「ハの字状に生えている前歯の治療費用っていくら?」
「ねじれのある歯並びって矯正できるの?」
そんなお悩みを持つ人が少なくありません。
そこでこの記事では、ハの字(八の字)にねじれて生えた前歯の矯正方法や費用・期間について解説します。
自分の歯並びだと矯正にいくらかかるんだろう?と気になる人は、LINEから無料相談にお問い合わせください!
目次
1.前歯がハの字にねじれている「捻転(ねんてん)」の種類

※hanaraviの患者様提供。転載不可
歯がねじれたように生えることを「捻転(ねんてん)」といいます。
八の字になっているといった歯の捻転には、いくつかの種類があります。
上の写真のように、中切歯(上の歯の中央の歯)が咬合面から見て、左右対称に逆ハの字にねじれて生えた状態は「翼状捻転(よくじょうねんてん)」といいます。
逆に、ハの字状にねじれて生えている状態を「相対捻転(そうたいねんてん)」といいます。
2. 八の字の前歯を矯正する2つの方法〜「部分矯正」と「全体矯正」
前歯がねじれた状態を解消する場合、「部分矯正」と「全体矯正」という2種類の治療方法で処置します。
それぞれの治療方法の特徴は、以下の通りです。
(1)部分矯正|限られた範囲を治療するので短期間・低コストなのが特徴
部分矯正は、前歯だけ・一本だけなど一部の歯列のみ治療する矯正方法のことです。
前歯だけなど一部の歯列を矯正するだけでいい、歯並びの乱れが比較的軽度な人に用いられます。
また、「前歯の印象だけ変えたい」などの希望を持つ患者様にも用いられることが多いです。
部分矯正は矯正範囲が狭いため、数ヶ月など短期間で治療を完了できるケースもあります。
また、治療範囲が少ないため費用も少なく抑えやすいです。
(2)全体矯正|歯並びを包括的に治療して噛み合わせを改善
全体矯正は、文字どおり歯並び全体を矯正する方法です。
部分矯正の場合、一部の歯並びだけを改善するため噛み合わせなどを改善できないことがあります。
歯並び全体がガタガタしている、奥歯も含めて歯を動かす必要があるといった症例に対応しているのが、全体矯正の特徴です。
部分矯正を希望していても、患者様の歯並びによっては全体矯正での治療を提案されることがあります。
どちらの矯正方法が適しているかは個人差が非常に大きいです。
自分にぴったりな治療方法を知りたいという人は、ぜひhanaraviの無料相談にお問い合わせください!
3.前歯のハの字・ねじれを矯正する4つの治療方法と費用を紹介!
実際に、前歯がハの字にねじれている状態を改善したい場合、4つの治療方法が主に採用されます。
それぞれの治療方法の特徴と費用をまとめて解説します!
治療方法 | 特徴 | 治療期間 | 費用 |
表側矯正(ワイヤー矯正) |
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2年程度 | 60万~130万円
※部分矯正の場合は30~60万円 |
裏側矯正(ワイヤー矯正) |
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およそ3年 | 100万~170万円
※部分矯正の場合は40~70万円 |
マウスピース矯正 |
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1~2年 | 60万~100万円
※部分矯正の場合は10~40万円 |
セラミック矯正 |
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1〜3ヵ月 | 1本あたり5万〜20万円 |
※横スクロールで全文表示できます。
(1)表側矯正(ワイヤー矯正)|60万~130万円
ワイヤー表側矯正は、歯の表側にブラケットと呼ばれる器具をつけ、ワイヤーで歯を動かす矯正方法です。
いわゆる「矯正」といえば、ワイヤー矯正を思い浮かべる人がほとんどでしょう。
表側矯正は、捻転(ねじれ)の治療にも適しています。
表側矯正のメリットは、この後に紹介するマウスピース矯正よりもワイヤーを用いての矯正は歯を動かす力が強いため、多くの症例に対応できるということ。
