30代・40代・50代から歯科矯正する人のよくある後悔とは?|対処法も解説

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。 https://www.med.oita-u.ac.jp/ https://www.oita-u.ac.jp/
 

「30代から歯科矯正をはじめるのは遅い?」

「40代で歯科矯正して後悔するケースはある?」

「50代で歯科矯正する際の注意点は?」

こうした疑問・悩みを抱える人は多く見受けられます。

実際、大人になって歯科矯正をはじめた人の中には「後悔した」「失敗した」という人もいるため、気になる人はいるでしょう。

この記事では、30代・40代・50代から歯科矯正をはじめて後悔するケースや、その原因、対処法などを解説します。

歯科矯正を検討している人は参考にしてください。

1. 30代・40代・50代の歯科矯正でよくある後悔

30代・40代・50代の歯科矯正でよくある後悔としては、以下のような声が挙げられます。

  • 「もっと早く矯正すれば良かった」
  • 「きちんと複数のクリニックでカウンセリングを行えば良かった」
  • 「デメリットやリスクについてあまり知らなかった」
  • 「仕上がりイメージや料金についてしっかり確認すればよかった」

(1)「もっと早く矯正すれば良かった」

30代以降に歯科矯正を検討している人、あるいは歯科矯正を行った人のなかには、「もっと早く矯正すればよかった」と後悔してる人が少なくありません。

X(旧Twitter)で口コミを調査したところ、

「こんなに綺麗な歯並びが手に入るなら、もっと早く矯正すればよかった」という投稿をしてる人を多数見つけることができました。

「もっと早く始めればよかった」と後悔してる人の中には、「子供の頃に矯正しておけばよかった」というニュアンスで後悔をしている人もいます。

子供の矯正だと抜歯せずに矯正できるケースが多いためです。

子供の顎は、大人よりも骨がやわらかく、まだ発達段階にあたるため、抜歯以外の方法によって歯を動かすためのスペースを確保できるケースが多くあります。

(2)「きちんと複数のクリニックでカウンセリングを行えば良かった」

歯科矯正は、治療費が高く、治療期間も長いため、どこで治療するのかしっかり吟味することが重要です。

歯科矯正をした人のなかには、「きちんと複数のクリニックでカウンセリングを行えばよかった」と後悔している人もいます。

また、複数の矯正方法を比較検討することも大切です。

例えば、特定の矯正手法のみしか取扱いがなかったり、複数の矯正装置を取り扱っていても、治療を担当する歯科医師が得意な矯正方法をすすめる場合があります。

そのため、複数のクリニックでカウンセリングを行い、悩みや要望、治療のゴール、矯正方法などについて、本当に納得できる形で治療をスタートさせるのがおすすめです。

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(3)「デメリットやリスクについてあまり知らなかった」

歯科矯正にはデメリットやリスクが存在しますが、そのことを知らないまま治療を進めると、後で後悔する可能性があります。

具体的には、以下のようなリスク(後悔につながる状況・症状の発生)が挙げられます。

  • イメージしていた歯並びにならない:矯正によって変化した見た目が気に入らないケース。カウンセリング時に矯正のゴールやリスクを確認してなかった場合はさらに強い後悔につながる
  • 矯正期間の延長:計画通りに歯が動かず、治療期間が延びてしまうケース。追加費用が発生する可能性もある
  • 顎関節症:矯正によって噛み合わせが変化するなどして、顎関節症を発症したケース。顎を動かすと痛み・音が発生するようになったなど
  • 後戻りする:矯正後、歯が元の位置に戻ったケース。リテーナーの装着不足などによって生じる状態
  • 歯根の露出:歯の根っこ(歯根)が露出したケース。歯科矯正で起こり得る健康被害のひとつ
  • 歯根吸収:歯の根っこ(歯根)が短くなったケース。歯科矯正で起こり得る健康被害のひとつ

参考記事:歯科矯正でよくある7つの失敗事例!防ぐ方法と失敗後の対応も解説!

