローンという手段も
高額になりがちな矯正治療ですが、近年では、医療費の負担を軽減するために、デンタルローンを利用する方が増えています。
デンタルローンとは、歯科治療費に特化したローンのことです。
デンタルローンを利用するメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。
メリット |
説明 |
---|---|
無理なく支払いができる |
月々の支払額を抑え、計画的に返済していくことが可能になります。 |
治療開始時期を早められる |
治療費の準備が整うまで待つ必要がなく、希望するタイミングで治療を開始できます。 |
手持ち資金を減らさずに済む |
高額な治療費を一度に支払う必要がなく、生活資金への影響を抑えられます。 |
デンタルローンを使用する場合、デンタルローンに対応したクリニックを選ぶようにしましょう。
また、利用には事前審査が必要となる点に注意してください。
5. 子供の矯正費用でよくある疑問
子どもの矯正費用でよくある疑問についてお答えしていきます。
(1)保険適用の対象になるか?
矯正治療は、原則的に子どもの大人も保険適応外になります。
保険適応になるのは、病気の治療などの場合なので、審美目的の治療である保険治療は保険適応になりません。
一部、口唇口蓋裂や発育不全、多数歯欠損などの先天的な障害は、保険適応になるケースもあります。
(2)医療費控除の対象になるか?
子どもの矯正費用は、医療費控除の対象になります。
医療費控除とは、1年間で支払った自身や家族の医療費が10万円を超えた場合に一定の所得控除を受けられる制度のことです。
精密診断や治療器具、調整料などが対象になるため、領収書を手元にとっておき、確定申告時に申告するようにしましょう。
多くの方が確定申告も含め、医療費控除についてわからない部分が多いと思いますので、心配な方はお近くの税務署に聞いてみると良いでしょう。
6. 矯正でわからないことを聞きたいならマウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)へ
月々3,600円から始められるマウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)なら、支払いの負担を抑えながら歯科矯正を行うことができます。
ワイヤー矯正のもマウスピース矯正にも詳しい経験豊富な医師が治療を担当するため、安心して矯正が行えます。
「費用や支払い方法について詳しく聞きたい」という人は、無料相談も行っているhanaraviでお問い合わせください。
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