逆にデメリットとしては、矯正装置が周りから目立つことと、治療中の痛み・違和感などが強い点が挙げられます。
(2)裏側矯正(ワイヤー矯正)|100万~170万円
裏側矯正は、歯の裏側にブラケットをつけ、ワイヤーで歯を動かす矯正方法になります。
矯正器具を裏側につけるため、表側矯正よりも見た目が気になりません。
裏側矯正のメリットは、表側矯正と同様に歯を動かす力が強いため、多くの症例に対応しているということ。
また、矯正装置が歯の裏側にあるため、治療の様子が目立ちません。
一方、矯正装置が舌に当たりやすく、発音が難しかったり違和感を強く覚える人がいます(たいていは治療中に慣れていきます)。
表側矯正よりも高い技術力が必要であり、費用は全体的に高くなりやすいです。
(3)マウスピース矯正|60万〜100万円
マウスピース矯正とは、薄い透明なマウスピースによって歯を動かす方法です。
矯正装置がワイヤー矯正よりも目立たず、痛みや不快感も弱いと言われています。
マウスピースの矯正装置は取り外し可能で、歯磨きや食事で外すことができるため、日常生活でのストレスを抑えられます。
ワイヤー矯正と比較すると費用が安いというメリットもあります。
八の字の歯や捻転にも対応可能ですが、ワイヤー矯正と比べて重度の歯列不良には対応できないケースがある点に注意が必要です。
また、マウスピースは着脱可能である反面、1日20時間以上装着しないと正しい矯正力を発揮しません。
キレイな歯並びを手に入れるには、計画的にマウスピースを付け外しできる自己管理能力が求められます。
(4)セラミック矯正|1本あたり5万〜20万円
セラミック矯正とは、改善したい歯を削り、セラミック製の被せ物(人工補綴物)をする矯正方法です。
「矯正」という言葉が使われていますが、歯を動かすのではなく、被せ物によって歯列を整える治療に該当します。
歯を動かさないので治療期間が短く、また治療中の痛み・違和感が少ない点がメリットです。
しかし、歯並びそのものを改善する治療ではない点と、被せ物が劣化した場合は再度治療が必要な点に注意しましょう。
セラミック矯正は使用素材によって、被せ物の費用が大きく変わります。
使用素材と処置する歯の本数によっては、他の矯正治療と同じかそれ以上の費用がかかってしまいます。
素材 | 費用相場(1本あたり) |
オールセラミック | 10~20万円 |
オールジルコニア(フルジルコニア) | 10~15万円 |
ジルコニアセラミック(PFZ) | 10~20万円 |
ハイブリッドセラミック | 5~15万円 |
メタルボンド | 8~15万円 |
4. 前歯がハの字状にねじれて生える原因
歯のねじれの原因はひとつではなく、さまざまな要因が重なり合ったケースもあります。
主な原因としては、以下の3点が挙げられます。
(1)遺伝的な要因
歯並びは、遺伝の影響を大きく受けます。
歯並び自体が遺伝するというよりは、歯の大きさや骨格が遺伝したことで同じような歯並びになることが多いでしょう。
両親や親類の前歯がハの字状に生えている場合、子どもの前歯もハの字状に生えてくる可能性があります。
(2)顎が小さい
歯の大きさに対して顎が小さいと、歯が生えるスペースが不足して歯がねじれたように生えてくることがあります。
そもそも顎が小さい人は歯並びが悪くなりやすいため、叢生(ガタツキ)と捻転(ねじれ)の両方が生じている人も多くいます。
(3)歯が大きい
顎の大きさが普通でも、歯が大きければ、顎が小さい人同様に歯が並ぶためのスペースが不足します。
そのため、叢生(ガタツキ)や捻転(ねじれ)が生じやすくなります。
スペース不足で捻転が生じている場合は、前歯を回転させるだけでは矯正が難しい場合が多いため、歯並び全体を治療する必要がある可能性があります。
hanaraviでは、矯正前に以下のような3Dのシミュレーション動画を作成します。
矯正前~矯正後までの歯が動きが先に見れるので、「もっとこうしたかった」と後悔しづらいのがhanaraviのメリットです。
事前に歯の動きが確認できるため、納得した上で治療を進められます。
5. 前歯のねじれを放置するとどうなる?