こうしたリスクについて知らないまま治療を進め、問題が発生した場合、強く後悔してしまうはずです。

>>後悔しないポイントについてはこちら

X(旧Twitter)でも、こうした歯科矯正のリスクが顕在化したことで後悔している人の投稿を確認することができます。

(4)「仕上がりイメージや料金についてしっかり確認すればよかった」

矯正の仕上がりイメージや、かかる費用についてしっかり確認してから契約すべきだったと後悔する声もよく聞かれます。

具体的には、「ただ綺麗になれば良い」と歯科医師に丸投げで仕上がりイメージ」「総額費用」をきちんと確認しなかったケースが挙げられます。

こうしたケースでは、矯正の仕上がりに満足できなくなる可能性や、想定外の形で治療費以外の料金がかかる可能性があります。

こうした後悔を抱えないためにも、「仕上がりイメージ」と「総額費用」の確認はしっかり行いましょう。

なお、hanaraviなら、事前に仕上がりイメージを3Dシミュレーションで確認できるので、「もっとこうしたかった」と後悔するリスクを低減できます。

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また、hanaraviの治療費は事前に総額がわかるトータルフィー制

最初に提示した料金以外に追加費用がかからないから、「思っていたよりお金がかかった」ということにならないのが魅力です。

まずは、無料相談にお越しください。

2. 30代以降に歯科矯正をはじめるメリット

このように歯科矯正をした人のなかには後悔を抱える人もいますが、一方で、30代以降の大人の歯科矯正には以下のようなメリットがあります。

  • 容姿の印象が良くなる
  • 虫歯・歯周病のリスクが低下する
  • 肩こりや頭痛の症状が改善されることもある
  • 胃腸の消化・吸収が改善される
  • 発音が改善される
  • 治療計画を立てやすい
  • 若い時より懐に余裕があるため選択肢が多い

(1)容姿の印象が良くなる

歯科矯正の最も大きなメリットの一つは「容姿の印象が良くなる」ことでしょう。

歯科矯正を行うと、出っ歯や歯のガタツキ、すきっ歯など、コンプレックスを感じている歯並びを改善することができます。

美容整形と違って顔の造形を変えるわけではないので、「なぜかわからないけど、若い頃より今の方が素敵だな」というさりげない印象を与えられます。

例えば、マウスピース矯正のhanaraviで治療した「すきっ歯」の例だと、以下のとおり見た目が改善されています。

すきっ歯の症例

症状 正中離開(すきっ歯)
費用 ¥300,000(検査代+処置代+アライナー代+リテーナー代込み)
期間 約6ヶ月
年齢 31歳
性別 男性
治療内容 11番、21番が正中から離れている為、そこを優先的にマウスピースで動かしてで埋める。
それに伴い上下顎の軽度のガタツキを治療。
リスク 歯を動かすことによって歯と歯肉との間に隙間ができてしまうことがございます。 この場合は歯を削る処置を行い歯同士をより密着させて隙間を無くす処置をとります。 歯を動かすことによって歯根が短くなり、治療後に歯がグラグラしてしまう事が考えられます。 先天的な要因でそのリスクが高い方にはレントゲンによる画像診断を行います。 矯正治療中に歯に大きな力が加わると稀に歯の神経が死んでしまうことがございます。矯正治療によって噛み合わせが変化し、顎関節症になってしまうリスクが考えられます。 多くの場合は経過観察を行っていく中で自然に治っていきます。

なお、歯科矯正では、歯並びの見た目だけではなく、Eライン(鼻先と顎を結んだライン)など顔の輪郭まで改善できるケースもあります。

Eラインが整った顔の人とそうではない人の比較画像

hanaraviが行った「Z世代に聞いた歯並びに関する調査」では、19歳~24歳の男女のうち、歯並びが悪い異性に対して「清潔感がない!」と回答した人は46%でした。

Z世代に聞いた歯並びに関する調査。歯並びが悪い異性に最も思っていることについて、「清潔感がない」と答えた人が46.0%いました。

(参考:【Z世代の「歯並び」に関する意識調査を実施】|PR TIMES

アメリカのテキサス大学のDaniel S Hamemesh氏の研究では、見た目の良い人と見た目が悪い人の平均収入を比較したところ、見た目が良い人の方が収入が高いことがわかりました。

