すきっ歯がコンプレックスで、ごまかす方法を探している人は少なくありません。
この記事では、すきっぱをごまかす方法(治療)やすきっ歯の原因、すきっ歯を治す方法、そのままにするリスクなどについて解説します。
目次
1. すきっ歯は自力で治せる?
まず大前提として、すきっ歯を自力でごまかしたり、治したりするのは大変危険です。
前歯のすき間が閉じるように、自分で継続的な力を加えたとしても治ることはありません。
例えば歯列矯正では、矯正装置で常に一定の力を歯に加え続け、0.1ミリ単位で歯を移動させるという緻密な治療を施します。
万が一、自力で無茶な方向に力を加えて歯を動かしたとしても、歯列全体が乱れたり、歯周辺の組織に影響を及ぼし、歯の寿命を縮めてしまう危険性もあるでしょう。
むしろ歯の健康に悪影響が出たり、歯並びがさらに悪化したりする可能性が高いです。
このあと紹介する方法を活用して、歯やご自身に負担をかけない形での改善を心がけてください。
自分のすきっ歯に合った治療法を探している方は、ぜひhanaraviの無料相談をご活用ください。
2.すきっ歯を矯正治療以外でごまかす方法
すきっ歯は、歯科矯正などで歯を動かさずに見た目を改善する方法がいくつかあります。
主な「すきっ歯をごまかす方法」は、以下の3種類です。
これらのごまかす方法では、歯科用レジン(プラスティックの樹脂)やセラミック素材などを使って歯の隙間を改善していきます。
それぞれどのような方法なのか、具体的に解説します。
(1)ダイレクトボンディング
ダイレクトボンディングとは、歯科用レジン(プラスティックの樹脂)を歯に直接盛り付け、すきっ歯の隙間をふさぐ方法です。
歯の隙間をふさぐことで、見た目をごまかすことが可能です。
ダイレクトボンディングの特徴は、治療が早く終わる点です(一日で終わる場合もある)。
ラミネートベニアやセラミッククラウンに比べて、歯を削る量が少ないため、治療期間が短くなります。
注意点としては、強度が比較的弱いないことが挙げられます。
軽いすきっ歯に向いている方法となります。
【ダイレクトボンディングの注意点】
- 外れる可能性がある
- セラミックと比べて経年的に劣化する
- 直接治療するため歯科医師の技量によって出来上がりが左右される
【ダイレクトボンディングがおすすめの人】
- 軽度のすきっ歯
- 歯を削りたくない人
- 短期間で治したい人
(2)ラミネートベニア
ラミネートベニアとは、歯の表面をわずかに(0.5ミリほど)削って型取りをし、セラミックを貼り付ける治療法のことです。
すきっ歯の隙間部分を埋めるようにセラミックを貼り付けることで、すきっ歯をごまかすことができます。
ラミネートべニアで用いられるセラミックの特徴は、経年劣化が少ないことです。
ダイレクトボンディングで使用される歯科用のレジンと比べて、長期間に渡って美しい見た目を保てます。
型取りしてから最低でもおよそ2回の来院が必要です。
ダイレクトボンディングに比べて重度のすきっ歯に対応できます。
【ラミネートべニアの注意点】
- 外れる可能性がある
- 歯を削る必要性がある
- かみ合わせによって選択できない
【ラミネートベニアがおすすめの人】
- 上顎前歯の小〜中程度のすきっ歯の人
- 歯の形や色も気になる人
(3)セラミッククラウン
セラミッククラウンとは、歯を一回り削り、セラミックの被せものを被せる治療法のことです。
ラミネートべニアは似た治療法ですが、セラミッククラウンが歯を一周大きく削るのに対し、ラミネートべニアは歯の表面をわずかに削ります。
歯を大きく削る分、強度の高いセラミックを使う量が増え、前歯の突出・ねじれ・傾きなどを改善する効果が高まります。
歯を削る、型取りをする、被せものを制作するなどの作業があるため、最低でも2回の来院が必要です。
【セラミッククラウンの注意点】
- 歯を一回り削る必要がある
- かみ合わせや歯並びによっては歯の神経を取る必要がある
【セラミッククラウンがおすすめの人】
- 歯の隙間が大きい人
- 歯の形や傾きも改善したい人
患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。
3.すきっ歯をごまかさずに治す方法
すきっ歯をごまかすのではなく、しっかりと歯を動かして治す場合、以下の3つの方法が基本となります。
(1)マウスピース矯正
マウスピース矯正とは、薄く透明な矯正用マウスピースによって歯を動かす治療法のことです。
マウスピース矯正では、少しずつ形の異なるマウスピースを装着・交換していくことで歯を動かします。
マウスピース矯正の費用の相場は以下の通りです。
- 部分矯正の場合:10万~40万円
- 全体矯正の場合:60万~100万円
関連記事:前歯のみの部分矯正とは?矯正方法とメリット・デメリットを解説!