前歯のねじれは、放置すると以下のような影響を及ぼします。
(1)見た目が悪い
当然ですが、前歯は人から見えやすいためコンプレックスに感じる人が少なくありません。
特に中切歯(真ん中の歯)は一番に目に入るので、ねじれやガタツキがあると「歯並びが悪い人」という印象を与えやすくなります。
一方、矯正することで整った印象を与えやすいのも前歯なので、治療するメリットは大きいでしょう。
矯正前から矯正後までの歯の動きを動画で確認することができ、具体的な仕上がりイメージを確認したうえで矯正を始められます。
(2)虫歯・歯周病リスクが高まる
歯がねじれた状態のまま放置すると、虫歯や歯周病リスクが高まります。
歯ブラシやフロスが隅々まで届きづらく、磨き残しやすいためです。
歯周病により歯肉の色が悪くなると、口元の清潔感を失い、残念な印象を与えてしまうことも。
基本的に歯並びの悪さを放置して良いことはないので、早めに治療しましょう。
(3)嚙み合わせに問題が出やすい
歯がねじれた状態の人は、上下の歯が正しく噛み合っていない可能性が非常に高いです。
噛み合わせが悪いと、顎に不要な力がかかり顎関節症や肩こり、頭痛などを引き起こします。
また、咀嚼にも問題が出るため、胃腸に負担をかけやすいデメリットもあります。
6. 前歯のねじれを治したいときの矯正歯科の選び方
実際に「前歯のねじれを治したい!」「八の字の歯をキレイにしたい」と思った場合、どのように歯科医院を探せばいいのでしょうか?
クリニック選びに失敗しないために、次の6つのポイントを参考にしてみてください。
- 日本矯正歯科学会の認定医が在籍している
- 診療時間や立地がライフスタイルに合うか
- 自分に合った矯正方法を選べるか
- 費用や支払い方法が合っているか
- 歯科矯正のための設備が整っているか
- トラブルが生じた際のフォロー体制が整っているか
(1)日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているか
日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているかどうかは重要なポイントのひとつです。
日本矯正歯科学会とは、全国各地の7,000人程度の会員で構成される、日本を代表する歯科矯正学の学術団体のことです。
日本矯正歯科学会では、歯科矯正において適切な知識と経験を持つ医師を「認定医」「指導医」「臨床指導医」として認定しています。
矯正歯科の経験やスキルを確かめるためにも、担当する医師が「認定医」なのか確認するといいでしょう。
その理由は、矯正歯科の医師の経験やスキルを確かめる術は少ないためです。
口コミや紹介などである程度確認することもできるかもしれませんが、専門的な知識などを素人が判断するのは困難です。
日本矯正歯科学会では、歯並びの審美的な問題だけではなく、咬み合わせなどの機能面や、最新の医療技術を駆使した矯正の研修等を行っています。
そこで研鑽を積んだ医師を選べば、安心して治療を受けることができるはずです。
(参考:公益社団法人日本矯正歯科学会公式サイトより)
患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。
(2)診療時間や立地がライフスタイルに合うか
クリニックの営業日や立地があなたのライフスタイルに合っているかを確認しましょう。
仕事帰りに通いたい人は、遅い時間まで営業しているクリニックが合っているかもしれません。
一方で、hanaraviをはじめとしたオンラインでできるマウスピース矯正なら、最低限の通院回数で矯正治療を進められるので、立地や診療時間が合っていなくても問題ありません。
純粋に「歯科医師の質」で矯正歯科を選べるので、歯科医院を質で選びたい人や、近くに矯正歯科が無い人、定期的な通院が難しい人におすすめです。
(3)自分に合った矯正方法を選べるか
検討中のクリニックで、自分に合った矯正方法が選べるかどうかを確認しましょう。
従来のワイヤー矯正だけでなく、選択肢としてマウスピース矯正も選べるクリニックがおすすめです。
治療方法の選択肢が少ないクリニックだと、「もっと安い方法があったのに…」「他の方法も検討すればよかった」と後悔しかねません。
あなたのニーズに合った矯正方法を選べる歯科医院を選びましょう。
(4)費用や支払い方法が合っているか
クリニックによって、費用や支払い方法は異なります。