見た目が収入に影響するかどうかの調査。容姿が下位10%の人は、時給が平均7~10%低い。一方、容姿が上位30%の人は時給が平均5%高いという調査結果が出ました。

このように見た目が良いことは、プライベートだけではなく、ビジネスシーンでのメリットにもつながっています。

歯科矯正によって見た目を改善できれば、こうしたさまざまなメリットを得ることができるでしょう。

(2)噛み合わせを改善できる

歯科矯正では、歯の審美面だけでなく、噛み合わせなど歯の機能面を改善することができます。

噛み合わせが改善されると、硬い食べ物でもしっかり噛めるようになり、食事を楽しみやすくなります。

よく噛むことで満腹中枢が刺激されやすくなるとも言われており、「歯科矯正してから食事の量が減った」という人もいます。

また、噛み合わせが悪いと、食べ物を咀嚼する際に顎の筋肉の負担が大きくなります。

これにより、首や肩など周辺の筋肉まで慢性的に緊張すると、肩こり・頭痛などが生じてしまいます。

こうした原因によって肩こり・頭痛が生じている人は、歯科矯正を通じて症状を軽減できることがあります。

(3)虫歯・歯周病のリスクが低下する

歯科矯正によって歯並びが整うと、虫歯・歯周病のリスクが低下します。

整っている歯並びは歯磨きなどのケアがしやすく、磨き残しが減るためです。

また、噛み合わせの改善によって咀嚼がスムーズになり、唾液の分泌量が増えることもあります。

年齢が上がるにつれて唾液量は減っていくといわれているので、これは嬉しいポイントです。

唾液の分泌量が増えると、虫歯・歯周病になりにくくなるほか、口臭を予防することもできます。

(4)発音が改善される

すきっ歯や出っ歯の人の中には、歯の隙間から息が漏れてしまうことで、発音が不明瞭になっている人もいます。

こうしたケースでは、歯科矯正によって発音が改善されることもあります。

20代以下の若者の場合、つたない発音でも「可愛い」と評価される場合がありますが、30代を越えてくると周りの目が厳しくなってきたと感じる人も少なくありません。

矯正で発音が改善できれば、幼い印象から信頼感のある印象への変貌を遂げられ、「良い歳のとりかたをしている人だな」という印象を与えられます。

(5)治療計画を立てやすい

大人の歯科矯正の場合、「治療計画を立てやすい」というメリットがあります。

小児とは違って、これから顎が発達したり、新たな歯が生えてくる可能性が低いため、大人の矯正では安定的な治療計画を立てられるのです。

(6)若い時より懐に余裕があるため選択肢が多い

10代・20代の場合、「お金がなくて矯正できない」「安い治療しかできない」ということが少なくありません。

30代以降の大人であれば、若い頃よりも懐に余裕があるため、より多くの選択肢の中から治療法を選択できる人が多いでしょう。

3. 大人の歯科矯正で後悔しないためのポイント

大人の歯科矯正で後悔しないためには、以下の5つのポイントを抑える必要があります。

(1)自分にあったクリニックを選ぶ

歯科矯正を行う際は、候補となるクリニックを複数ピックアップし、自分にあったクリニックを選ぶことが非常に重要です。

クリニックを選ぶ際は、以下のポイントをチェックすると良いでしょう。

  • 日本矯正歯科学会の認定医の資格があるか
  • 医師のコミュニケーションは適切か
  • 自分にあった矯正装置で治療できるか
  • 納得できる費用/支払い方法か
  • トラブル発生時のフォロー体制が整っているか
  • 歯科矯正の設備が整っているか

参考記事:矯正歯科の選び方を医師が解説!6つのポイントとよくある疑問も紹介

気になるクリニックがあるなら、まずはカウンセリングを行うことが重要です。

無料でカウンセリングを行っているクリニックもあるので、話だけでも聞いてみると良いでしょう。

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患者さんひとりひとりにあった、最適な矯正計画を提案します。

(2)治療のゴールを医師に確認する

歯科矯正では、治療のゴールを医師と確認することが非常に重要です。

「イメージしていた歯並びと違った」と後から後悔しないためにも、治療前に医師とゴールを共有する必要があります。

たとえばマウスピース矯正のhanaraviでは、3Dシミュレーションを通じて、治療後の歯並びのイメージを確認します。

このように治療のゴールを確認し、納得したうえで治療を開始することができれば、後悔を避けることができます。

長期間に及ぶ歯科矯正の治療のモチベーションを保つためにも、こうしたゴールの確認は必要でしょう。

hanaraviの3Dシミュレーションのイメージ】

hanaraviの特徴
hanaraviでは、矯正開始前に、患者さんの歯をスキャンし、詳細な3Dイメージを制作します。
矯正前から矯正後までの歯の動きを動画で確認することができ、具体的な仕上がりイメージを確認したうえで矯正を始められます。