マウスピース矯正のブランドのなかには、自宅で経過観察できるタイプのブランドもあります。
hanaraviでは、LINEやスマホのカメラを使って治療の経過観察を行うので、検査など最低限の通院のみで治療ができます。
「通院のためにプライベートの時間を削ることなく治療したい」という方はぜひ、hanaraviの治療を検討ください。
(2)表側矯正(ワイヤー矯正)
表側矯正(ワイヤー矯正)とは、歯の表側にワイヤーなどをつけて歯を動かす矯正方法のことです。
表側矯正の最大のデメリットは、治療中の見た目が目立つ点です。
治療中の痛み・違和感が強いというデメリットもあります。
一方で、歴史が深い治療法なので、歯を大きく動かす治療等、多くの症例に対応できるというメリットがあります。
表側矯正の費用の相場は以下の通りです。
- 部分矯正の場合:30万~60万円
- 全体矯正の場合:60万~130万円
(3)裏側矯正(ワイヤー矯正)
裏側矯正(ワイヤー矯正)とは、歯の裏側にブラケット装置をつけてワイヤーの力で歯を動かす矯正方法です。
矯正装置を歯の裏側につけるため、矯正中の見た目が気にならないというメリットがあります。
一方で、高い専門技術が求められる治療法なので、治療費も高額になるというデメリットがあります。
また、マウスピース矯正・表側矯正と比べて治療期間が長くなる傾向があるので注意が必要です。
裏側矯正の費用の相場は以下の通りです。
- 部分矯正の場合:30万~60万円
- 全体矯正の場合:60万~130万円
「自分に合った矯正方法はどれだろう?」気になる方は、hanaraviにお問い合わせください!
4.すきっ歯を放置するリスク
すきっ歯を放置した場合に生じるリスクは主に4つあります。
(1)すきっ歯がひどくなる
すきっ歯を放置することで、歯の隙間が広がるなど、次第に症状がひどくなることがあります。
こうした症状は、歯茎などの口内環境の変化や、歯周病、悪習慣などによって発生します。
- 口内環境の変化:加齢や過度な強さのブラッシングによって歯茎が下がり、すきっ歯が進行するケース
- 歯周病:歯周病によって歯茎が下がり、すきっ歯が進行するケース
- 悪習慣:嚙む力が強すぎたり、就寝中に歯ぎしりする癖があったりして、歯の移動が起こり、すきっ歯が進行するケース
(2)胃や腸に負担がかかる
すきっ歯を放置することで、長年にわたって胃や腸に負担がかかる可能性もあります。
これは、噛み合わせに問題が生じているすきっ歯のケースで発生するリスクです。
噛み合わせが悪いと、歯で細かく砕けなかった食べ物がそのまま胃腸に送られ、胃や腸に負担がかかります。
これが成長期の場合だと、栄養摂取の効率も悪くなり、発育にも悪影響がでる可能性があります。
(3)虫歯や歯周病になるリスクが高まる
すきっ歯の放置は、虫歯や歯周病になるリスクの増加につながることもあります。
歯の隙間に食べ物が詰まってしまったり、ブラッシングがしにくくなったりすることで、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
(4)発音・滑舌が悪くなる
すきっ歯を放置すると、発音・滑舌が悪くなることもあります。
特にサ行の発音は、舌を前歯に当てながら息を発して発音するため、歯のすき間から息が漏れてしまうすきっ歯の場合だと、発音が難しくなります。
なにかしらの面接時や、商談の際には、発音・滑舌を含めた第一印象が重要になります。
発音などの問題があるすきっ歯の方は、若いうちに治療を行うのがおすすめです。
矯正前から矯正後までの歯の動きを動画で確認することができ、具体的な仕上がりイメージを確認したうえで矯正を始められます。
5.すきっ歯になる原因とは
すきっ歯の治療を検討する際は、原因について理解を深めることも重要です。
すきっ歯の主な原因は3つあります。
(1)顎と歯の大きさのバランスが合っていない
1つ目のすきっ歯の原因は「顎と歯の大きさのバランスが合っていない」ことです。
歯並びは、歯の大きさと歯が並ぶ顎のスペースによって決まります。
前歯の大きさに対して、歯が生える顎のスペースが広すぎる場合にはすきっ歯になってしまいます。
多くの場合、顎の骨の大きさは先天的に決まっています。あるいは、子供の頃の習慣・癖などによって成長の仕方が決定することもあります。
いずれにせよ大人になってから自然にすきっ歯が治ることは少ないです。
(2)歯の本数が少ない
2つ目の原因は「歯の本数が少ない」ことです。歯が少ない原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 生まれつき前歯の本数が少ない
- 顎の中に埋まってしまい生えてこない
- 何らかの原因で歯を失ってしまった
乳歯の段階でも、歯の本数はレントゲンによって確認できます。
お子さまのすきっ歯が気になる場合は、歯科医院などで確認してみましょう。
(3)悪習慣や加齢
3つ目の理由は「舌を出す癖や加齢による変化」です。
日常的に舌を出す癖があると、前歯を後ろから舌が押してしまうため段々とすきっ歯になってしまいます。
また、加齢により歯茎が下がってしまったり、前歯が後ろから押されることによってもすきっ歯になります。
6.すきっ歯の治療でよくある疑問
最後に、すきっ歯の治療に関するよくある疑問についてお答えしていきます。
(1)そもそもすきっ歯とは
すきっ歯とは、何らかの原因で前歯に隙間がある状態のことです。
専門的には正中離開(前歯の中心に隙間がある状態)や空隙歯列(全体的に隙間がある状態)と呼ばれます。
上の前歯に隙間がある状態だけではなく、下の歯に隙間がある状態もすきっ歯に該当します。
「自分のすきっ歯は治すべきなのか…?」と気になる方は、矯正専門の歯科医師に相談しましょう。
マウスピース矯正のhanaraviなら、無料相談も実施しているのでお気軽にお問い合わせください。
(2)すきっ歯は自然に治る?