「安い費用のクリニックを選ぶ」という視点も重要ですが、失敗しないためには複数の観点からクリニックを吟味することが重要です。
また、支払い方法にも注意しましょう。
歯科矯正には、大きく分けて「治療ごとに支払いを行う方法(処置別払い制))」と「あらかじめ決まった総額を支払う方法(総額制)」があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。
総額制の特徴 | 処置別払い制の特徴 |
あらかじめ提示された総額を支払う方法
【メリット】 【デメリット】 |
治療を受けるたびに支払いを行う方法
【メリット】 【デメリット】 |
※横スクロールで全文表示できます。
(5)歯科矯正のための設備が整っているか
次のポイントは、「歯科矯正のための設備が整っているか」です。
たとえばセファログラム(矯正に使用されるレントゲン写真)撮影のための機材や、正確な診断を行うために3次元映像を撮影する「3DCT」という機器などの設備があるクリニックは、最新技術を駆使して正確な診断・治療を行っているクリニックという印象です。
従来の方法にこだわって新しい治療方法をおこなっていない歯科医院もあるので、しっかり治療をしましょう。
(6)トラブルが生じた際のフォロー体制が整っているか
「トラブルが生じた際のフォロー体制が整っているか」は非常に重要です。
なぜなら、矯正治療中は痛みや矯正装置の不具合等が生じやすいからです。
歯科矯正の知識がない人からすると、「これは大丈夫な痛み?」「この不具合って急いで受診したほうがいい?」という疑問が生じた際に、すぐに解決できなければ不安が募るばかりです。
また、連絡が取りづらかったり休診日が多い場合、処置が遅れてしまうことにもなりかねません。
そのため、トラブルが生じた際にすぐに連絡がつくか、フォロー体制が整っているかどうかは重要です。
不安なことや不具合が生じた際は、365日相談可能。クリニックとの連携もすぐにできるので、安心して治療を進められます。
7.ハの字状にねじれた歯に関するよくある質問と回答
ハの字状にねじれて生えてしまった歯に関するよくある質問にお答えしました。
参考にしてみてくださいね。
Q1.前歯だけの矯正でもねじれは治せる?
前歯だけを治療する部分矯正は、基本的に上下12本の前歯だけを対象にしています。
この範囲だけで歯並びをキレイにできる場合、部分矯正で前歯のねじれを矯正することは可能です。
前歯だけの部分矯正が向いている人は、以下のような人です。
- 手軽に見た目を整えたい
- あまりお金をかけたくない
- 前歯の歯並びだけが悪い
Q2.上の歯だけの矯正の相場はいくら?
部分矯正のなかでも、上の歯だけを治療する場合の相場は20万円~100万円程度とバラつきがあります。
治療方法や期間、不正咬合(歯並びの悪さ)の程度や」治療範囲によって、料金は大きく変化します。
今日ご紹介した治療方法のうち、マウスピース矯正を選択すると比較的低予算で治療を進められることが多いです。
Q3.前歯だけのマウスピース矯正の値段は?
前歯だけのマウスピース矯正の場合、30万円前後から治療ができる場合が多いです。
ただし、ねじれが大きい場合や奥歯まで動かす必要がある歯並びの場合は、部分矯正の適応ではない可能性もあります。
気になる人は、一度歯科医師の診断を受けてみましょう。
8.ハの字やねじれのある前歯を治療したい人はhanaravi(ハナラビ)へ
八の字の前歯や捻転のある前歯について、どれくらいの費用で治療できるのかは人によってさまざまです。
正確な費用を知りたい、最適な治療方法を知りたいという人は、hanaraviへご相談ください!
hanaraviは医師である各務康貴が、日本人の多くが抱えている歯の悩みを解決したいと思い立ち上げたマウスピース矯正ブランドです。
ワイヤー矯正・マウスピース矯正いずれにも詳しい、厳選された専門の歯科医師とのみ提携しています。
矯正経験が豊富な医師が治療を担当するので、安心して矯正ができます。
ハの字状にねじれて生えている前歯はもちろん、さまざまな歯並びの問題に対応しています。
料金についても、月々3,600円(税抜)※と非常にリーズナブルな価格で歯科矯正を受けられます(※Basicプラン年利2.5%で91回払いの場合)。
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