(3)疑問があればカウンセリングで解消する

治療を開始するまえにカウンセリングにおいて、疑問を解消しなかった場合、あとで後悔につながる恐れがあります。

実際、矯正経験者の口コミのなかにも、カウンセリングの重要性を語るものは少なくありません。

矯正後のゴールや、矯正期間、総額費用、治療のリスク、患者として注意すべきことなど、気になる点はすべてカウンセリングで聞いておきましょう。

(4)通院をしっかり行う

歯科矯正の治療中は、医師による経過観察が必要になります。

ワイヤー矯正の場合は、月に1度ほど通院し、矯正装置(ワイヤー)の調整・交換などを行います。

この通院を医師の指示通りに行えなかった場合、予定通り歯が動かなくなる可能性があります。

治療が遅れ、矯正期間の延長や追加料金などが発生すれば、「きちんと通院すればよかった」と後悔してしまうはずです。

こうした後悔を避けるためにも、矯正中は医師の指示に従って通院を行う必要があります。

なお、マウスピース矯正の場合は、マウスピース型の矯正装置を取り替えていきながら治療を進めるため、通院回数が少ない傾向があります。

マウスピース矯正のhanaraviなら、LINEやカメラを使って経過観察を行うシステムを導入しており、最低限の通院で済みます。

「矯正したいけど通院が面倒くさい…」という人はぜひ、hanaraviの治療をご検討ください。

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hanaraviでは、LINEを使った相談・サポート体制を整えています。
初診による対面診断のあとは、最低限の通院で矯正を行っていただけます。

(5)治療を途中でやめない

歯科矯正では、治療が長期間に及ぶため、途中で治療を辞めてしまう人も少なくありません。

しかし治療を辞めてしまうと、動かした歯が元の位置に戻る「後戻り」が生じてしまいます。

後戻りが生じると、これまで矯正に費やしてきたお金・時間が無駄になってしまうので、治療を途中で辞めることは控えましょう。

5. 30代以降の歯科矯正に関するよくある疑問

最後に、30代以降の大人の歯科矯正に関するよくある疑問に答えていきます。

(1)何歳から矯正するのがおすすめ?

歯科矯正のベストなタイミングは、子供の矯正の場合、6~7歳ぐらいだといわれています(顎の骨の成長を利用して治療するため)。

大人の歯科矯正の場合は、特に年齢制限はなく、何歳からでも始めることができます。

ただ、若い人の方が歯や骨の新陳代謝が良いため、歯が動くスピードは速い傾向があります。

しかしいつからでも開始できるので、気になる人はクリニックで相談してみましょう。

(2)何歳まで歯科矯正できる?

歯科矯正には、「何歳まで」という制限はなく、何歳でも可能です。

もちろん、30代・40代・50代からでも歯科矯正を行えます。

実際、厚生労働省の調査(「患者調査 / 平成29年患者調査 上巻(全国)」)によると、歯列矯正をしている人は80代までいます。

ただし、年齢が高まるにつれて歯肉の状態が悪くなっている人が多く、その場合は歯科矯正のリスクが高まります。

つまり、年齢が高いと矯正できないケースもあるので、自分が歯科矯正できる状態かどうか知りたい人は、一度クリニックでカウンセリングを受けてみましょう。

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(3)歯科矯正の期間はどれくらい?

歯科矯正の期間は、平均すると1~2年半程度です。

しかし元々の歯並びや目標とする歯並び、年齢、矯正方法などによって治療期間は異なります。

例えば、前歯のみ・歯一本だけなど治療する部分矯正の場合、数ヶ月~6カ月ほどで治療が済むケースもあります。

自分の歯並びの治療期間が気になる人は、医師に相談してみると良いでしょう。

参考記事:矯正にかかる期間は平均どれくらい?短期間で矯正できる条件・方法を解説

6. 30代以降の後悔しない歯科矯正は、経験豊富な医師が治療を行うhanaravi

 

 

マウスピースを持った女性の写真。マウスピース矯正ハナラビは矯正を失敗したくないあなたのためのサービスです。

ここまで解説してきたとおり、30代以上の歯科矯正の経験者のなかには、「治療して後悔した」という気持ちを抱えている人も少なくありません。

歯科矯正で後悔を避けるために最も重要なことのひとつは、信頼できるクリニック・医師に相談を行うことです。

マウスピース矯正のhanaraviなら、経験豊富な医師のみが治療を担当するため、安心して矯正を行うことができます。

また、医療チームによるサポート体制も構築されており、困ったことがあれば365日相談可能です。

「後悔しない歯科矯正をしたい」という人はぜひ、無料相談も行っているhanaraviにお問い合わせください。

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