すきっ歯は基本的に自然に治ることはありません。
乳歯から永久歯に生え変わる成長期の段階(1期治療期間)であれば、歯が生え変わる過程で前歯のすき間が閉じるケースはあります。
しかし、成長期を終えた以降のすきっ歯が治る可能性は限りなく低いです。
(3)すきっ歯の治療は保険適用できる?
すきっ歯の治療は基本的には保険適応外です。
健康保険は、病気の治療に対してしか使えません。原則として、すきっ歯の治療は審美目的のため、保険を使用することはできず、自費診療になります。
先天性の疾患や、多数歯欠損のケースなど、矯正治療において保険適応になるケースはあります。
自分の歯並びが保険適応に該当するか知りたい人は、歯科医院・クリニックなどに相談してみましょう。
(4)すきっ歯の治療を安く行う方法は?
すきっ歯の治療をなるべく安く抑えるためには、いくつかの方法があります。
①安い治療法を選択する
歯の位置を動かす矯正治療は費用と期間がかかります。
位置を動かさずに見た目を整える方法(ダイレクトボンディングやラミネートベニアなど)であれば、費用を抑えることが可能です。
しかし、ダイレクトボンディングやラミネートベニアは、上述したとおり「外れやすい」「歯を削る必要がある」などのデメリットがあります。
歯科医院に費用面での不安や歯並びの状態などを相談して、自分に合った治療方法を見つけましょう。
②部分矯正を検討する
歯科矯正には、全体矯正(歯列全体を矯正する方法)と部分矯正(前歯だけなど狭い範囲の歯並びだけ矯正する方法)があります。
全体矯正 | 部分矯正 | |
特徴 | 【メリット】 ・奥歯を含む歯列全体を矯正できる ・かみ合わせを整えることもできる ・抜歯を伴う大きな歯の移動を行う矯正に対応できる ・対応出来る症例が多い【デメリット】 ・矯正期間が比較的長い ・値段が比較的高い |
【メリット】 ・前歯のみ/一本のみなど部分的に矯正できる ・矯正期間が短い ・値段が安い【デメリット】 ・嚙み合わせまで直すことができない場合が多い ・奥歯は矯正できない |
値段 | 目安としては60~130万円程度 ※裏側矯正だと100~170万円 |
30~60万円 ※裏側矯正だと40~70万円 |
※「ワイヤー矯正」の場合。左右に動かしてご確認いただけます。
部分矯正を選ぶことで費用を抑えることができます。
ワイヤー矯正・マウスピース矯正ともに部分矯正があります。気になる人は、医師と相談のうえ、部分矯正を検討してもよいでしょう。
③安価な矯正方法を選択する
ワイヤー矯正に比べてマウスピース矯正の方が費用を抑えることができます。
すきっ歯であれば、マウスピース矯正でも治せるケースがほとんどです。
どれくらいの費用で矯正を行えるかについては、LINEで確認してみましょう。
7.すきっ歯をごまかさずに直すならマウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)へ
すきっ歯をごまかさずに矯正治療で直す際は、月々4,700円から始められるマウスピース矯正のhanaravi(ハナラビ)がおすすめです。
hanaraviの場合、月額3,600円(税別)※でマウスピース矯正の治療を受けられます。
※Basicプラン(30万円(税別)プラン)で年利2.5%で91回払いのデンタルローンを利用した場合
以下のケースは、約6か月の治療期間で30万円程度の治療費をかけたhanaraviの事例です。
症状 | 正中離開(すきっ歯) |
---|---|
費用 | ¥300,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み) |
期間 | 約6ヶ月 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 男性 |
治療内容 | 11番、21番が正中から離れている為、そこを優先的にマウスピースで動かしてで埋める。 それに伴い上下顎の軽度のガタツキを治療。 |
リスク | 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。この場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考えられます。先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行います。矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがございます。矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考えられます。多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。 |
その他のhanaraviの特徴
- 「定額制」で余計な費用負担ナシ
- 「経験豊富な歯科医師」が担当するため、失敗も少ない
- 「矯正後のイメージを見て契約」で、予定通りの矯正を実現
- 「マウスピース矯正」で痛みも少なく、見た目も気にならない
- 「リテーナー1回無料」でアフターケアも万全
- 「LINEサポート」で通院不要
公式LINEアカウントから症状別の費用目安がチェックできますので、まずはお気軽にご確認ください。